公認会計士合格体験記「会計士試験で試されているのは『やり通す能力』」石黒 麻美さん

石黒 麻美さん

  • 中央大学 商学部 卒
目次

クレアールに入学した理由

  1. 勉強範囲を自分で広げない
  2. 同じ教材を何度も見返すこと、途中で教材を変えないこと

以上の2点は自分が過去の受験経験から気をつけなければいけないなと思っていたことで、予備校を選ぶときにもこの2点に気をつけて選びました。クレアールは「試験範囲の中でもコアに重点を置くこと」「スピーチを繰り返して徹底的に暗記すること」を掲げていましたので、上記の2点に合致しており、効率的かつ効果的だろうと判断できたため、クレアールに入学しました。

私の勉強方法

簿記

テキストをとにかく繰り返しました。この時に私が意識していたことは仕訳を切れればいいということだけでなく、「この問題を答練でならどう解くか」「どういう下書きにするか」ということです。どうすれば点数が取れるか、ケアレスミスしないかということを頭に浮かべながら学習を進めました。簿記はケアレスミスとの戦いなので、このようなちょっとした意識の違いが確実に点数に表れると思います。ただ作業のように解いていては点数が取れません。

管理会計

答練を回しつつ、テキストで理論に重点を置きました。論文本試験では理論の分量が多く、本試験でも時間を取らずある程度スラスラ書けるようにするために理論を徹底的に暗記しました。

財務諸表論

簿記でやった仕訳を思い浮かべながらテキストを何度も読み込みました。私は簿記が得意だったので、簿記と財務諸表論を繋げて考えると財表の理解も早くできるからです。覚えこむ際には、キーワードを軸に少しずつ肉付けをするように覚えていき、徐々に精度を上げていきました。

監査論

テキストを読みながら監査の流れをフローチャートで書きました。このように全体の大枠をつかみ、細かいところを少し後付けしました。委員会報告書は先生が「読んだほうがいい」といったものだけを読みました。本試験も配布された法文集は使っていません。監査論は今自分が監査の流れのどこをやっているのかを常に意識することが大切だと思います。
とにかく細かくやりこむより、大枠を上手く掴むと、応用力もついて事例問題も得意になると思います。

租税法

この科目もとにかく繰り返しました。何度か解いていくうちに公式の意味が掴めてきます。答練は常に満点を狙いました。計算に余裕があったので、理論も直前期に配られた冊子をほぼ暗記できました。

企業法

好きな気持ちとは裏腹に、当初一番伸び悩み、条文番号もセンスの無い語呂合わせを無理やり作ってなんとか凌ごうと考えていました。また、この科目が現時点で一番点数が低いと気づいた瞬間からその対策を強化したので、本番ではバッチリ臨めました。とにかくテキストを信じて何度も読み込んでいくと、途中からテキスト構成・文章がとても美しく感じられるようになり、このように感じ始めてからは点数が急激に伸びました。

経営学

テキスト・答練を中心に勉強しました。管理論については、先生の板書が短時間で見直すにはすごくいいと思います。財務論も先生が他の科目と繋げて説明してくださるので、相乗効果がかなりありました。かなり授業中に好奇心を持つことができたので良かったです。

全科目について

論文試験の過去問は見ておくべきだと思います。計算と理論の比重はどのくらいか、理論ではどの程度の行数を書かせるのか、配布される法文集を使うのはどのような場面かを確認するためです。
また、苦手科目があると分かったときは、すぐに対策を立てなければなりません。得意科目をやるのは気が楽かもしれませんが、会計士試験で大切なことは苦手科目を作らないことです。答練や模試はその苦手科目を知るチャンスでもあります。

合格するために

会計士試験で一番試されているのは「やり通す能力」だと思います。確かに会計士試験は努力し勉強すれば報われる試験であると思いますが、そのためには「やり通す能力」が必要と感じました。「合格したい」「合格まで食らいつく」という気持ちを強く持つことが、「やり通す能力」のエネルギーになるはずです。また、あと一点で合格が決まる!というときに、その一点をもぎ取ることができるパワーにもなります。
もし途中不安になっても、自信が薄れても、とにかく食らいついてください。最後まで諦めずに本番を終えればきっといい結果がくるはずです。

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