学習スタートから合格までの軌跡
2021年7月:日商簿記3級から学習開始
2021年10月:日商簿記2級⇒合格
2022年3月:公認会計士講座の学習開始
2022年6月:日商簿記1級⇒不合格(67点)
2022年11月:日商簿記1級⇒不合格(69点)
2022年12月:第Ⅰ回短答式試験(お試し)⇒不合格
2023年5月:第Ⅱ回短答式試験(お試し)⇒不合格
2023年6月:日商簿記1級⇒不合格(68点)
2023年11月:日商簿記1級⇒不合格(69点)
2023年12月:第Ⅰ回短答式試験⇒不合格(70%)
2024年5月:第Ⅱ回短答式試験⇒不合格(75%)
2024年6月:日商簿記1級⇒合格(86点)
2024年12月:第Ⅰ回短答式試験⇒合格(81.4%)
2024年8月:論文式試験⇒合格(総合得点率:54.22)
公認会計士を目指した理由
社会人として働く中で、ただ漫然と仕事をこなし続ける毎日と、めまぐるしく変わる世情に対して不安を覚えるようになった折に、専門性が必要だと強く感じました。もちろん仕事をこなして、それなりの役職に昇進すること自体に価値を感じなかったわけではありません。
しかし、何が起こるかわからない今の世の中に対して、自分自身も止まることなく成長する必要を強く感じました。大学の講義で簿記の講義を履修していたこともあり、手始めに日商簿記検定の学習から始めたところ、会計の知識が経営の意思決定や企業の信頼性を支える重要な基盤であることに興味を持ちました。
簿記検定のステップアップとして公認会計士の存在を知り、公認会計士の専門性を駆使すれば幅広いフィールドで活躍できること、そして私自身の行動力や知的探求心を通じた問題解決によってクライアントへ貢献できることに強い魅力を感じたことが、公認会計士を目指した理由です。
クレアールを選んだ理由
私が公認会計士講座をクレアールで受講した理由は、学習環境と費用面の両方で最も現実的かつ効果的な選択であると判断したためです。クレアールは他の大手予備校と比較して受講料が比較的安価であり、長期間にわたる学習が必要となる公認会計士試験対策において、費用を抑えつつ質の高い指導を受けられる点に大きな魅力を感じました。公認会計士試験は年単位での取り組みが前提となるため、働きながら学習を行う私にとって、経済的負担を軽減しながら継続できる環境は重要な要素でした。
また、クレアールは学習期間をセーフティコースという、学習期間を4年程度と想定した長期カリキュラムを提供しており、段階的に理解を深めながら学習を進められる点に安心感がありました。社会人として働きながら試験勉強を両立するにあたり、無理なく計画的に取り組める制度設計が、自身の状況に非常に合っていると感じました。
さらに、クレアールは通信講座に特化しており、通学の必要がないため時間や場所に制約されることなく学習を進められる点も選択の大きな決め手となりました。働きながら効率的に学習時間を確保するためには、通学の手間を省き、自分のペースで繰り返し視聴・復習できる通信での学習環境が最適でした。
以上の理由から、私はクレアールの講座が公認会計士試験合格に向けた最も適した学習手段であると考え、受講を決めました。
具体的な学習方法
簿記検定対策
簿記検定の対策にあたっては、まず「簿記は公認会計士試験の財務会計論・管理会計論の実力に直結する重要な土台である」という前提に立ち、基礎的な仕訳処理から応用的な論点まで体系的に理解することを重視しました。公認会計士試験の学習を見据えるのであれば、簿記の学習は“やりすぎる”ということがないほど重要であり、この考え方は簿記1級までをしっかり仕上げてから公認会計士試験の対策に移行するというクレアールの方針にも合致しています。
具体的な学習方法としては、まず3級・2級の段階で基本論点を確実に習得するために、テキストを読み込んだうえで問題演習を繰り返し、仕訳処理や財務諸表作成のプロセスを自力で再現できることを目標としました。その上で1級対策では、論点が難解で範囲も膨大になるため、体系的な理解と反復演習の両立を心がけました。特に商業簿記・会計学では概念の理解を深めるためのノート整理を行い、工業簿記・原価計算では計算過程を細かく分解して繰り返し手を動かすことを徹底しました。
級が上がるほど要求される知識量が増え、社会人として働きながらでも相応の時間を投下する必要がありましたが、多くの受験生が1級合格までに脱落していく現状を踏まえ、負けん気を持って継続することを意識しました。長期間の学習でも挫折しないよう、毎日の学習計画を細分化し、小さな達成を積み重ねることでモチベーションを維持しました。
このように、簿記の学習を会計士試験に向けた基礎固めとして位置付け、基礎から1級レベルまで段階的に学習を積み重ねることで確かな実力を身につけました。
短答式対策時
短答式試験対策においては、「計算を制する者は公認会計士試験を制する」という意識を徹底し、特に財務会計と管理会計の計算問題には毎日必ず取り組むことを習慣化しました。計算科目は短答式の得点源であると同時に、論文式にも直結するため、基礎的なパターンから応用論点まで継続的に解き続けることで思考プロセスを身体に染み込ませることを重視しました。
一方で、短答式から新たに加わる企業法と監査論については、知識の体系的理解を深めるために、まず講義を通して大枠を掴み、続いてテキストを丁寧に読み込んで論点の構造を整理しました。その後、問題演習を行い、間違えた箇所や疑問が残った部分は必ずテキストに立ち返って確認し、理解の抜け漏れをその都度補完するという学習サイクルを徹底しました。この繰り返しにより、知識を単なる記憶にとどめず、実際の設問に対応できる形に落とし込みました。
また、学習全体の進め方としては、序盤はインプットを厚めにし、基本概念や論点の枠組みを確実に理解することを優先しました。そのうえで、中盤以降は徐々にアウトプット中心の学習へと移行し、問題演習を通じて知識の定着とスピード向上を図りました。アウトプット比率を段階的に高めることで、本試験特有の制限時間の中でも確実に得点できる力を養うことを意識しました。
論文式対策時
論文式試験対策では、計算科目である財務会計と管理会計の学習方法は短答期と大きく変わらず、毎日継続して計算問題に触れることを最重要の習慣として維持しました。計算力は短答式のみならず論文式でも得点の核となるため、短答期に築いた計算の土台を維持・強化することを意識し、演習量を落とさないよう徹底しました。
一方で、論文式では理論問題が短答期と大きく毛色が変わるため、各科目の論点整理と論証パターンの構築が不可欠となりました。そのため、答練や問題集を最大限有効活用できるよう、科目ごとに論点や論証をスプレッドシートで体系的にまとめる仕組みを作りました。この作業自体がアウトプットを兼ねており、論点の関連性を理解しながら記憶に定着させるうえで非常に効果的でした。また、答練を解くたびにスプレッドシートを更新し、自分の弱点がどの領域に偏っているか把握し、改善につなげるよう工夫しました。
さらに、論文式から新たに本格的に学習が必要となる租税法と経営学については、他の受験生との差がつきやすい科目であることを踏まえ、特に多くの時間を割きました。租税法はできる限り理論と計算を結びつけて理解すること、経営学は計算で攻め、理論で守ることで遅れを取らないよう計画的に学習を進めました。
また、論文式試験は相対評価であるため、自身が全体の中でどの位置にいるのか客観的に把握することが欠かせませんでした。そのため、クレアール以外の予備校が実施する模擬試験にも積極的に参加し、他校受験生との比較を通じて現状の課題を分析しました。模試の結果は弱点補強の優先順位を明確化する材料として活用しました。
クレアールで学習して良かった点
クレアールを選択して特に良かったと感じている点は、学習効率と継続性の両面で非常に優れた環境が整っていたことです。まず、教材の内容が重要度に応じて精選されており、膨大な出題範囲の中でも学習すべきポイントが明確であったため、限られた時間でも効率的に理解を深めることができました。社会人受験生としては、無駄のないカリキュラム設計は大きな助けとなりました。
また、デジタル教材を活用できた点も利便性が高く、移動時間や休憩時間などの細切れの時間でもタブレットさえあればすぐに学習を進められました。紙の教材を持ち歩く負担がなく、常に学習のペースを途切れさせずに継続できたことは、長期間の勉強において非常に効果的でした。
講義視聴においても、自分の理解度に合わせて再生速度を最大2倍速まで調整できたため、理解できている部分はテンポよく進め、逆に難しい論点は何度も巻き戻して視聴することで確実に定着させることができました。このように柔軟に学習スタイルを調整できたことは、通信講座ならではのメリットであり、学習効率向上に直結しました。
さらに、クレアールでは受験料の一部を負担してもらえる制度があり、経済的な負担を軽減できた点もありがたいものでした。加えて、合格時にはお祝い金をいただける制度もあり、精神的な励みとして大きなモチベーションとなりました。これらの点から、クレアールは社会人として会計士試験に挑む私にとって最適な学習環境であり、選択して正解だったと強く感じています。
最後に
私の合格までの軌跡を見ていただければ分かる通り、非常に泥臭く取り組んだ4年間だったことは言うまでもありません。しかし、やりきった者にしか見えない景色が、そこにはあります。合格発表で自分の番号を見つけた時の喜びは、一生忘れられないものとなるはずです。この長い期間を支えてくれた、家族や友人、パートナー、講師の方々には感謝してもしきれません。これから立派な会計士として、社会に貢献していきたいと考える皆さん、クレアールにはその合格のためのエッセンスがふんだんにつまっています。恐れることなく、試験という強敵にチャレンジして、合格を勝ち取ってください!


