ワンポイントアドバイス第61回 会計士の未来② アフターコロナと会計士【公認会計士試験受験対策】

ワンポイントアドバイス(動画)

動画内容の要旨

①「信頼」の重視と新たな保証業務

新型コロナウイルスは、世界中の経済に深刻なダメージを与えました。その前には、政治的な要因である米中貿易戦争も、様々な業界に影響を与えていました。ビジネスにおける取引は信頼によって成り立っていますが、今後はこれらの信頼リスク(カントリーリスクや、企業の信用リスクなど)に、経営者はより敏感になっていくことが予測されます。

会計士の業務で言えば、新たな保証業務の発展が期待されます。財務諸表監査をベースに、個別取引の信頼性、リスク評価や品質保証など、信頼をベースにした新たな枠組みができるのではないでしょうか。

 

②デジタル化の推進と監査品質向上

リモートワークが定着することにより、デジタル化がさらに推進されることが予測されます。デジタル化の推進をすすめると、効率化により、本来会計士が費やすべき、「職業的専門家としての判断」の時間が増えることにより、監査品質の向上が期待されます。特に、業務の効率化により生まれた時間を、経営者とのディスカッションや監査チーム内の議論など、アナログな時間に費やすことにより、企業のリスク評価の精度が高まるのではないかと期待しています。

 

③移動の自由と仕事の価値

リモートワークによって、仕事の評価が成果主義の傾向が強まることが予測されます。会計士にとっては、もともとPC内の電子監査調書をベースに仕事をしていたこともあり、リモートワークの影響は小さいものでした。一方、立場上、指摘や要求をしなければならないクライアントとのコミュニケーションなどは、リモート限定であると難しい局面も増えました。今後は、業務の効率化とともに、リモートでのコミュニケーション能力の評価も重視されていくのではないでしょうか。