ワンポイントアドバイス(動画)
動画内容の要旨
12月までに短答レベルを目指す
短答試験が1回になっても、論文の試験範囲に変化はありません。だとすると、やはり論文科目を仕上げる時間が必要です。そのためには、あえて従来のスケジュールを目標にすることをおすすめします。特に後述する計算科目は、一点集中である程度時間をかけないと、いつまでたっても仕上がりません。そして、一度仕上がれば、その実力は論文まで生かすことができます。最低限、計算科目だけでも12月までに間に合うよう、準備することをおすすめします。
ボーダーは12月短答と同じ
5月短答というと、8月論文までの期間の短さに注目しがちですが、最大の特徴はボーダーの高さ(≒合格率の低さ)でした。短答試験が年2回あり、その2回めの試験は、論文式試験受験者数の調整的な意味合いが強く、合格者数も圧倒的に少なかったからです。
一方、今回の変更では、短答試験が年1回になりました。同じ5月短答でも、年1回なら(昨年の5月短答と比べて)当然に合格者数が増えるため、ボーダーは例年の12月短答レベルになるのではないかと想定しています。
計算を早く仕上げた人が有利
短答では、計算力が本試験にとても役立ちます。そのために、クレアールでは簿記1級合格を目指すところから会計士講座が始まるのです。加えて、短答で問われる財務、管理の計算分野は、そのままの知識が論文に問われます。12月短答のタイミングで計算に自身がある人=財務・管理の論文対策に目処がついた人であり、他の論文科目に注力する時間が稼げることになります。短答合格率を高めるため、論文科目の勉強時間を確保するために、ぜひ計算を優先的に仕上げましょう。