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公認会計士合格体験記「2年弱で文学部から公認会計士試験合格」青木 秀実さん

学習スタートから合格までの軌跡

2022年11月以前 簿記3級取得済、簿記2級勉強中
2022年11月 クレアール公認会計士講座簿記1級受講開始
2023年5月 令和5年第Ⅱ回短答式試験受験
2023年6月 →不合格(68.4%:ボーダー69%)
2023年12月 令和6年第Ⅰ回短答式試験受験
2024年1月 →不合格(71%:ボーダー75%)
2024年5月 令和6年第Ⅱ回短答式試験受験
2024年6月 →合格(99%:ボーダー78%)
2024年8月 令和6年論文式試験受験
2024年11月 →合格(197位/1603位:上位約12%)

目次

はじめに

私は、クレアールの公認会計士講座(簿記2級修了者対象3年トータルセーフティコース)を受講し、約2年弱の期間で公認会計士試験に合格しました。
当時は国立大学文学部の学生でしたが、大学を休学しアルバイトをしながら会計士試験の勉強をしていました。

この合格体験記が、同じような境遇でクレアールを利用して公認会計士試験に挑戦しようとしている方の参考になれば幸いです。

公認会計士を目指したきっかけ

私が公認会計士を目指したきっかけは、経済的に豊かな生活を送る事ができ、かつ勤務地や働き方を自分の裁量でコントロールできる職業を探していた時に、公認会計士という職業を見つけたからです。

私は大学3年生の時に一般的な就職活動を意識し始めましたが、そこで必要となる自己アピールなどは苦手でしたし、特にやりたい業種や業界などもありませんでした。

そこで、どうにか社会を生き抜く道を探していたところ、公認会計士という職業に出会いました。公認会計士の業務内容を調べていく中で、女性でも長く安定して働けることや、資格を活かして様々な分野で活躍できることなどに惹かれ、私は公認会計士を目指すことにしました。

クレアールを選んだ理由

私が公認会計士試験を受験するにあたってクレアールを選んだ理由は2つあります。

1つ目は、クレアールの講座受講料が非常に経済的だったからです。私は経済的な余裕が十分にある訳ではなかったので、クレアールだと初期費用が大手の予備校の半分程で済むという点は非常に魅力的でした。

また、私の受講したセーフティーコースは、早期合格による未受講分の返金や、短答式・論文式試験の合格お祝い金が設定されていたので、それらは私にとってできるだけ早い合格を目指すモチベーションになりました。
さらに試験の受験料を毎回クレアールが負担してくれたことも非常にありがたかったです。

2つ目は、クレアールの非常識合格法が非常に合理的だと考えたからです。私は公認会計士の勉強方法を調べていく中で、石井和人先生が書かれた非常識合格法の本を読みました。
長い時間をかけて闇雲に分厚いテキストを全て暗記するのではなく、限られた時間で合格に必要な最低限の知識を習得するというその勉強スタイルは、100点満点を目指す訳ではない公認会計士試験の形式を考えると、私はとても理に適っていると感じました。

勉強の全体的な指針

以下では、具体的な学習方法について書く前に、試験勉強をする際の全体的な指針について重要な点を3つ挙げたいと思います。

① 必ず勉強計画を立てること

公認会計士試験の合格を目指すプロセスにおいてとても大切だと私が考えるのは、計画を立てること(Plan)だと私は思います。私は公認会計士試験の受験計画を立てる際、過去の公認会計士受験生の方々がネット上に残した合格体験記を参考にしました。

大学などの属性や過去の勉強への取り組みレベルが自分と似ている人の合格体験記をいくつも読むことで、学習内容の習熟にかかる時間についてある程度予測を立てることができ、計画と実行に大きな齟齬のない予定を立てることができました。

計画過程について具体的に述べると、まず短答式試験及び論文式試験受験日までの期間を大まかに初習期・習熟期・直前期などに分け、それらを再び1か月ごとに分割し、それぞれの月の目標を設定します。そして月の初めには1ヶ月を4週間に分割し、その月の目標に応じて1週間ごとのテキストや問題集、答練などの勉強目標を設定し、それらを日ごとにスケジュール帳等利用して割り当てていきます。

その後はPDCAサイクルに従って、日々計画を実行(Do)していく中で、自分の達成度を評価(Check)し、タスクの進捗状況に応じて短期的・中期的な計画を改善(Action)していくことになります。

実際に勉強している間はその日のうちにやることに追われてしまい、大局的な目標を忘れてしまうことは往々にしてあります。毎日やるべきことに集中して取り組むためにも、事前に目標を定めてタスクを分解し毎日の計画を立てておくことが大事だと思います。

② 苦手科目を作らない、でも得意科目も特に作らないこと

公認会計士試験の合格基準や採点方式を調べたら分かる通り、基本的に公認会計士試験は100点満点を目指す試験ではなく、みんなが正解できるもの+αを正解していく試験です。
したがって、まずは苦手科目や理解できていない部分を潰し、残りの時間で全ての科目を一定の水準以上に仕上げることをイメージするといいと思います。

具体的に述べると、1ヶ月ごとに科目に優先順位をつけ、習熟度が低い科目は午前中にやる・時間を多めにとる・寝る前にもう一度復習で読むなど特別注力して勉強する様にしていました。
公認会計士試験には足切りがあるので、苦手科目があると合格可能性的にも非常に危険ですし、メンタル的にもその一科目が気になってしまうので、優先的に勉強することをお勧めします。

③ 睡眠をとり、健康でいること

公認会計士試験の勉強は短くても1年、人によっては長くなれば3〜5年にわたる長期戦です。短期的に睡眠時間を削って爆発的な成果を出せる方はそれでいいですが、私はそうではなかったので、基本的に睡眠時間は削らず、毎日健康的に勉強できる範囲で頑張ることを心がけていました。

体調が悪い時はダラダラ勉強せずしっかり休み、集中できない時は散歩に出て音楽を聴くなど適度に休養をとっていました。
集中力や体調の波があるのは人間なので当たり前だと思います。日常的に勉強を休むことはなかったですが、大きな試験の後には旅行に行く予定を立てるなどしてメリハリをつけて生活することが重要だと思いました。

具体的な勉強方法

基本それぞれのテキストを、丸呑みするレベルで暗記することになります。ただし論文式試験の勉強にスムーズに移行するためにも、仕訳や条文の趣旨を深く理解することも重要です。

私は試験の日に瞬間最大風速的な記憶量にするために、全体的な指針①で述べたように、勉強期間を初習期・習熟期・直前期の3つに分割して段階的に勉強しました。

初習期は全体を概観するイメージで、テキストを見ながら講義を受講しました。
習熟期は理解を重視するイメージで、テキストを読み込みつつ問題集を解き、理解できてない部分を無くしました。
直前期は暗記の精度を高めつつ、本番の形式に慣れるイメージで、短答や論文専用の問題集や過去問を解き、答練や模試を受けました。

科目別の具体的な勉強方法については、特に他の方と異なることはしていないので割愛させて頂きます。

クレアールで学習して良かった点

私はクレアールの公認会計士講座を受講する中で、他の予備校よりもクレアールを選んで良かったと思った点が2つありました。

良かった点の1つ目は、私自身が持つ計画性を活かすことができた点です。クレアールではメールや電話等で勉強計画について質問した場合、非常に丁寧に答えてもらえます。しかしながら、通学形式の他の予備校のように、チューターさんが逐一出席状況や進捗状況を把握してくれる訳ではありません。

つまりクレアールを利用した勉強では、ある意味では一定の自律性が必要となります。ですが、私はこれまでの大学受験などの経験から、自分で計画を立てて実行する力はあると考えていたので、かえってクレアールのスタイルが合っていました。
私と同様に、大学受験や他の資格試験などで培った計画性を備えているけれども、完全に独学では不安が残るという方には、クレアールが非常に合っているのではないかと思います。

良かった点の2つ目は、1人でコツコツと勉強できた点です。私は大学受験の時に予備校に通学していましたが、自習室で勉強する時は人の目が気になるタイプでしたし、模試の順位が張り出された時は人と比べて落ち込むタイプでした。

公認会計士試験の予備校でも通学だと同様のことが起きると考えたので、通信に特化したクレアールの受講形態が私には最適でした。ただし受験仲間と試験勉強の辛さを共有したり、成績を競い合ったりはできません。

私は友達ゼロで勉強を黙々と続けることができましたが、受験仲間が欲しい方はネットで公認会計士を目指している人を探したり、クレアールやネット上の合格体験記を読んだりして辛さを紛らわすと良いかもしれません。

最後に

ここまで色々と書いてきましたが、全ての人にこれらが当てはまるとは思っていません。ですがこの合格体験記を読んだ方々に、何か一つでも気づきを与えられることができていたら幸いです。

最後になりますが、公認会計士試験勉強で1番大事なことは、頑張る自分を信じてあげることだと思います。そして自分を信じるためには、必然的に多くの勉強量が必要になると思います。
しかしながら、勉強時間は限られているので、優先順位をつけながらある程度効率よく、でも薄い理解にならない様に自分を管理して勉強すれば自ずと合格が近づいてきます。

時にはメンタルの不調が出てくると思いますが、それは受験生全員同じです。この受験勉強生活を振り返ってみると、不安や焦りが出ることは本気で勉強していることの現れではないかと思います。

人生において、挑戦なくして成功はありません。公認会計士は、多少のリスクや犠牲を払ってでも挑戦する価値のある資格だと思います。

そして最後までこの合格体験記を読んでくださった皆様に感謝申し上げるとともに、公認会計士試験に挑戦する全ての方のご健闘をお祈り申し上げます。

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