公認会計士合格体験記「働きながら合格する方法」黒川 昌彦さん

黒川 昌彦さん

  • 慶應義塾大学 経済学部 卒
目次

クレアールを選択した理由

仕事と勉強を両立させる場合、勉強にフォーカスした場合と比べてどうしても絶対的な勉強時間は少なくなってしまいます。その場合、広範な試験範囲を全てカバーする程の時間は自分には確保できないと思い、重要論点を自分で絞り込む作業時間も節約する必要があると考え、その観点から専門学校を探しました。その中でクレアールの非常識合格法や、重要な範囲をコンパクトにまとめてあるテキストを知り、あまり悩む事も無く決めました。

効率的学習の為に使用するツール

仕事と試験勉強を両立させる場合、ご説明するまでも無くフルタイムで学習されている方と比べると学習時間が短くなる事は明らかです。そこで以下3点の機器をご用意する事をオススメさせていただきます。また、使用方法については学習方法で触れたいと思います。

  • 倍速再生機能のあるポータブルプレーヤー
  • タブレット
  • スマートフォン

学習方法

まず、原則として通信講座は倍速以上で受講します。3時間の講義であれば1時間半~2時間に短縮できるのでこれだけでも、ライブ講座と比べて復習に充てる時間が確保できます。もちろん、講義を理解できる事が前提なので、無理に倍速にせず、1.2倍速等から始めて徐々に耳を慣れさせて行くことが倍速で受講する為には重要です。 次に、学習時間を最大限に確保するため、学習時間を机に向かう時間とそうでは無い時間に区分します。ここで言う机に向かう時間と言うのは自宅や自習室等、テキストや答練等を広げて学習できる環境の事を指します。 机に向かう時間は答練等の総合問題や通信講座の受講を優先させました。特に、計算科目である会計学の答練については、細切れに時間を確保した所で実際の試験時間と異なってしまうと本番の試験での時間配分イメージがつかみにくくなってしまいますので、まとまった時間をある程度確保する事はとても重要です。そうは言っても、この時間を十分に確保できない可能性がある場合にはこの時間に充てる通信講座の科目を絞り込みます。どの様に絞り込むかと言うと、テキストや電卓を同時に使用する様な簿記や原価計算等の科目を優先し、電卓を使用せずかつ、聞いているだけで理解ができる科目、例えば企業法(会社法)や経営学の管理論等はその他の時間で学習します。また、この時間では答練で間違えた個所を、例えば簿記の場合は連結消去仕訳等も含めて簡単にまとめ、pdfファイル等を作成しました。これらのファイルをクラウド環境でタブレット、スマートフォンに同期させる事によってその他の時間での効率的に復習が行えるようになります。 一方、机に向かえないその他の時間とは、例えば通勤電車の中や出勤前、お昼休みのコーヒーチェーン等での時間になりますが、通勤電車では、先ほどのまとめをタブレットやスマートフォンで読みます。早朝は電車も空いており、個人的には朝のコーヒーチェーン等での学習がオススメです。特にオープンと同時に入店すると席も確保し易いので、尚良いと思います。朝の時間を利用し、先ほど絞り込んだ科目以外の講座や個別問題集等を解く時間に充てました。 こうする事で繁忙期以外の平日は毎日平均して三時間程度は学習時間の確保が出来ていました。

両立するならば、フォーカスすべき

受験期間の中で、同時並行でその他の資格やTOEIC等の学習も進めていましたが、正直会計士試験合格後にしても全く問題が無いと思いますので、会計士試験に直結しない勉強は絶対にやめた方が良いと思います。もちろん、職務・職責上回避できないものであれば会計士試験と同様にいかに効率良く学習するかを考え、悪影響を最小限に留める必要があると思います。

受験期間が長期化してしまっても

クレアールに限った事ではありませんが、基本的にはどの専門学校を選んだとしてもカリキュラムにちゃんと着いて来る事が出来れば短期での合格可能性は十分にあると思います。一方で私の様に残念ながら受験回数を重ねて合格に至るケースもあり、もし初回の受験で残念な結果になってしまった場合でも直ぐには諦めない方が良いと思います。何故なら、試験制度が改正されてからは、科目合格制度や合格者数の変動等の外部要因が相当に影響する可能性もあるので、粘り強く継続する事でチャンスを掴む事がでるはずです。

最後に

働きながらの挑戦は、難易度が高いと言われている公認会計士試験において確かに困難なものなのかもしれません。しかし、毎年必ず合格者はいるのです。決して不可能な挑戦ではありません。自分に合った学習方法とそれを継続する意思があれば結果はついてくるものです。また、仕事と勉強を両立させた経験は合格後も、さらに新しいチャレンジへの糧となります。これから学習を始められる方は、是非あきらめずに頑張ってください。

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