ワンポイントアドバイス第30回 監査の現場シリーズ⑥  監査調書の作り方【公認会計士試験受験対策】

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ワンポイントアドバイス(動画)

動画内容の要旨

第30回 監査の現場シリーズ⑥ 監査調書の作り方

監査マニュアル:各監査事務所には、グローバルの監査マニュアルがあります。現在、各監査法人が使用する電子調書システムは、それらの監査マニュアルに基づいて構成されています。監査マニュアルは、基本的には国際監査基準(≒監査基準委員会報告)+詳細なガイダンス(サンプル数の指示、より具体的な事例など)で構成されます。

 

テンプレートとテストシート:電子監査調書は、基本的には手続毎に必須事項が予め記載されているチェックリスト形式が多いです。チェックリストに従い、必要事項を実施し、記載していくことで、最低限の監査品質が担保されるという仕組みです。その他、詳細テストなどでは個別のテスト結果をテストシートに記載します。虚偽表示が識別された場合、推定誤謬額の算定・記載もここで行います。

 

自分の頭で考える監査は面白い:チェックリスト方式の怖いところは、何も考えなくてもある程度の監査調書ができあがってしまうことです。そうすると、どれだけ忙しく期末を過ごしたとしても、いち監査人として経験には全く反映されません。逆に、難易度の低い手続でも「自分はどの監査要点を立証したいのか」という基礎から考える癖ができていると、懐疑心が高まり監査品質が向上するだけでなく、いち監査人としてのやりがいが得られます。

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