短答式本試験が差し迫ってきました

目次

1. はじめに

2019年12月8日(日)の公認会計士試験の短答式試験が迫ってきました。記事の作成がギリギリになってしまいましたので、ちょっとした応援メッセージと、本試験当日の持ち物チェックリストを用意させていただきました。

目下差し迫った試験を受ける方はもちろん、次回以降の試験に向けても同じことがいえるかと思いますので、2019年12月8日(日)の後にこのページを開いた方も、ぜひ読んでいってくださいませ( ;∀;)

2. (ありきたりですが、)悔いの残らないようにベストを尽くしましょう!

残り数日で奇跡的な逆転劇が頻繁に起こることは少なく、これまでの数ヶ月(あるいは1年以上)の間でどのような取り組みをしてきたかが結果を最も大きく左右するかと思います。合格すれば次のステップ(論文式試験)に、仮に残念な結果に終わった場合はその結果を受け入れるしかありません。

しかし、後に残るのは単なる結果だけではありません。試験終了までベストを尽くせたかどうかは、その後の人生を大きく左右するものです。最後までベストを尽くした場合、合否に関係なく、次のようなメリットを得ることができます。

  • (1) 直前の追い込みによる実力アップ
  • (2) その後に役立つフィードバックが得られる
  • (3) 最後まで諦めずに取り組めたという自信

(1) 直前の追い込みによる実力アップ

たとえ数日であったとしても、本試験が差し迫っていることで、次のような効果を期待することができます。普段に比べ、成果直結型の実力を高めるボーナスタイムといえるのではないでしょうか。

① 普段発揮できないような集中力を発揮できる
② 気が張っているので普段より体力が持つ
③ 重要なことから優先して取り組むようになる。

(2) その後に役立つフィードバックが得られる

自分で全力と思えるくらいに取り組んで試験に臨んだ場合、何もせずに取り組んだ場合に比べて、様々なフィードバックを得ることができます。学習内容に対する理解が本試験問題を解く中で深まるといった試験に関係するようなフィードバックはもちろん、試験に向けての取り組み方など、公認会計士試験以外の分野でも役立つフィードバックを得ることができます。

ここで少しだけ、私の大学入試受験時代の話をさせてください。私は大学入試のときに推薦入試を利用したのですが、なんと推薦入試で2校も落ちるといった経験をしています(*_*)。そのときは人生をかけて全力で挑んだつもりでしたが、後から思い返すと反省点が結構あるものです。そのおかげで、次のようなフィードバックを得ることができました。

① 問われたことに答えよう

面接で緊張して、問われたことに関係ない意識高い系かつ中二病まで織り交ざった思い出したくもないような発言をした記憶が残っています。ですが、このフィードバックを得たことで、公認会計士受験の論文式試験に役立つ教訓を得られたと思います。

② 試験の目的や求められている能力を意識しよう

当時、経済や商学系の大学を受験するということで、小論文や面接では経済に関することが問われると思い、そのための勉強を一生懸命した記憶があります。しかし、大学入試では「今、経済のことを分かっているか」ではなく、「これから専門的なことを勉強していくだけの論理的なコミュニケーションができるか」「大学に進学することの目的意識を持っているか」の方が重視されていたように思います。小論文・面接ともに、経済の知識や理解が問われることはありませんでした。調べるべきことを調べ、落ち着いて考えれば分かることができたはずのことでしたが、当時の私は試験で求められているものとは違う方向の努力をしていたのです。

このことが教訓になり、公認会計士受験では、「実務能力があるかどうか」「誰よりも細かい知識を有しているか」ではなく、「専門家の卵になるだけの基本的かつ体系的な知識を有しているか」「基本的な知識を使いこなす練習をすること」を意識した対策をすることができました。公認会計士試験の目的として示されている「公認会計士になろうとする者に必要な学識及びその応用能力」(公認会計士法第5条)に沿うものだと思いますが、大学入試の失敗から得たフィードバックが活きたと思っています。

(3) 最後まで諦めずに取り組めたという自信

最後まで全力を尽くすことができたならば、それが自信となり、その後の論文式試験はもちろん、試験以外のことにも最後まで諦めずに取り組む姿勢につながるのではないかと思います。逆に、諦めて逃げてしまうと、その後の様々なことに対しても同じように逃げてしまいやすくなるのではないかと思います。
物事に対するこのような姿勢の違いは、その後の人生を大きく左右するものではないかと思います。下手をすると、公認会計士試験の合否以上に大きな影響があるのではないでしょうか。

3. 持ち物は、本試験の前日に揃えておきましょう!

本試験当日になってから荷物を準備すると、思わぬハプニングで慌ててしまったり、うっかり忘れ物をする可能性があります。限られた本試験の機会ですから、必ず持ち物は前日のうちに揃えておきましょう。持ち物チェックリストを作ってみましたので、もしよろしければご活用ください(必要な項目を追加できるようにしておきました)。

なお、受験案内には携行品はもちろん、受験上の注意事項が細かく書かれていますので、改めて確認しておくようにしましょう。

短答式本試験用持ち物チェックリスト

持ち物 チェック欄
① 受験票
② 写真票(インターネット出願の場合)
③ 身分証明書(念のため、本人確認できるように)
④ シャーペン or 鉛筆(BまたはHB)
⑤ 電卓(予備のものもあると安心です)
⑥ 消しゴム(プラスチック製消しゴム)
⑦ ホッチキス
⑧ 定規
⑨ セロハンテープ(可能であれば、受験票を机に固定するため)
⑩ 時計またはストップウォッチ
⑪ 最終確認用教材
⑫ タオル
⑬ ティッシュ
⑭ 現金(タクシーで会場に行けるくらいは用意しておきましょう)
⑮ 飲み物(700ml以下のふた付ペットボトル入り飲料)
⑯ 食料
⑰ その他、常備薬など
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