坂上 志歩さん
- 横浜国立大学 経営学部 卒業
クレアールを選んだ理由
初めに、クレアールで勉強しようと思ったきっかけは、簿記1級修了後に公認会計士の勉強に移行するカリキュラムが理に適っている事と、事務局の方が私に合うコースを親身になって検討してくれた事です。2度目の受験で自分に足りない部分を補う事ができるという確信もあり、クレアールを選びました。
「非常識合格法」のメリット
「非常識合格法」の考えである正答率の高い箇所は確実に理解する事が大切で、答練や模試などで難しい問題は、自分だけができない問題ならば理解できるようにする事です。1年目は完璧を求め過ぎ、勉強時間だけ多く非効率的な勉強をしていました。2年目は、効果的かつ効率的な勉強しようと心がけました。2年目は1年目より勉強時間は減りましたが、密度の濃い勉強ができました。
私の勉強スケジュール
短答式に不合格となり、年内は短答式の勉強を中心に進めました。12月短答に合格し、年明けからは論文式のみの勉強を行いました。
初学の方にはお勧めできませんが、12月短答に合格することは論文に向けてのアドバンテージとなるため、受験2年目以上の方には、年内短答特化の勉強法は良い戦略です。
大まかな勉強法
1年目はアウトプット不足を痛感した為、2年目はアウトプット中心の勉強を心がけました。
短答式は多くの肢を解き、解けなかった肢をテキスト等で確認する勉強をしました。
論文式は、インプットをしている時でも、アウトプットを意識した勉強を心がけました。テキストの目次を見て中身を言えるようにしました。これは自分が本当に理解していなければできません。自分の理解度を知るのには、この勉強法は、お勧めです。
過去問を見る事も大切です。出題形式を頭に入れ、計算と記述の比率を知る事は、自分の勉強の方向性も見えてきます。
科目別勉強法
■簿記
簿記は論文問題が解ければ短答式の問題も解けます。短答式前も論文式の問題を万遍なく解いていました。論文式は、論文重点範囲の簿記問題を主に解きました。
■財務諸表論
財務諸表論の短答式の勉強法は、テキストに加え、基準を読みました。短答式は基準から出題される事が多い為、基準を読む事は効率的だと考えたからです。論文式対策はキーワード中心に覚え答練でアウトプットの練習という形で勉強しました。
■管理会計
基本問題を確実に取るという事は、管理会計で最も顕著に現れますので、短答、論文ともに答練とテキスト中心に勉強しました。
■監査論
監査論の短答式の勉強法もテキストに加え、出題頻度の高い委員会報告書を読みました。論文式は、テキストのキーワード中心に覚え、答練でアウトプットをしました。監査基準の暗記は、短答式では選択肢をすばやく切る為のメリットがありますが、論文式では基準が配布されるので暗記の大きなメリットはありませんでした。
■企業法
企業法は、短答式、論文式共に、まずテキストの内容理解と条文の読み込みが大切です。論文式ではテキストを主旨中心に覚えました。
■租税法
租税法はテキストの例題を完璧にし、答練や問題集等でアウトプットの練習をしました。理論に関しては、答練等の問いの結論と主旨を簡潔に言えるように意識しました。
■経営学
管理論はテキストのキーワード、意味を覚えました。財務論は、テキスト理解に努め、答練を活用してアウトプット練習や自分の理解度の確認を行いました。
自分なりの勉強法を!
人にはそれぞれ自分に合った勉強法が違ってきます。勉強法を確立している人は比較的短期に合格しています。合格体験記などをうまく利用して勉強法を早く確立して下さい。
合格のために最も大切なこと
合格の為に大切なことは、合格を信じ諦めない事です。勉強している時は、挫けてしまいそうになる時や停滞期等多々、生じます。しかし、諦めずに勉強を続ければ必ず結果はついてきます。また、おのずと成績は上がってきます。
本番でも最後の1秒まで諦めない事も大切です。 試験本番では予想外の事が起きます。不測の事態が起きた時は、深呼吸をして、今迄、頑張ってきた事を思い出し、「絶対に受かる」と言い聞かせ、最後まで諦めず問題に挑んでください。
最後に
今回合格できたのは、様々な人の支えがあったからです。先の見えない勉強生活で、私を励ましてくれる人がたくさんいました。家族、友人、講師、事務局の方々には、感謝してもしつくせません。本当にありがとうございました。