学習スタートから合格までの軌跡
2023年8月 日商簿記3級から学習開始
2023年9月 日商簿記3級⇒合格
2023年10月 日商簿記2級⇒合格
2024年2月 公認会計士を志す、クレアール公認会計士講座に申し込む
2024年6月 日商簿記1級⇒合格
2024年12月 第Ⅰ回短答式試験⇒合格
2025年8月 論文式試験⇒合格
公認会計士を目指した理由・きっかけ・動機
私は当時、中小企業や個人事業主に対して事務機器を販売する新規開拓営業に従事しておりました。しかし、営業を通じて、サービスの提供元とエンドユーザーをマッチングさせる業務ではなく、自らサービスを提供する業務に携わりたいと考えるようになりました。当初は営業トークの引き出しとして日商簿記を勉強しておりましたが、上記の考えを実現させるためには「高度な専門性」が必要不可欠だと考え、日商簿記のその先にある公認会計士を目指そうと決意しました。
クレアールを選んだ理由
公認会計士を目指すに当たり、社会人である私にとって、勉強時間の確保と学費の工面が大きな課題でした。高いシェアを占める予備校の学費は100万円に近く、教材の量も膨大であることから、いわゆる王道の学習計画をやり切ることは、私にとって非常に難しいと考えていました。
このような状況下、クレアールの公認会計士講座の紹介サイトに偶然、辿り着くことができました。紹介サイトを通じて、クレアールは他の予備校と比べて学費がかなりリーズナブルであり、また、「非常識合格法」という独自の勉強スタイルを掲げ、「働きながら合格する」ことも想定した通信講座であることを知りました。そして、通信講座のコース選択についてクレアールに相談したところ、非常に丁寧な対応をして下さり、屈託のない意見を提供して頂きました。以上の理由を踏まえ、クレアールを選択しました。
具体的な学習方法
日商簿記1級対策時
私が選択した講座は「2.5年トータルセーフティコース」でしたので、まずは日商簿記1級の学習からスタートしました。私の場合、日商簿記2級の学習から約5ヶ月間のブランクがあったことから、講義を通じて復習、並びに新しい論点をインプットしつつ、商業簿記・会計学についてはテキストの例題、工業簿記・原価計算については問題集を中心にアウトプット学習を行いました。
私の学習スタイルは、とにかく問題を回転させて頭に叩き込むという考え方を基礎としていましたので、問題を見た瞬間に解答方法が分かるまで何度も解き直しました。特に難しい問題については、少なくとも5回は解いており、最終的な解答を覚えてしまう程、やり込んでいました。他方、理論については、日商簿記1級の出題形式を踏まえれば優先度の低い学習内容でしたので、全く触れませんでした。
そして、直前期(試験1ヶ月前)では、クレアールの答練を中心にひたすら回転させて学習していました。クレアールの答練はとにかくスパルタ方式で、テキストの例題や問題集のレベルから乖離しており、過去問が簡単に思えるほど難しい問題で構成されていました。
特に会計学分野では、在外子会社の連結除外等、論文式試験時に学ぶべき論点が出題されるほどでした。当時は解説を読み込むだけで数時間要しており、精神的にも相当辛いものでしたが、約10回に及ぶ答練を経たことで、かなりの実力を付けることができました。おかげさまで日商簿記1級の成績は、商業簿記・会計学で50点中40点、工業簿記・原価計算で50点満点の計90点で合格することができました。
日商簿記1級対策時の答練での苦しい修行が、論文式試験に必要な計算力の約8割を鍛えることができたと確信しております。ちなみに、上記に挙げた在外子会社の連結除外の問題は、当時、完全な理解に至らず、公認会計士試験対策での課題として一旦切り捨てました。
短答式試験対策時
私の場合、短答式試験の対策時が最も辛い時期でした。事実、試験1ヶ月前にはクレアールを含む5校の模試を受けましたが、正答率70%を超えることが一度もなく、E判定のゾロ目状態でした。また、想定以上に学習進捗が悪く、講義は企業法しか受けることができませんでした。しかし、書籍『非常識合格法』において繰り返し記述されていた「相対試験であるからこそ、皆が正答する基本問題を徹底的にマスターすることが重要である」という内容を信じて愚直に学習し続けたことで、ボーダー72%に対し75.2%で短答式試験を突破することができました。
財務会計・管理会計(計算編)
計算については、日商簿記1級のスパルタ答練を通じてかなり強化されていましたので、基本的なメンテナンスは答練の回転のみで問題ありませんでした。ここでの答練も難易度の高い問題で構成されていましたので、特に連結会計分野において実力を強化することができました。
財務会計・管理会計(理論編)
理論については、講義を受ける時間がありませんでしたので、テキストの読み通しを1回のみ実施すると同時に、「原価計算基準」の読み込みを20~30回繰り返し、理解を深めました。その後、フリマサイトから一問一答形式の問題集を購入し、通勤中や仕事の合間等のスキマ時間を活用して何度も回転させていました。そして、直前期においては過去問や答練、模試の回転を中心に、アウトプット学習を行いました。
企業法
短答式試験の対策において最も時間を割いたのは、企業法でした。最初は講義を視聴しつつ、パソコンでレジュメを作成してテキストの解説と条文を一目で確認・暗記できる体制を整えました。そして、作成したレジュメを用いた暗記、並びに答練や過去問の回転を通じたアウトプット学習を短答式試験日まで繰り返していました。
私は法律を本格的に学習する経験がこれまで無かったので、当初は頭痛がするほど覚える論点が多く苦労しましたが、山本講師の指導に沿って学習を続けた結果、10月のある頃から急に「分かる」ようになりました。山本講師が力説していた「企業法が得意になる瞬間」を体感することができ、短答式試験においても90点の好成績でした(その反面、企業法に時間を割き過ぎたと反省もしています)。
監査論
当初、企業法の講義と並行して学習する予定でしたが、短答式試験までに充分な学習時間を確保できないことが明らかになったため、テキストの読み通しを1回だけ実施し、その後は過去問や答練、模試を回転させるという勉強を行っていました。全体的なインプットが圧倒的に不足しており理解も浅い状態でしたが、マークシート式の試験では有効だったと考えています。
論文式試験対策時
短答式試験では自己採点が可能であり、ある程度の合格の可否を予想することができたため、自己採点後、比較的すぐに論文式試験の対策を開始しました。論文式試験の対策は、暗記が深い理解に繋がるという考え方の下、とにかく「暗記」に時間を割きました。そして、いつでもどこでも暗記の確認ができるようにするため、科目ごとに自己流の暗記ノートをパソコンで作成しました。その結果、通勤中や仕事の合間等のスキマ時間をフル活用することができ、論文式試験においても総合偏差値58.28の好成績で合格することができました。
会計学(計算編)
計算については、前述の通り概ね完成していたため、論文式試験の対策においても答練や模試の回転を中心に行っていました。相変わらず答練のレベルは非常に高いものでした。答練を通じて、特に連結会計分野と組織再編分野での実力が向上し、日商簿記1級の対策時には匙を投げるほど難しいと感じていた在外子会社の連結除外が簡単に思えるほど、成長することができました。
会計学(理論編)・企業法
会計学の理論分野と企業法については、「暗記が8割、答練と模試の回転が2割」の比率で学習しました。前者については典型論点の刷り込みを重視し、後者については応用論点の刷り込みに注力しました。山本講師が「結局のところ暗記が全て」と繰り返し述べていた通り、暗記によって理解が深まり、論文式試験においても実力を十分に発揮することができました。
租税法
論文式試験の対策において最も時間を割いたのは、租税法でした。こちらも短答式試験での企業法対策と同様に、最初は講義を視聴しつつ、レジュメを作成してテキストの解説と条文を一目で確認・暗記できる体制を整えました。また、テキストの例題とマスター答練のレベルは過去問に近く、且つ網羅性も高かったため、効率良く学習することができました。カリキュラムを淡々と消化しただけの対策でしたが、論文式試験では偏差値57.40の好成績を残すことができ、租税法は「非常識合格法」に最も適合する科目であったと感じています。
監査論・選択科目(経営学)
私にとって、監査論と経営学は論点に応じて理解度に差があり、虫食い状態になっていました。なぜなら、監査論は前述の通り、答練や過去問等のインプットに偏っている状態であったとともに、経営学は大学の授業を通じた学習に留まっていたからです。また、監査論と経営学は共通して、論文式試験の傾向を予想しづらいという特徴を持っていました。
以上の背景を踏まえ、私は「皆が正答する基本問題を必ず正答し、偏差値52を死守する」という守りの方針を立て、典型論点のみの暗記を重視しました。そのため、講義は視聴せず、受験生の大多数が利用する教材をフリマサイトから購入し、典型論点のみを抽出したレジュメを作成して暗記に注力しました。その結果、他の科目よりも悪い成績でしたが、監査論は偏差値54.45、経営学は偏差値55.50の結果を残すことができました。
クレアールで学習して良かった点
私が選択した2.5年トータルセーフティコースは、1.5年間の学習で論文式試験の合格を目指し、仮に不合格であった場合には、1年間の延長ができるというものでした。
特筆すべき点は、日商簿記1級、短答式試験及び論文式試験にそれぞれ合格すれば「合格祝い金」が贈呈されるとともに、1.5年間の学習で論文式試験に合格すれば、未受講分の学費が返金されるという制度が組み込まれているところです。この制度は私にとって大きなインセンティブになり、膨大な暗記を繰り返す辛い日々を乗り越えるための支えになりました。このような制度は他の予備校には無いため、クレアール独自の強みであると私は考えています。
最後に
公認会計士試験は相対的に合否が決まる形式なので、皆が正答できる問題を漏れなく正答することが求められます。その観点から言えば、より多くの受講生が利用する教材で学習する方が効率的であると考えることができます。しかし、大手の予備校が提供する教材は、SNSで投稿されているように膨大な量です。私のように「働きながら合格する」ことを目指す社会人にとって、その大船に乗るための時間は全くありません。
他方、クレアールは他と比べて圧倒的に教材が少ないため、学習する上での羅針盤として、大学受験等で培ってきた学習スタイルを維持しながら公認会計士試験に挑戦することができます。勿論、与えられる教材等を「使いこなす」主体性が他と比べて求められますが、社会に揉まれている皆様にとっては、朝飯前のことかと存じます。
ぜひクレアールで合格を勝ち取ってください。


