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公認会計士合格体験記「諦めなければ必ず合格できる! 合格への強い思いが大切」小野 一貴さん

小野 一貴さん

  • 明治大学 経営学部 卒

はじめに

 私はクレアール会計士アカデミーで3年間お世話になり、公認会計士試験に合格しました。クレアールでの3年間で、私が学んだことや思ったことを今回の合格体験記に書かせていただきます。この合格体験記が、これから公認会計士試験の合格を目指す皆さんのお役に立てれば幸いです。

クレアールを選んだ理由

 私は、大学入学後、すぐに友人の誘いで日商簿記検定とその先にある公認会計士試験を目指しました。日商簿記検定を先に受けたのは、大学の方針でした。しかし、これはクレアールと同じ考え方です。まず簿記・管理会計を日商簿記検定により基礎固めすることで、いざ公認会計士試験の勉強を始めた際、簿記・管理会計の伸びと他の科目への時間配分が大きく変わってきます。これから公認会計士試験の合格を目指される方は、先に日商簿記検定を1級まで受けることを強くお勧めします。

 さて、日商簿記検定1級受験後、大学2年生の6月から私はクレアールでの合格を目指しました。いくつかある専門学校のなかでクレアールにした理由はいくつかあります。日商簿記検定2級・3級の先生だった五十嵐先生がクレアールで五十嵐塾をしていて、勉強のサポートをしてくれること。みんなが解答できる範囲を徹底的に勉強し、必要以上の範囲の勉強をしないという非常識合格法に共感したこと。

受講コースがシンプルで、申し込み後の追加の申し込みが不要なこと。先生が一科目につき一人なので、どの先生の授業を受けるか考え、予定を立てる必要がなく、勉強に集中できること。などです。私は残念ながら一発での合格はできませんでしたが、クレアールでの一発合格が、一緒に勉強していた仲間や後輩の中で一番多いので、一発合格を目指す方にはクレアールが最適だと思います。

クレアールでの受験生活

 私は、初年度はライブ授業、2年目・3年目はDVDでの授業を受けていました。初年度でライブ授業にしたのは、特に本番のような緊張感をもって答練を受けるためです。他の受講生に交じって答練を受けることで、緊張状態のなかで自分を抑え、解答する訓練ができます。一方、2年目・3年目をDVDで受講したのは、授業を1.5倍速で受けることができ、かつ先生の話を細かくメモすることができるからです。これにより、一層の理解を得ることができました。どちらのタイプで受講するかは、人それぞれで、どちらでも合格可能だと思いますので、自分に合った方を選ぶべきです。

合格のためのポイント

 ではここで、合格のためのポイントをいくつか書きたいと思います。

①勉強する上での予定の立て方

 まず、受験勉強の期間は日商簿記1級後からだと15カ月ほどあり、長期間です。その中で、大切なのは、まず、ゴールまでの道のりをしっかりと把握すること。その間に、いくつかの中間地点を決めること。そして、今自分がどの位置にいるのか、常に把握することです。プランや歩くコースを決めないで山登りをするのが危険なように、合格のために自分がどんなコースを進むのか、しっかりと決めてください。

②勉強する上での考え方

 私にとってはこれが合格する上で一番重要だと思っています。(1)まず、自分が決めた公認会計士試験合格という目標に対する覚悟です。公認会計士合格という高い目標を決めたのであれば、どんなに勉強が大変でも、答練の成績が悪くても、めげずに勉強し、合格するんだという覚悟が必要です。(2)次に、合格にために、今自分がすべきことをするということです。合格までの予定を立てたなら、他の受験生のことは気にせず、自分が今、しなければならないことだけ考えて行動してください。これは、勉強だけしろと言っているわけではなく、休憩・休日も必ず予定に入れ、今自分が決めた休息時間なら、集中して休むことです。また、勉強中は、必ず不安がやってきます。しかし、不安は現実に起こっていることではなく、妄想の世界です。今すべきことに集中することで、不安を現実のものとしないようにしましょう。

③勉強の仕方

 クレアールのテキストや答練は、合格者であれば基本的に解答してくるものだけを凝縮したものになっています。このテキストや答練を信頼し、与えられたものだけをしっかりと理解し、覚え、アウトプットできるようにすれば合格できます。
また、苦手科目は作らないことです。得意科目を作るより、苦手科目をなくすことで得点を上げた方が効率的で、どんな難易度の試験でも、成績に変動がすくないようにしていくとこが大切です。

④答練の受け方

 答練は必ず全力で受けましょう。そして、そのための準備を全力でしましょう。これにより、自分が理解できていない所、覚えていないところが分かり、勉強の進捗度が分かります。

⑤本番での考え方

 本番では、常に落ち着いて、あせらないことです。短答式・論文式を問わず、必ず受験者が解答出来ない問題が含まれています。自分が解答できない所は皆も解答できないと思って、自分が解答できる所をしっかりと解答していきましょう。

各科目別の勉強法

①簿記

 簿記はテキストと答練しかやりませんでした。まず、テキストで(1)各仕訳の意味と各仕訳の決算整理前残高試算表・決算整理後残高試算表との関係性まで理解します。(2)その上ですべての仕訳を切れるように覚え、頭に仕訳が思い浮かぶようにしました。その後、答練で理解や知識のフォローアップをしました。また、一通り理解し覚えた後、私は紙に、各論点ごとにテキスト・答練(短答式・論文式問わず)の問題番号を書き出し、各論点ごとに回していました。これにより、様々な問題から一つの論点に当たることができ、理解が進みます。そして、本番が近付くにつれて、似た問題を切っていくことで、回転効率も上げていきました。

②財務諸表論

 財務諸表論は、テキストを理解し、覚えただけです。その際、論文式試験で配布される法令基準集に記載されていないものを中心に覚えることで、効率を上げていました。この簿記・財務諸表論、合わせて財務会計論は短答式試験・論文式試験どちらも他の科目に比べ、配点が非常に高いため、得意にしておくとかなり有利となります。私は、どの科目よりも財務会計論を徹底したことで合格しました。

③管理会計論

 この科目は日商簿記検定1級を受けた方なら理論を理解し、覚えるだけでいい科目です。理論は答練の理論問題をノートにまとめ、覚えていました。計算は答練(特に短答式)を回すことで、忘れないようにしていました。

④監査論

 監査論は、まず監査の一連の流れを体系的に理解することが大切です。これは、答練一回目で、解説の平林先生が解説してくれます。あとは、各論点がなぜそう言えるのか、根底にある論拠から順を追って言えるようにすればいいと思います。

⑤企業法

 企業法は、最初の理解が大変ですが、とにかくテキストを一周すると分かってきます。一通り理解したら、条文を引きながら、 ひたすらテキストを覚えましょう。

⑥租税法

 租税法の計算は、簿記と同じ方法でやりました。一方、理論は、直前期に配られるテキストだけしっかりと理解し、覚えれば 十分対応できます。

⑦経営学

財務管理論はテキストを見ないで言えるくらい理解し、答練で計算を練習すれば対応できます。経営管理論はテキストと答練を、 キーワードを中心におさえていけば大丈夫です。

この試験は、努力すれば誰でも合格できる試験です。そして努力が実り、合格した時、自然と涙が出るような感動が味わえます。これから合格を目指す皆さんも、この感動が味わえるよう、頑張ってください。皆さんの合格を祈っています。

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