◆学習スタートから合格までの軌跡
2023年4月 日商簿記1級から学習開始
2023年11月 日商簿記1級合格
2023年12月 公認会計士講座の学習開始
2025年5月 令和7年第Ⅱ回短答式試験合格
2025年8月 令和7年論文式試験合格
公認会計士を目指した理由
私は、簿記1級の学習を開始した2023年時点で、金融機関のIT関連の仕事にフルタイムで従事していましたが、当時は仕事内容のマンネリ化を感じ始め、新たな領域に挑戦したいと思い始めた時期でありました。自身の専門性を深めつつ、キャリアアップを図るにはどうしたらよいかを考えたときに、公認会計士であれば、会計領域の専門性を軸に監査業務やアドバイザリー業務を通じて目的を果たすことができると考え、公認会計士を目指しました。
クレアールを選んだ理由
簿記1級を取得後、本格的に公認会計士試験合格を目指すにあたり、独学での合格は流石に難しいと考え資格予備校の講座を受講することにしました。その際、受講料の価格と通信講座の充実さを軸に予備校の選定をしました。
クレアールの存在は簿記1級取得後に頂いたパンフレットで認知したのですが、短答式試験合格~論文式試験合格までサポートする通信講座のカリキュラムが充実していると感じ、また受講料も他の資格予備校と比較しても圧倒的にリーズナブルに感じました。こういった理由からクレアールを選ぶことにしました。
具体的な学習方法
簿記検定1級
市販のテキストと実戦問題集と過去問題集を軸に学習を進めました。独学であったため費用面ではリーズナブルに済んだのですが、今から振り返ると、簿記検定の学習から予備校の講座を活用していれば、より公認会計士試験に直結しやすい形で効率的に学習を進められたのではないかとも感じております。
短答式試験
<簿記>
基礎講義動画を視聴後、1~2時間ほど間隔を空けて基礎講義テキストの例題を解くようにし、テキストの複数単元の終了後、復習として実力養成問題集を解くようにしました。感覚的に、これぐらいの間隔が、講義内容を通じて理解した内容を自身の脳内で想起しながら、考えて計算問題に取り組むのに最適と感じていたからです。また、簿記の計算に必要な知識は、財務諸表論の理論問題を解く際にも生かせるように、知識をリンクさせて覚えるようにしました。
答練については、間違えてしまった問題の原因を深堀して、かつ複数回解くようにすることで、本試験で同様の内容が出題されたときに解答できるよう準備しました。
<財務諸表論>
基礎講義/応用講義の動画を視聴後、複数単元まとめて実力養成問題集を解くようにし、一通り基礎講義・応用講義のテキストの学習が完了した時点で、過去問題集や短答式試験形式の問題に取り組みました。2024年の11月以降はCross Studyで過去問題の復習が効率的に行えるようになり、通勤退勤時間を復習時間として活用できました。基礎講義/応用講義テキストに付属のスピーチ問題は、論文式試験を見据えて何回か復習するようにしました。
過去問や答練の解説文はよく読むようにしましたが、論文式試験を意識して、会計法規集の結論の背景にもしっかり目を通すようにすれば、より効率的に学習を進められたのではないかと思っております。
<管理会計論>
本試験の計算問題は分量が多く、かつ難易度の高い問題も複数出題されうるため、それにしっかり対応できるようにするため、過去問や答練は制限時間内に解けるまで繰り返し解くようにしました。
短答式試験の理論問題は、配点が低めではあるものの、計算問題で高得点を期待しにくいという性質上、得点源とすべきであり、また論文式試験を見据えても短答期の対策が非常に重要であると認識していたため、理論問題集やCross Studyを活用してしっかり復習をするようにしました。特に、原価計算基準は、細かい文言の違いによる引っかけにかからないよう、細心の注意を払って内容を理解するようにしました。
<企業法>
まずは基礎講義を通じてテキストの内容を理解しつつ、実力養成問題集や過去問題を活用して理解を深めるようにしました。過去問題や答練で間違えた問題については、間違えた原因を深堀して、理解不足を感じた部分はテキストに戻って本質的に理解するよう努めました。Cross Studyは過去問題の復習に大いに役立ったと感じております。
テキストの学習が一通り完了したら、論文式試験を見据えて参考法令基準集を徹底的に活用できるよう、条文逐次解説講義を通して会社法の全体の構成や、何条あたりに何の条文が書かれているか理解するようにし、余白に関連する判例を書き込むなどして、参考法令基準集一冊で復習できるようにしました。
<監査論>
基礎講義テキストで監査論の全体観を掴み、実力養成問題集と過去問題集と答練を活用して、本試験の問題形式に慣れるようにしました。Cross Studyにより、実力養成問題集と過去問題集の復習が大いに捗ったと感じております。
過去問題や答練の解説はよく読むようにし、その中で出てきた監査基準の前文や監基報は出典に戻って内容を確認するようにしました。監査論独特の概念の定義はしっかりと理解するようにし、引っかけ肢を判別できるように努めました。
論文式試験
<財務会計論>
連結会計は第5問目で必ず問われる論点と認識していたため、計算と理論の両方で短答期から重点的に取り組みました。その他の論点は、計算については論文式答練と過去問題を通じて定期的に復習し、理論については論文対策講義の内容を読み込み、対応するようにしました。
後から振り返って、財務会計論は配点が高く、他の科目より重要度が高いため、論文式答練の計算パートをもっと復習し、精度をより高めることができればよかったなと感じております。
<管理会計論>
論文式試験は他の科目に多くの時間を割く必要があったため、管理会計論については答練と過去問を通じて定期的に復習するのみでした。短答対策期に計算・理論含めてしっかり学習していたため、このように最低限の学習時間で済んだと考えております。
<企業法>
法的三段論法と呼ばれる、企業法特有の文章構成をマスターすることを第一に論文対策講義と答練に取り組み、文章作成のコツを掴んだ後に、典型論点を暗記するようにしました。論文対策テキストには多くの論点と問題が収録されており、この一冊を仕上げるだけでも本試験に対応できるだけの力が身に付いたと感じております。短答期から参考法令基準集を大いに活用することで、論文式試験に対応するために必要な条文操作力が身に付けやすくなったと考えております。
<監査論>
大きく分けて、監査基準前文の理解と暗記が求められる問題と、監基報の該当箇所を素早く探し出す力が求められる問題の2種類が存在しますが、後者の対策については短答期から意識的に監基報を引くことで力を付けることができたと感じております。前者の対策については、答練で扱った内容についての学習しかできず、結果的に十分な時間を確保できなかったですが、本試験では合格点を超えることはできたため、結果的には必要最低限の対策で済んだように考えております。
<租税法>
5月短答前から法人税・所得税・消費税全てのテキストの内容は消化し、5月短答後から本格的に答練や過去問題に取り組みました。理論問題対策は、参考法令基準集を徹底的に活用できるよう、全体の構成を把握するとともに、何条あたりに何についての規定があるかを理解するようにし、また、特別措置法の内容など計算問題の論点も余白に書き込むなどして参考法令基準集1冊で復習が完了するような工夫をしました。本試験では計算問題の出来は振るわなかったですが、理論問題でカバーできたおかげで科目合格レベルの得点は確保できたため、学習の方向性は間違っていなかったのではないかと考えております。
<統計学>
5月短答前からテキストの内容はある程度消化するようにし、5月短答後から本格的に答練や過去問題に取り組みました。
<その他>
理論問題対策の暗記はずっと座って学習するだけでは効率的でないと感じたため、散歩しながら電子版テキストを読んだり、時には音読しながら理解するようにしてみたり、気分転換しながら取り組むことで効率的に学習できたと感じております。
他予備校の模試を現地で受けることで、本番独特の雰囲気や受験生の中での自分の位置を確認するようにしました。
クレアールで学習して良かった点
圧倒的にリーズナブルな価格で質の高い講義と答練を受けられた点と、テキストの内容が合格に必要な論点に絞ってある点です。上位合格するためには全範囲網羅的に学習する必要があるとは思いますが、上位でなくとも合格に違いはないため、フルタイム勤務という制約のもと合格を目指す上では、クレアールのテキストで学習してよかったと思います。
最後に
公認会計士試験は試験範囲が広く長丁場の戦いになりますが、一つ一つの論点は難解ではないため、毎日継続的に学習することが合格への一番の近道と感じております。
答練の結果が振るわず落ち込むことや、合格を断念したくなるときもあるかもしれませんが、それでも諦めずに食らいついた人が最後に合格を勝ち取ると信じております。モチベーションは人それぞれかもしれませんが、是非諦めずに頑張ってください。
当方の体験がこれから試験に挑む皆さまの参考になれば幸いです。


