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公認会計士合格体験記「働きながら勉強する方法の試行錯誤」門田 恭子さん

門田 恭子さん

  • 国際基督教大学 教養学部 卒

クレアールを選んだ理由

 私は大学卒業後に会計士試験を始めて受験した経験が過去にあります。その時は結果が出ませんでしたが、2年前に再挑戦を決意し、当初は規模の小さい別の学校に1年間通いました。しかし、短答式試験に合格できなかったため、同じ学校に通っても同じカリキュラムの繰り返しだと考え、違う学校を探しました。最初、『非常識合格法』については、なるほどそんな勉強方法もあるんだなぁと感じた程度でした。クレアールに決めたのは、最初に渋谷校で話を聞いた際、とてもアットホームで印象がよかったからでした。

『非常識合格法』という学習方法 

社会人として働きながら勉強している身であったため、他校のテキストや模擬試験にまで手を広げる余裕がなかったということが、結果として、クレアールの『非常識合格法』に基づいたカリキュラムに従った勉強につながったようです。

働きながら合格するために

社会人として働きながら勉強する場合、とにかく可能な限り勉強時間を確保することと、確保した時間を効率的に使うことが大切です。

●自分に合った環境を整える

仕事を続けながらの受験でしたが、再挑戦1年目はフルタイム勤務、再挑戦2年目はパートタイム勤務という形で働いていました。特にフルタイム勤務の1年目は明らかに勉強不足でした。そこで、クレアールに通い始めたのをきっかけに、パートタイム勤務に切り替え、仕事をペースメーカーにしました。

●隙間時間を上手く利用

環境を整えたら、その中で如何に有効に勉強するかということですが、通勤電車の中、お風呂の中、食事中など何かをしながらもテキストを読んだり、スピーチを覚えるなどの勉強ができる隙間時間を有効活用しました。

●自分に合った勉強方法の模索

基本的な勉強のスタンスとしては、苦手科目や分野を減らし、全体的に底上げをしていくという方向で勉強しました。クレアールのテキストは、各先生方が論点を絞って下さっているので、テキストに含まれている分野は、どこかを「捨てる」ことなく、理解し、覚えていこうと考えました。ただ、私の勉強方法は「これ!」というものがなく、時期によって勉強方法が変わっていたので、時期に区分してご紹介いたします。

(1)基本期(2008年8月~11月)

この時期は、クレアールの講義と答練中心の勉強スタイルでした。再挑戦1年目の短答式試験失敗の反省から、基本的な知識を補強するため、クレアールでは基本講義から受け直しました。これまでの学習の穴を見つける復習期間だったと言えます。
講義を見る際はDVDの利点を活かして、1.5倍速にして時間を短縮すると同時に、苦手な部分はDVDを止めて十分時間をかけて復習をしながら受講しました。

(2)応用期(2008年12月~2009年3月)

この時期は、講義と答練の数が増えてきますので、基本期と同じように、講義と答練をこなすだけでもかなり大変になってきます。そこで、経営管理論だけは、応用期の講義と答練をこの時期に勉強せず、短答式試験後にすることにしました。応用期の答練では、計算科目の答練復習にできるだけ時間をかけるようにしました。また3月頃から、簿記用に「弱点カード」を作りました。手帳サイズのカードに、自分のなかなか覚えられないポイント(例えば、分配可能額の計算等)を、1テーマ1枚にまとめ普段から持ち歩いて覚えるというものです。

(3)短答直前期(2009年4月~5月)

この時期までは、短答対策・論文対策という区別なく勉強してきましたが、直前の2ヶ月間は短答対策を意識した勉強にも力を振り分けました。計算科目は、テキストの例題、問題集、短答答練の問題(あれば論文答練の該当部分)の順で問題にあたりました。
理論科目は、短答答練問題それぞれの選択肢の正誤をきちんと判断できるようになるまで、繰り返しました。

(4)論文直前期(2009年6月~8月)

6月は、2ヶ月間全く勉強していなかった租税法と経営学の復習からスタートしました。
経営管理論は、講義と答練の復習をすることで、十分だったと思います。専ら経営学の学習場所は、電車の中でした。
租税法は、復習のために、「計算手順カード」を作りました。簿記の場合は、「弱点カード」でしたが、租税法は、まとめる作業が復習になると考え、1テーマ1~3枚程度にまとめる作業をしました。
財務会計論は、簿記と財務諸表論を合わせて、テーマごとに掘り下げる方法で記憶の定着をはかりました。テーマごとに、財務諸表論のテキスト、会計基準、答練、簿記のテキスト、問題集、答練の全てに目を通します。理論と計算を合わせて勉強することで、全体が把握できるようになり、より確かな記憶になりました。
管理会計論は、苦手な管理会計に時間をかけました。管理会計は、答練と問題集の問題を解いた際にできなかった問題の解説を読みながら復習し、理解できるようになることを中心に勉強しました。
監査論は、過去の論文答練とテキストを復習しました。その際に、配布法令基準集のどこにどんな内容のことが書いてあるか、ある程度の位置を把握すると同時に、配布法令基準集に含まれない範囲を重点的に覚えるようにしました。
企業法は、どちらかというと得意な科目でしたので、論文直前は、弱い論点(判例など条文から引用できない論点)の簡単な復習をする程度でした。

最後に

この1年間は、仕事と勉強の生活を続けてきましたが、辛いと感じるよりは、自分の目標に向かっているんだという充実感の方を強く感じていました。同じ状況であっても、それを辛いと感じた時と楽しいと感じた時とでは、出せる力が変わってくるのではないかと思います。

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