公認会計士試験はそもそも誰でも合格できるの?

はじめに

社会人の方で、公認会計士を目指そうか迷っている方からよくいただく質問です。今回は公認会計士試験は誰でも合格することができる試験なのか、私なりの考えを執筆したいと思います。

最初に結論から話しますと、”簿記1級に合格することができれば”誰でも公認会計士試験に合格することができる!と思います。

公認会計士試験は難関資格です。誰でも、というのはさすがに無理があると思ったのでこのような書き方になりました。以下にその理由を執筆したいと思います。

目次

公認会計士試験で苦戦してしまうポイント

公認会計士試験は短答式試験と論文式試験の2回の試験に合格する必要があります。短答式試験に合格した人は、その後2年間は短答式試験が免除されるので、論文式試験を最大で3回受験するチャンスがあります。

しかし、短答式試験を突破しても、論文式試験を3回受験して落ちてしまう人も中にはいます。そういった意味でも誰でも合格することができる、と言うことは難しいかもしれません。ですが、論文式試験で落ちてしまう人には大きな特徴があります。それは、簿記が苦手で、「会計学」という科目で点数を取れない人が圧倒的に多いということです。公認会計士は会計のスペシャリストということもあり、やはり試験でもこの会計学の得点比率が高いのです。会計学で思うような得点ができなかった結果、足を引っ張ってしまい合格に届かなかった、という人が論文式試験で落ちてしまう人の特徴ではないかと思います。逆に言えば、会計学で他の人よりも得点を稼ぐことができれば、その他の科目で悪い点を取ったとしても、十分にカバーでき、合格が近づいてくる、ということになります。

これは短答式試験においても同じです。短答式試験は4科目500点満点の試験ですが、そのうち簿記に関連する管理会計論は100点、財務会計論は200点という点数配分になっています(この2科目が論文式試験においては会計学という1科目で括られます)。短答式試験においても、この2科目の成績が合否に大きく影響するのです。このように、公認会計士試験は試験科目が多いですが、その中でも簿記が大半を占めているのです。

とにかく簿記を勉強しよう!

では、どうしたら得点を稼ぐことができるか。答えは単純で、簿記により多くの勉強時間を割けばいいのです。

具体的には、クレアールの非常識合格法の通り、まずは簿記1級に合格することに全力を注ぎます。それまでは他の科目に勉強時間を割く必要はありません。とにかく簿記の勉強に特化した時間を確保するのです。

大手の予備校は簿記2級を勉強してから公認会計士試験へ移行していくパターンが多いと思うので、ここがクレアールの非常識合格法と異なる点です。簿記1級の勉強を経てから公認会計士試験に臨むことで、得点比率の高い科目で高得点を取ることが期待できます。私も簿記1級に合格してから公認会計士試験に臨んだ結果、短答式試験では財務会計論で、論文式試験では会計学で、他の受験生よりも得点できたことで合格することができました。

公認会計士を目指そうか迷っている方へ

この記事を読んでいる方で、公認会計士を目指そうか迷っている方は、まずは簿記1級の合格を目指してみるのがよいと思います。特に社会人の場合、急に難しい公認会計士試験を目指すのはかなり大変です。まずは力試しと思って、簿記の勉強に取りかかってみてはいかがでしょうか。実は、私は勉強を始めた当初は公認会計士まで目指そうとは思っていませんでした。簿記1級を勉強しているうちに、もしかしたら社会人の自分でも合格できるかもしれない、と思い公認会計士を目指すことに決めました。簿記の勉強は普段の仕事でも生かせることがたくさんあると思うのでオススメです!

既に簿記1級に合格している方は、ぜひ公認会計士を目指してください!簿記1級に合格していることは、公認会計士試験においても大きなアドバンテージになります。それだけ他の受験生よりも有利に試験勉強を進めることができるはずです。

諦めなければ必ず合格できる試験です!私もできる限りのサポートをします。心から応援します!!

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