短答式試験直前期~当日の過ごし方②

目次

1.はじめに

今回は、短答式前日の過ごし方について書いていきます。前日と当日は合否に大きな影響を与える二日間です。会計士試験の学習方法などについては市販の書籍などからも情報を得ることができますが、前日や当日の過ごし方についての情報は実際に試験を受けた人から聞くことでしか入手できないと思いますので、このブログを参考にしていただけると幸いです。

 

2.前日の過ごし方

前日は、試験当日のリズムを掴んでおくためにと当日と同じ時間に起きて、試験の進行スケジュールに則って学習と休憩を繰り返しました。試験スケジュールに則って学習するといっても、その時間に過去問を解いていたわけではなく不安な箇所の復習を行っていました。大事なのは試験時間と同じ時間自分の最大限の集中力を発揮させて学習したあと、休憩時間はしっかり休むことです。本試験では集中力を最終科目の終了時まで維持させなければいけないので、集中力のメリハリをつける感覚を養っておいてください。ただ、休憩時間はしっかり休むといっても試験前日の貴重な時間をただボーッとしたりスマホをいじったりするのに使ってしまってはもったいないので、集中しなくてもできる学習や翌日の準備のために使うと良いと思います。夕方まで試験スケジュールに則って学習したあとは、受験会場がある仙台まで移動しました。

ここで、本題からは逸れますが東京で学習していた私がわざわざ仙台会場で受験した理由を説明しておきたいと思います。一番の理由は、試験会場の環境を良くしたいと思ったためです。実は、私が当時通っていた大学がよく会計士試験の会場になっていたのですがいつも通っている私としては、こんな狭い机で問題用紙や電卓を広げて不自由なく試験を受けることなんてできるわけがないと感じていました。また私は人が多いところがとにかく嫌いでそれだけでストレスになります。会計士受験者のほとんどが受ける東京会場は私にとって最悪の環境でした。そこで、東京ではなく受験者が少なく一人一人に与えられる机のスペースも広そうな地方会場で受験することに決めたのです。地方会場の中でも、仙台を選んだのは、自分の出身地が近いからなんとなく安心感があったためです。

実際仙台会場で受験してみて、自分の選択は大正解だったなと思いました。仙台会場では短答式の時の受験者が会場全体でも180名程しかいなかったため混雑感が一切ありませんでした。さらに、会場として大学の教室ではなく財務局が入っている合同庁舎を利用しているため机が大きく、それぞれの机の感覚も広いです。机の上には問題用紙、解答用紙、電卓を広げてもまだ余裕があり、隣の席の人との間隔も広いため自宅で学習しているときとほとんど変わらない環境で受験することができました。また、人が少ないため解答用紙の回収も一瞬で終わり休憩時間を存分に活用することができました。

東京近郊にお住まいの方は、わざわざ地方まで行って受験することに抵抗があるかも知れませんが、少しでも良い環境で試験を受けたい方や、東京で試験を受けた際にストレスを感じたことのある人はぜひ地方会場での受験を考えてみてください。地方会場で受験することにした際には、できるだけ早く会場徒歩圏内のホテルを予約しておきましょう。交通機関の乱れなどに巻き込まれる恐れがあるので当日の移動はおすすめしません。

話を戻して、試験前日の夕方以降の動きについてです。私はホテルに20時頃チェックインして、そのまま寝られるように移動をしました。ホテルから徒歩5分くらいのところに会場があったので、ホテルに行く途中に会場の下見をしておきました。入口が分かりにくかったり、実際に歩いてみると思ったより時間がかかったりといったこともあると思いますので、できるだけ前日までに会場の下見を済ませておくと良いと思います。ホテルにチェックインしたあとは、一切勉強をせずゆっくりお風呂に入ってリラックスして21時には布団に入りました。私の場合は朝食付きのプランでホテルの予約をとっていたので必要ありませんでしたが、自分で用意する必要がある方は試験当日の朝バタつかないように朝食(可能であれば昼食も)を用意しておくと良いでしょう。

 

3、おわりに

今回は短答式試験前日の過ごし方について書いてきました。私の場合特殊な点が多く皆さんには当てはまらない部分が多いかもしれませんが、少しでもお役に立てば幸いです。特に、地方会場での受験についてはぜひご一考ください。次回は短答式試験当日の過ごし方について書きます。

 

 

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