ワンポイントアドバイス第60回 会計士の未来① デジタル化>AIの活用 【公認会計士試験受験対策】

ワンポイントアドバイス(動画)

 

動画内容の要旨

 

会計士業界では、コロナ騒動の前からデジタル化やAIの活用が注目されていました。コロナ後の会計士業界を予測するうえではこれらが土台になることから、シリーズ第一回はデジタル化とAIの活用の基礎について取り上げます。

 

デジタル化=作業

大規模データの処理や、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション、プロセス自動化)がデジタル化の中心だと思います。RPAを活用すると、PC上の単純な定型作業をロボ(システム)に覚えさせることにより、業務を効率化することができます。デジタル化には、エクセルのマクロやマイクロソフトのアクセスなど、既存のソフトウェアの活用も含まれます。現在の監査手続では、集計作業やデータの加工などの単純作業がかなり多く存在することから、デジタル化によって業務を効率化し、監査品質に最も重要な「職業的専門家としての判断」の時間を増そうという取り組みが進んでいます。

 

AI=判断

過去の情報を学習(パターン暗記)することにより、新しい情報に対して判断を行うのがAI(人工知能)です。たとえば、膨大な過去の不正事例をAIに学習させ、当期の財務諸表に不正の疑いがある項目はないか、判断させる。業界全体の過去データを学習させ、将来キャッシュフローの予測値を判断させる。このように、過去情報のパターンから、将来予測をしていくのがAIの基本的な働きです。

 

デジタル化、AIの活用、いずれも会計士にとって「ツール」であり、これらを監査の補助的な情報として利用することにより、監査品質を高めていくことが期待されています。