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公認会計士合格体験記「私が公認会計士に合格するまでの道のり」松本 武尊さん

学習スタートから合格までの軌跡

2021年4月 簿記3級の勉強開始
2021年6月 簿記3級⇒合格&簿記2級の勉強開始
2021年9月 簿記2級⇒合格
2021年11月 簿記1級の勉強開始
2022年6月 簿記1級(お試し受験)⇒不合格
2022年11月 簿記1級⇒合格
2023年3月 公認会計士講座の学習開始
2023年12月 第Ⅰ回短答式試験⇒合格
2024年8月 論文式試験⇒合格

目次

公認会計士を目指したきっかけ

私が公認会計士を目指したきっかけは簿記1級に合格したことです。

まず、私の大学では、簿記3級の取得が必須であり、そこで初めて簿記の勉強を開始しました。3級合格後も大学の単位になることや勉強を通じて簿記が得意であると感じたため、勉強を継続し簿記1・2級に合格することが出来ました。

そこで、簿記1級合格当時は大学3年生の終わりだったこともあり、通常の就職活動をするのか、又は公認会計士を目指すのかを決める必要がありました。

その結果、簿記1級で培った知識や経験を活かして会計士の試験勉強を有利に進めることができることや、会計士の収入の高さや安定性、会計士のキャリアは多様で様々な選択肢があること、監査業務だけでなく非監査業務を通じた社会貢献ができること等の公認会計士の魅力に惹かれたため、公認会計士を目指すことにしました。

クレアールを選んだ理由

私がクレアールを選んだ理由は自分にピッタリなコースをメールでご提案いただいたからです。

はじめは、どのコースを選ぶか悩んでいましたが、クレアールに問い合わせた際に、自分に合うコースをご提案いただいたことで合格までのイメージを持つことができました。

「あなたなら絶対に合格できる」というスタッフからの言葉に背中を押していただけたことや、受講料が他の予備校と比べてリーズナブルであることを理由にクレアールを選ぶことにしました。

具体的な学習方法

簿記検定対策時

私は、テキストや問題集で学習していくと同時に、過去問にも取り組みました。そうすることによって、実際に学習した内容を本試験の難易度で力試しすることができます。そして、過去問を解いてできなかった問題はテキストに戻って復習するようにしていました。

短答式試験対策時

財務会計論(簿記)   
私は簿記1級の勉強を通じて、ある程度の知識や計算力をついていたので、簿記1級の学習+α(会計士試験のみで出題される内容)というイメージで学習を行いました。
テキストや問題集を何周も回転させることで知識を定着させるだけでなく、過去問を解く(最低でも3回分)ことで、実践的な問題にも取り組み、対応力を身に着けました。

ただし、単にテキストや問題集を何周も回転させることは効率的ではありません。
私は以下のような方法でテキストや問題集に取り組みました。

テキストや問題集を1周解く 
→間違った問題のみを解く
→間違った問題がなくなるまで解く(これを定期的に繰り返す)

財務会計論(財務諸表論)
財務諸表論については、問題集や答練を解くことで知識を定着させ、間違えた箇所はテキストに戻って確認するようにしていました。さらに、過去問を合わせて解くことで、時間内で正解の選択肢を選べるように学習していました。

管理会計論
これは簿記と同様です。ただし、管理会計論に関しては、財務会計論よりも試験時間が短く厳しいので、早く正確に解けるように常に時間を意識して学習していました。

企業法
企業法は短答科目の中で一番テキストが厚く、暗記の量も多いです。そのため、テキストの内容をただ単に読むだけで、合格点を取ることは難しいと思います。

そこで、効率的に学習するためにテキストを読む中で覚えてられていない箇所があった場合には、その箇所に付箋をはり、テキストをすべて読み終わった段階で、付箋をはった箇所だけ読むという勉強をおこなっていました。
そうすれば、効果的に必要な箇所を覚えられますし、また、既に覚えている箇所を読む必要がなくなり、時間の節約にもなります。

加えて、テキストに条文が出てきた場合には、必ず「参考法令基準集」等で条文を確認するようにしていました。
そうすることで、条文全体のつながりを意識でき、また、論文式試験で必要な条文を探しだす能力を身に着けることもできます。

 論文式試験対策時

財務会計論
計算に関しては、短答式試験までの実力を維持するように、時々例題や答練を解く等のメンテナンスを行っていました。

理論に関しては、論証吐き出し型の問題に対応できるように論証を暗記しました。また、ただ暗記するだけでなく内容を理解することで、暗記の量を減らせ、現場思考型の問題に対応するための力も身に付けました。
ただ、論証の量は非常に多いため、書いて覚えると大幅なタイムロスになってしまいます。

そこで、以下の方法を実践しました。
① 問いを見る
→頭の中で論証を思い浮かべる
② 思い浮かばなかったら、論証を覚える
→時間を空けて、論証が覚えられているかを、問いを見て確認する
③ ①・②を本試験本番まで何周も何周も回転させる

管理会計論
財務会計論と同様です。計算は実力を維持するように時々、例題や答練を解く。理論も重要な論証は理解を伴った上で暗記する。

監査論
監査論は、常に論点ごとのつながりを意識しながら学習しました。例えば、監査の全体像を常に把握し、今自分が監査の全体の中でどの部分の学習をしているのかを確認したり、監査報告書の論点で監査手続に関わる内容が出てくれば、監査手続に関するテキストの該当箇所を確認したりしていました。

また、他の科目と同様に暗記が必要な箇所がありますが、その暗記すべき箇所を暗記するのは当然ですが、参考法令基準集を用いることで、暗記の量を減らし、また正確な文章が書けるようになります。

そのために、テキストで監基報が出てきたときには、必ず基準集を引くようにして、監基報のどの部分にどういう内容が記載されているのかを把握していました。

企業法
法律系科目はそれ特有の解答の仕方※があります。
(※①問題提起 ②規範定立 ③あてはめ)
そのため、テキストの例題や練習問題を解くときには、それを常に心がけていました。問題によっては必要ないこともありますが、基本的に上記の仕方で解答しないと点数が伸びてきません。

また、論文式試験では、短答式試験と異なり、条文を探す能力も必要になるので、テキストで条文が出てきたら必ず確認するようにしていました。加えて、論証を精度よく暗記しました。

租税法
まずはテキストの例題や練習問題を完璧にすることです。ここでは、計算中心の学習をしており、理論は計算中心の学習で得た理解によって、必要な能力が身についていくと思っていたため、練習問題の●×を解くぐらいで、理論に関して特段の学習はしませんでした。

ただし、理論問題の解答の仕方については練習しておく必要があるため、答練や過去問でその解答の仕方を身に付けました。加えて、租税法においても、条文を探す能力が必要になるので、テキストで条文が出てきたら、必ず基準集を引くようにしていました。

経営学
・経営管理論
重要な単語や論述は、テキストや問題集ですべて覚えました。(覚え方は、「短答式試験の企業法」を参照してください。)加えて、答練を解くことで、現場思考型の問題に対応できるようにしていました。

・財務管理論
重要な単語は暗記することは勿論ですが、財務管理論では、計算問題が大半を占めていますので、テキストの例題や練習問題を解いて、計算力を身に着けました。

クレアールで学習して良かった点

私がクレアールで学習してよかった点は以下が挙げられます。
・Web通信のため、自分のペースで学習できたこと
・Web通信のため、倍速で学習できて、時間短縮がはかれたこと
・論文答練の答案が返却されたときに、講師の方々(企業法、監査論、租税法)のメッセージが書いてあり、勉強の励みになったこと

最後に

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が3度目のMVPを受賞したといいニュースを目にしました。大谷選手の活躍は本当に素晴らしく、彼のプレーには私も魅了されてしまいます。

ただ、そういう素晴らしい活躍をする裏側には、とてつもない量の努力があるのではないかと考えています。それは会計士試験も同様であり、合格者達は相当な努力を積んで合格されたと思います。

私自身も人一倍の努力をしてきましたし、頭痛や吐き気を伴いながら勉強していた時期もありました。ですので、会計士試験に合格するためには、「合格した人は頭がよかった」「自分には才能がない」といったことを考えるのではなく、人一倍の努力をする必要があると思います。そうすれば、必ず合格できると私は確信しております。

講師の方含めクレアールの方には本当にお世話になりました。誠にありがとうございました。
そして、私の合格体験記を読んで下さった方が、公認会計士試験に合格されることを心から祈っております。

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