伸び悩む受講生に伝えたい、言霊の力

目次

はじめに

伸び悩む最大の要因は、「言葉」

先日、5月短答を目指す受講生が学習相談に来てくれました。彼は今回が4度目のチャレンジですが、ようやく合格が見え始めてきた様子でした。話を聞いていくと、ある先輩合格者からのアドバイスではじめた習慣が功を奏したようです。それは、鏡の前で「私は、5月8月で必ず合格する」と毎朝唱えることでした。

「言葉は、運命になる」。マーガレット・サッチャーの言葉ですが、言葉は日々の行動や習慣の根幹となり、最終的に運命を動かす重大な要素になります。自分の思い描く目標とそこへ至るまでのプロセスについて、言葉を磨いていけば、おのずと状況は好転するものです。私自身も受験生時代から現在に至るまで、さまざまな「言霊」の恩恵にあずかってきました。今回はその言霊のエッセンスについて、受講生の皆さんにご紹介いたします。

 

1.「今年の試験に合格する」

「未来日記」を毎朝眺める

私が言霊の力を最も感じたのは、「未来日記」です。正確には日記ではなく、達成したいことを5年おきくらいに書き連ねたメモ帳です。実際に2016年の未来日記には、「試験勉強をなんとか乗り切る」「会計士試験合格する」と記載していました。今年でいえば、まず「2018年に試験合格する」と書き、毎朝眺めることで、あたかも既成事実のような印象を得る。そうすると、日常生活において脳の奥底で、「合格に必要なこと」を探している状態になります。先述の受講生もこの効果を実感し、毎朝の習慣をはじめてからは、答練の点数ではなく、内容を重視することができるようになったと言っていました。

やりたいことも、全部書く

さらには、「図書館巡りの旅をする」「スポーツカーに乗る」「たくさん本を読む」「高級時計を手に入れる」といったように、やりたいこと、欲しいものをどんどん追記しました。誤差はあるものの、実際にはほとんどが達成できたように思えます。これも単なる願掛けではなく、毎朝インプットした内容をどうすれば叶えられるのか、常に脳内に微電流が走っていたおかげではないかと思います。いつも「ワクワク」する状態が保てている日々は、想像以上に充実感が高いものでした。

 

2.「自由な人生を手に入れる」

未来年収表を書く

受験生時代に膨大な量の読書をしたことは以前にも述べましたが、そこで学んだことは、「人生で一番の財産は、自由」という点です。そしてこの自由を妨げる最大の制約条件が、「お金」なのです。そこで、未来日記に「年収表」を追加しました。監査法人所属期間は平均より少し多め、独立後は目標の5000万円、それ以降は少しずつ成長するイメージで書きました。もちろん、根拠はありません。でも、毎朝眺める自分の将来プランだからこそ、「もしかしたら叶うかもしれないワクワクする金額」を書く価値があると思うのです。

未来職歴表を書く

監査法人の中にも会計監査及びアドバイザリー(各種業界別)、品質管理部、社会貢献活動などがあり、転職や独立後のキャリアもかなりの幅があります。だったら迷う前に、一番ワクワクするレールを敷いてみよう。「自由な職業選択」を考えた時、私はそう決意しました。そのため、未来日記には約5年おきの「肩書」を書きました。2016年は「一流の新人」、次が「一流の監査人」さらには、「一流の起業家」「一流の教育者」と続いていきました。「一流の」は私にとって大好きで最もワクワクするフレーズでしたが、皆さんはそれぞれの「ワクワクする」「頑張ろうと思える」言葉を見つけていただけたら良いと思います。

 

3.「感動を与える起業家になる」

まず、社長になる

こちらは現在進行形ですが、私は受験生時代終盤から、監査人として実力をつけた後、実業家として独立起業したいと考えていました。そこで未来日記に書いたのが、「監査法人入所10年後に、社長になる」です。どんなサービス・モノを売るのかではなく、まず、社長になる。試験合格といっしょで、「社長になる」と先に決めてしまえば、やりたいことややるべきことは、あとから必ずついてくるはずだという確信がありました。今のところ事業内容は探している最中ですが、社内でずば抜けてすごい人を見つけたり、情熱溢れる中小企業の社長さんに出会ったりと、「社長」に必要な知識、人脈、経験などが一つずつ増えている実感があります。

未来につながる「今」に熱中する

先日のブログ(モチベーションに悩む受講生に伝えたい、「本当にやりたいこと」の見つけ方)の「マインドセットチェンジ」セミナーの中で、「毎日、目につくところに自分の意識を改革する一言を書こう」という取り組みから、小さなメモ用紙を頂きました。私が書いた言葉は、「今に熱中する」。どんな素晴らしい未来も、今の自分がつくりあげるもの。欲しい未来を手に入れるためには、「今」を最高に充実させることが大切なのではないでしょうか。

おわりに

日常の言葉を大切にする

目標を達成するためには、毎日、自分に向かって言い続けたり、紙に書いた言葉を眺めたりすることが重要だと述べました。でも、いちばん大切なのは、「日常の言葉」です。愚痴、悪口、不平不満、泣き言をいつも言っている人は、そうした日常の「嫌な部分」がどんどん増えていきます。反対に、ありがとう、楽しい、ツイてる、が口癖の人は、日常の「楽しい部分」が広がっていくのです。大切なことは、言葉はすべて自分に返ってくるということ。良い言葉を発していれば、良い結果が引き寄せられます。受講生の皆さんも、言霊の力、試してみませんか。

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