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公認会計士合格体験記「合格のために」長岡 宏樹さん

長岡 宏樹さん

  • 慶應義塾大学 総合政策学部 卒業

クレアールに入学した理由

私がクレアールに入学した理由は3つあり、

  • ①非常識合格法にひかれたこと、
  • ②五十嵐先生のセミナーを聞き、相談にのっていただいたこと、そして
  • ③受講料が他校に比べ安いこと

です。

私はそれまで勤めていた会社を退職し公認会計士になることを志し、4月頃から学習を開始しました。予備知識はゼロでしたので、簿記3級から始めました。1年目は短答式で不合格に終わりましたが、翌年度の短答式と論文式試験に合格しました。

短答式試験勉強法

翌年5月の短答式は何もできず、得点は5割程度でした。そのため受験後は翌月の簿記1級に切り替え、計算力を徹底的に鍛え直しました。思えばこのときに計算力の基礎を確立できたと思います。簿記1級レベルでも馬鹿にせず、しっかりやると後々効いてくるはずです。

その後は12月の短答式に向け学習を再開しました。答練を受けると本試験さながらの緊張感があり、また解説を聞くことで疑問点もすぐに解消できます。順位表に載ることも良いモチベーションになりました。
  勉強法は至ってシンプルなのですが、テキストを繰り返し読み、答練を出来るまで復習しました。答練の復習スケジュールはでき具合に応じて間隔を調整し、手帳に書き込んで管理しました。短答式試験は範囲が広く、ある程度網羅的にやる必要はありますが、それでも非常識合格法の範囲内で十分だと思います。それをこなすだけでも大変ですが、余力があれば自分で範囲を広げれば良いのです。「出題範囲の要旨」にもご自身で一度目を通してみると良いと思います。
また過去問と公開模試(他校含む)は直前に徹底活用することで、直前期の伸びがかなり期待できると思います。

論文式科目別勉強法

全科目に共通するのは、講義と答練をすべて受講し、復習もしっかりすること、直前1カ月には過去問と公開模試(他校含む)を活用することです。

財務会計論

理論はテキストと答練を頭の中でスピーチしたり、答案構成を紙に書きだしたりしました。しかし全文を丸暗記するのは難しく、非効率です。そのため、石井先生が講義や答練の解説に書いている「背景ロジック」をまず頭に入れ、自力で流れを書きだせるようにしました。また配布される条文集は「結論の背景」がカットされているので、そこも重点的に読み込みました。

計算は簿記の論文答練を繰り返し解きました。平山先生の答練は論点が網羅されているため、不安を感じることはないと思います。中でも新しい基準(本年度は包括利益)は重点的に対策をしました。また連結と企業結合は出題が多いので、テキストの例題を何度も解きました。

管理会計論

原価計算は計算・理論(原価計算基準)ともにしっかり得点すべき部分だと思います。ここでも簿記1級で築いた基礎が活きてきます。

監査論

短答後はあまり時間を割きませんでしたが、平林先生の「演習セレクト50題」を直前にやりました。実務的な出題もされますが、核になるのは監査基準です。配布される条文集にも載っていないので、前文も含めてよく読み込み、リスクアプローチの概念を頭に入れておく必要があります。

企業法

論文テキストと答練を中心にやりました。論文テキストは非常に充実しておりこれ一冊で十分でした。やはり教材は時間と効果を考えて絞り込むべきだと思います。企業法は体系化されているため、量は多いですが学習しやすい科目です。論証パターンを50通りほど覚え、条文を使いこなせれば本試験でも十分対応できるでしょう。

租税法

  短答後から学習を始めました。範囲は広いですが会計学等と比べ学習期間が短くなるので、3月くらいまでは租税法をメインにやりました。テキストの例題は完璧にし、また条文を使いこなせることが重要です。結果的には一番得点が良かったので、努力すれば結果に結びつきやすい科目だと思います。

経営学

短答後から学習を始めました。経営管理論は本試験の問題が難しく、学習の成果があまり出ませんでした。逆に財務管理論は基本的な問題が多く、問題数も多かったため確実に得点すべきだと感じました。そのためこの科目は計算をしっかり固めれば得点源となります。しかし公式を暗記する必要はなく、なぜそうなるかを考えて自力で導けるようになれば負担は減らせるので、効率よく得点を積める科目だと思います。

おわりに

これから目指す方には、公認会計士以外の選択肢も持ちつつ勉強していただきたいと思います。私は受験に専念していたので他に選択肢はない状況でしたが、会計士がダメでも少しでも就職に有利なように、簿記検定や全経、税理士試験の簿記論・財務諸表論も受けました。逆にこのような備えをした人の方が、結果的に会計士試験の勉強も上手くいくような気がします。

とはいえ、公認会計士はプロフェッショナルとしての生き方を可能にする資格であり、活動領域はますます拡大しているので、目指す価値のある資格です。合格者が減ったことでその価値は相対的に高まっているのではないでしょうか。これから目指す人にはあきらめずに、努力を続けてほしいと思います。私も挫折しかけたことがありましたが、高い目標に向けて努力し、それを達成した時の喜びは最高です。そこにはきっと新しい世界が広がっているでしょう。

最後に、クレアールの講師のみなさん、スタッフのみなさん、そして家族や友人には最後まで私の挑戦を支えていただき心から感謝しています。本当にありがとうございました。

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