ワンポイントアドバイス第28回 監査の現場シリーズ④ P/Lを監査する【公認会計士試験受験対策】

ワンポイントアドバイス(動画)

動画内容の要旨

今回は、P/Lに対する具体的な監査手続を紹介します。

売上高:利害関係者が最も注目する数値です。手続自体は証憑突合がメインでシンプルですが、この科目は計画時のリスク評価が非常に重要です。不正リスクを識別した場合は、会社のビジネスと内部統制を理解した、より心証度の高いオリジナルの手続を実施することが多いです。

売上原価:原価計算を伴う、比較的難易度の高い科目です。特に原価計算は会社の業務プロセス(どのように原価計算を実施しているか)を理解することが重要なため、内部統制の整備評価手続とも密接に関わります。メーカーで工場往査に行ったことがあると、実際のモノがどのように会計数値に反映されていくのかを体感できるため、とてもやりがいを感じます。

法人税等:税務申告書のレビュー、税金関連科目の増減表の作成、実質税率(法人税等/税前利益)の分析などを行います。論文租税法の知識で十分手続が実施できますが、調整項目の検証、繰延資産回収可能性の検討などは、会社理解とともに監査の経験値が必要になります。