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公認会計士合格体験記「私の合格体験記」R・Hさん

学習スタートから合格までの軌跡

2020年8月  大手予備校で公認会計士試験の学習開始
2021年12月 第Ⅰ回短答式試験→不合格
2022年5月 第Ⅱ回短答式試験→合格
2022年8月 論文式試験→不合格(全くできず、途中帰宅)
2023年8月 論文式試験→不合格(偏差値51.5)
2024年1月 クレアールで学習開始
2024年8月 論文式試験→合格

目次

公認会計士を目指したきっかけ

大学時代、ベトナムでの海外インターンシップに参加し、飲食店の業績向上策を提案するプロジェクトに取り組みました。私はチームの中で「会計」を担当し、収支データの分析やコスト削減案の作成を行いました。この経験から、数字を用いてビジネスの課題を明確にし、解決策を導き出す楽しさを知りました。

また、会計の専門知識があれば、企業の経営を支える重要な役割を果たせると感じ、何かのスペシャリストになりたいという思いが芽生えました。同時に、チームでの協力を通じて目標を達成する仕事にやりがいを感じ、公認会計士は私の理想とするキャリアだと感じ、目指しました。

クレアールを選んだ理由

私がクレアールで学習しようと選択した理由は、ほかの大手予備校と比べて非常に価格がリーズナブルであったためです。

私の場合、2回目の論文式試験が不合格となった際に、元々在籍していた大手予備校の契約期間が途切れたため、予備校の選択を行いました。

それまで在籍していた大手の予備校を継続する選択肢もありましたが、クレアールの方がほぼ同じサポート体制にもかかわらず、値段が半分以下だったことに大変魅力に感じました。

また、クレアールでは担当講師制度があり、担当講師の方と信頼関係を築くことで、ほかの人には言えない学習相談ができる環境にも惹かれたからです。

具体的な学習方法

◆ 勉強方法(全体)

まず、計算科目については理解を重視して学習を行いました。テキストや問題集を通してわからない箇所があった場合すぐに講師の方に質問するのではなく、自分自身の力で理解することを意識していました。
考えてもどうしてもわからない場合は講師の方に質問するのですが、質問直後は分かった気になっているので、自分の言葉でほかの人に説明できるぐらいの理解度を意識して質問していました。

次に理論科目ですが、一通りテキストの内容の学習をしたら一問一答形式の問題を何度も解きました。問題集を使用し学習することで、試験で問われる箇所やどの部分を重点的に学習すればよいかが明確になり効率的に学習することができました。

会計学(財務会計論)
計算の学習では、テキストを高速で回転させつつ、問題集や模擬試験を解くという勉強法で取り組んでいました。問題集や模擬試験で間違った内容をテキストに書き込み、最終的にはテキストの高速回転だけで復習できるようにしていました。

短答式試験の対策では時間を計り、スピードを重視して問題を解いていましたが、論文式試験の場合は3時間と長時間の戦いになるので、正確性を重視して問題を解いていました。

一方、理論の学習では、ひたすら問題集の反復学習に取り組んでいました。短答式試験対策では細かい部分まで暗記し、答練や模擬試験で出題された問題も網羅的に学習していました。
論文式試験対策では、典型論点の解答を高めることを意識して学習に取り組んでいました。

私自身、理論の学習を通して計算問題の理解度が高まったと感じています。計算の学習の際にわからない問題に出会った際は、計算のテキストだけでなく、理論のテキストも使用し学習を進めることで深い理解を得ることができました。

◆ 会計学(管理会計論)
計算の学習では、とにかく問題集を回転させました。管理会計論の試験はとにかく時間がありません。また、1問解くにもかなりの時間と労力が必要になります。

そのため回転の際には、すべての問題を最初から最後まで回答するのではなく、問題によっては、問題文を見て瞬時に解法を思い浮かべるだけという学習方法を取り入れ効率的に回転を行っていました。短答式試験の際も、問題を見て解法が思いつかない問題をすぐに捨てることで、分かる問題を確実に解答することができました。

理論の勉強でも、問題集をひたすら回転させていました。短答式試験対策では、原価計算基準の暗記が必要不可欠です。理論問題8問中4問は出題され、そのほとんどが暗記のみで対応できるからです。
よって問題集の回転に加え、原価計算基準を何度も読み込みました。問題集を通して重要な箇所や問われそうな箇所にマーカーで線を引きその部分を重点的に学習しました。

◆ 監査論
短答式試験対策では、テキストと一問一答の問題集を回転させて学習していました。テキストで基準や実務指針の制定された背景や目的を理解し、問題集を通じてアウトプットを行って学習しました。
また、なるべく多くの問題に触れておきたいと考えていたので、答練や模試の問題を問題集と一緒に回転させていました。

論文式試験対策では、暗記する部分と法令基準集を使用する部分を明確に分けて勉強することで、効率よく学習を進めることができました。
また答練や模試を利用し、答案の際の文章の書き方や事例問題の形式に慣れておくことで、本試験でも焦らず落ち着いて取り組むことができました。

◆ 企業法
短答式試験対策では、とにかく問題集を何度も回転させました。短答式試験の企業法は覚えるものが多く、テキストの学習だとなかなかメリハリをつけることができませんでした。そのため問題集の回転学習を中心に行いました。

また、監査論でも述べたようになるべく多くの問題に触れておきたかったため、答練や模試の問題も回転教材として利用しました。

論文式試験対策では、問題を見てどの条文を用いて解答すべきか正確に把握することが大切です。そのため問題集の演習の際には、問題を見てどの条文を解答すべきかを瞬時に頭の中で思い浮かべることを意識して取り組みました。
また、答練や模試を通して記述の練習を行いました。

◆ 租税法
計算の学習では、とにかくテキストを回転させました。租税法の計算は知識量が重要だと思います。そのため、答練や問題集の演習を通してテキストに記載がない部分をテキストに書き込み、最終的にはテキストの回転のみですべてを網羅できるようにしていました。

また、消費税法は本試験では完答することは時間的にも厳しいと感じていたので、「課税仕入れ等に係る消費税」については捨てていました。
そのかわり、「課税売上割合」や「課税標準額に対する消費税額」の問題の対策は入念に行いました。

理論の学習についてですが、答練や模試の問題を何度も解き直しました。とにかく問題に慣れることが大切です。
また、重要な条文の法令基準集に記載されている箇所の大体の位置を覚えておくことで本番焦らずに解答することができます。とくに消費税法の論点は目次を見ても探しにくいので、頻出の条文はチェックしておくべきです。

◆ 経営学
計算の学習では、とにかく問題集を回転させました。ただ、本試験では、問題集や模試で見た問題と同じような問題は少ないです。
そのため、基本問題の演習を中心に理解を深めることが優先です。余裕があれば応用問題の演習に取り組めばよいと思います。

理論も計算と同じで、あくまで私の感覚ではありますが、基本的な用語以外でテキストに載っているようなものは本試験で出題されづらいです。そのため、時間がない場合はテキストの深追いはしない方がいいと思います。

一方、時事的な問題が出題されたりするので、時間に余裕がある人はニュースなどに出てくる単語の意味など調べておくとほかの受験生と差がつけられるかもしれません。

最後に

これから論文式試験を受ける皆さんへ          

1つだけ私が送ることができるアドバイスは本試験の時に、一喜一憂しないことです。

これまで学習した成果を出す論文式試験ですが、3日間ととても長い試験です。待ち時間も長くいろいろ考えてしまいますが、考えることでメンタルが安定せず本来の力を出せなくなってしまいます。

そのため、良くできたときも、問題が簡単だったからほかの受験生もできていると考え、できなかったとしても問題が難しかったため、ほかの受験生もできていないと考えるのがいいと思います。こうすることで科目ごとに一喜一憂せず、3日間の試験に挑むことができると思います。長く険しい道のりだと思いますが、頑張ってください!

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