鈴木 美砂さん
- 大東文化大学 国際関係学部 卒
勉強環境
私は、働きながら試験に挑戦するつもりで働きながらの資格取得に一番力を入れていたクレアールで勉強することに決めました。会社では情報システム部に所属していたので、会計と直接の関係はなかったが、会計士試験の勉強は1級の合格を目指すところから始めました。
勉強スケジュール
私の勉強スケジュールの特徴は、①短答式試験直前に論文式試験の合格目標年度を前倒ししたことと、②短答式試験までは短答式試験に特化して勉強を進めて、論文式試験の対策は短答式試験が終わってから始めました。租税法と経営学のDVDは短答式試験が終了してからの1ヶ月の間に消化することになりました。
合格の前提
(1)合格スケジュール
前提条件の一つ目は、合格スケジュールを手に入れることです。合格スケジュールは、試験に合格するための模範となる勉強スケジュールのことで、いつまでに何をしたらよいのかという目標ができます。あとは、その目標をクリアするために努力するのみです。私は五十嵐先生の合格スケジュールを心から信じていたので目標をクリアするための頑張りが利きました。
(2)勉強仲間
前提条件の二つ目に勉強仲間を挙げたいです。勉強仲間がいることによる効果は以下の2つです。
一つ目は、効率的に勉強できることです。例えば、答練が終わった後直ぐに、できたかどうかの感触を聞いてみると、その問題が自分だけできなかったのか、皆もできなかったのかがよく分かります。皆もできなかった問題は暫く放っておいてもよいが、自分だけできなかったのであれば優先的に対策を立てる必要があります。勉強を効率的に行うためにも仲間の存在は重要です。
二つ目は、支えになることです。例えば、短答式の模試で財務会計論の成績がひどくてパニックになりかけた時、根気よく「これからが勝負だ」と励ましてくれたり短答式試験直後に、租税法の講義を聞き始めて不安になっている時に「絶対、大丈夫!」と励ましてもらったり、仲間の中で自分だけが不合格になれないという強力なプレッシャーは、勉強の緊張感を維持するためにもよい存在でした。こんな大切な仲間を作ることができた理由を3つ考えました。
一つ目は、学校主催の懇親会に参加したことです。ここには、よい勉強仲間を作りたいという人が参加するので、仲間の芽が出る可能性があります。
二つ目は、毎日学校に通ったことです。夜だけでも毎日学校に通うと周囲の人が顔を覚えてくれて、「がんばっている人」というレッテルを貼ってくれる可能性があります。
三つ目は、他の人と同じ日に答練を受けたことです。平日の答練は18時半からだったので、仕事をしていた私は他の人と同時に答練を受けることはできませんでしたが、少し時間が遅れてもできる限り同じ日に答練を受けるようにしました。
努力したこと
(1)勉強時間の確保
受験生活の大半は働きながらの勉強だったので、とにかく時間を確保することに苦心しました。最終的には、平日最大で5時間(朝2時間、夜3時間)座って勉強する時間を確保することができるようになりました。
①残業しないように仕事をする
残業をすると、夜の勉強時間が削られるのでできるだけ残業しないように計画的に仕事を進めるように心がけました。
②朝早く起きる&昼寝をする
夜は仕事で頭が疲れているので、仕事前に勉強しました。朝早く起きて、まず家を出て、会社の最寄り駅まで移動し、電卓をたたいてから会社に出勤します。朝早く起きると、午後眠くなって仕事の効率が落ちるので昼休みに机で5~15分の昼寝をするように心がけました。
(2)優先順位をつけて勉強する
二つ目は、優先順位をつけて勉強したことです。優先度の低いものを後回しにできることが重要だと思います。後回しにした科目にはあまり時間が割けないため、不安に思ったり心配になったりしてしまうが、私は後回しにすることを割り切って考えるようにしました。
最後に
私が合格できたのは、①五十嵐塾で先生に合格スケジュールを教わって、②よい勉強仲間に恵まれ、③時間を作る努力をして、④優先順位をつけて勉強したからです。特に、五十嵐先生や勉強仲間に出会えたことによるところが大きいと思います。受験中に力をくれた人に本当に感謝しています。