ワンポイントアドバイス第31回 「正しい監査」と「良い監査」【公認会計士試験受験対策】

ワンポイントアドバイス(動画)

動画内容の要旨

会計・監査に関する規制が厳しくなる中、本当に良い監査とは何かという点について、受験生の皆さんと考えたいと思います。

 

守ると攻める:私が考える良い監査は、攻める監査です。リスクアプローチの本質は、どれだけ手続にメリハリをつけられるかです。重要なリスクに注力するために、小さいリスクの手続をどこまで簡略化できるかが、良い監査をするうえで大切だと思います。

 

正しいと楽しい:杓子定規に基準に当てはめるのが正しい監査とすると、私の考える楽しい監査とは、基準に当てはめたうえでさらに良い財務諸表になることを追求するものです。たとえば、内部統制の整備評価手続では、現状のデザインで十分だが、この統制をより厚くし、その代わり比較的リスクの低いこの統制は省略できるといった、指導的機能の発揮です。

 

会社を外から見る、中から見る:外から見るという立場が強すぎると、会社と対立しやすくなり、結果として良い監査に必要な情報や監査証拠が入りづらくなります。私が考える良い監査は、独立性という前提を踏まえた上で、会社と協力してよりよい財務諸表へ導くものです。