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公認会計士合格体験記「合格レベルを意識した勉強」石川 浩之さん

石川 浩之さん

  • 東京理科大学 理学部 中退

はじめに

私は大学中退後に公務員として働いていたのですが、公務員には年功序列が残っており、大学を卒業していないことで業務や昇進も含め、将来の選択肢に制限があることを強く実感し、仕事の幅を広げる為に一念発起し、会計士試験を受験することにしました。

クレアールに入学した理由

私が公務員になる時の勉強のやり方が非常識合格法に似ていると友人に言われ、石井先生の本を読みました。そこで会計士の受験も同様の学習法が効率も良いだろうと考え、クレアールへの入学を決めました。公務員の学習時から教材を絞って勉強していた為、薄いテキスト・少ない答練は非常に魅力的でした。
また、近くにクレアールの校舎が無く通信での受講となりましたが、結果として倍速で講義を聞くことで学習時間を1時間程度に短縮することができ、そこで自習時間が確保出来たことが合格につながったのだと思います。

1年目の失敗

私は2007年に仕事を退職して勉強を開始しましたが、当時はまだ通信ゼミも無く、どの位のペースで勉強していけばいいか分からなく手探り状態でした。そして計算科目に特化しすぎた結果、バランスが非常に悪く、2008年の短答試験では計算科目こそ出来たものの、理論科目が足を引っ張り不合格となってしまいました。計算も大事ですが、理論科目とバランスよく仕上げることで勉強時間が作れるようになってくると合格が近づいてくるように感じました。

非常識合格法のメリットと私の勉強法

非常識合格法の一番のメリットは薄いテキストです。特に短答試験後に私は勉強計画を試験直前から遡って計算していたのですが、その時の指針としていたのがこの薄いテキストです。

具体的には論文試験の開始直前、もしくは昼休みの内の1時間でテキストを1回転させることを目標とした為、この時期は何日で1回転出来なきゃいけないなと常にゴール(論文試験)から逆算して勉強をしました。1時間で1回転を可能にするテキストが無ければ机上の空論に終わったと思います。この試験当日の過ごし方は河野上先生のアドバイスを大変参考にさせて頂きました、この場を借りてお礼申し上げたいと思います。

また、過去問を早めに見ておいたことも良かったと思います。過去問を参考にした理由は、問題のクセを掴むためと、合格レベルの受験生の実力を知るためです。過去問を見ていただければ分かるのですが、毎年ガラッと変わるのが特徴でヤマを張って勉強するのはギャンブル性が高いと思います。もちろんヤマが当たり運良く合格出来たらラッキーですが、科目数も多いので期待値はかなり下がります。

そこで私は問題の傾向や難易度ではなく合格レベルの受験生はどの位の論述をしてくるのか?を常に意識して自分の実力と合格レベルとの差異分析をして勉強していました。

具体的な勉強法

(1)計算科目

最近の試験では理論も重要になっています、だからこそ計算科目を早めに仕上げることが得策です。計算が仕上がれば簿記・管理・租税は1日30分ずつで維持することが出来るので、残りの勉強時間を理論に当てることができます。具体的にはテキストを短期間で回転させて完璧にし、早い段階で答練の復習に移行することを目標に勉強しました。

(2)理論科目

計算科目がテキストではなく答練重視の勉強だったのに対し、理論科目はテキスト重視の勉強でした。また、最寄りの図書館で勉強していた為、スピーチが出来ず、ノートに書くこととテキストの速読をしました。
書くのは時間がかかると言われますが、個人的には見るスピード、聞くスピードと頭が理解出来るスピードには乖離があり、文字を書けるスピードが理解出来るスピードだと思った為、ノートを書くことで理解し、速読することで暗記を助けるような学習をしていました。

ノートに書く際は当たり前ですがテキストを丸写しにはしません。また、過去問に加えて解答用紙も参考にし、本試験ではどの位の分量を書かされるのかを意識しながら、キーワードを押さえつつテキストの内容を解答欄の分量に収まるようにまとめる練習をしました。ここで短くまとめることが出来ないようではまだまだ理解力不足だと判断することも出来ます。
理解した後の暗記のポイントは、通読することだと思います。「暗記しよう」と思わなくてもよいので、5回、10回と全範囲を読み通すことをオススメします。読み進める際に、章ごとの順番を入れ替えると脳が刺激される(退屈しない)し、新たな発見もあります。

最後に

最後までお読みいただきありがとうございました。無事合格出来たとともに、合格体験記まで書かせていただいて大変感謝しております。また家族・友人・事務局の方にも大変お世話になりました。勉強方法や勉強計画のアプローチは人それぞれだと思いますので多少なりとも来年以降受験される方の参考になれば幸いです。

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