皆さんはニューイヤー駅伝という駅伝をご存知でしょうか?New yearという名前の通り、1月1日に開催される駅伝です!箱根駅伝の出場チームは関東の大学ですが、ニューイヤー駅伝は、全国の予選を勝ち抜いた実業団チームが走ります!
箱根駅伝は日テレ系列で放映されますが、ニューイヤー駅伝はTBSが放映権を持っているため、TBS系列で見ることができます。
今回は、お正月の駅伝は箱根駅伝だけではない、ということで、ニューイヤー駅伝のご紹介をしたいと思います!
ニューイヤー駅伝には箱根駅伝とは違った醍醐味や面白さがあります!その辺りをしっかりお伝えしたいと思います!
ちなみに、ニューイヤー駅伝のスタートは9時15分なので、箱根駅伝よりも遅く、朝もそこまで頑張らなくても起きれる時間なので、比較的見やすい時間なのではないでしょうか。そういった意味でもおすすめです!
ちなみに、実は私も大学卒業後は実業団チームに所属し、ニューイヤー駅伝を走った経験があります!そんな経験も踏まえながら、ニューイヤー駅伝の面白さをお伝えできればと思います!
そもそも実業団とは?
端的に言いますと、会社の従業員が参加できる運動クラブです!皆さんの働いている会社にも、スポーツに限らず様々なクラブがあるのではないでしょうか?実業団は、その中でもアマチュアスポーツチームのことを指します。ニューイヤー駅伝に出場する実業団チームも、雇用形態は様々ですが、会社に雇用されている選手たちが走ります!
学生スポーツと違い、社会人として給料を貰いながら競技ができるわけですから、実業団に入ることができるのは一握りです!ニューイヤー駅伝はそんな選手たちが走るわけです!
ニューイヤー駅伝の特徴
実業団に所属できる人数は少ないため、各チームの構成人数もかなり少ないのが特徴です。大体10人前後のチームがほとんどなのではないでしょうか。箱根駅伝に出場する大学の駅伝部は大体40〜60人くらいだと思いますので全然違います。そのため、どのチームも箱根駅伝で活躍した選りすぐりの選手たちが走ります!それ故、自然と各チームの実力も拮抗し、接戦になりやすいのが特徴です!終盤の上位争いはニューイヤー駅伝の方が見応えがあるはずです!過去には、ラスト100mまで三つ巴の大接戦になったときもありました。
ニューイヤー駅伝が接戦となりやすいもう一つの理由として、当日の天候が挙げられます。それは、強烈な向かい風です!後半区間の5区からアンカーの7区の区間は強烈な向かい風が吹きます。沿道の旗が凄い勢いでなびくくらいの強風です。実はその強烈な向かい風が大接戦となる要因になります!詳しくは後述します!
ニューイヤー駅伝のコース紹介
それでは、ニューイヤー駅伝の大まかな概要をご説明したところで全7区間のコースの紹介をしたいと思います!
まずは1区です!群馬県庁がスタート地点となります。9時15分スタートですが、スタート10分前から和太鼓の演奏と共に1区の選手紹介があり、ここで一通り出場チームを把握することができます。
1区はアップダウンが少なく、仕掛けどころが無いため、最後の末脚勝負となることが多いです。ですが、接戦となりやすいニューイヤー駅伝では、区間賞を獲るよりも先頭と離されないことが重要な区間になるので、スピードのある選手よりも安定感のあるベテラン選手が配置されることも多いです。
2区は2024年から距離が変更となり、最長区間になりました。今までの2区は、インターナショナル区間として、唯一外国人ランナーが走れる区間でしたが、インターナショナル区間が4区となり、2区と4区が入れ替わったような形になりました。そのため、2区が最長区間として日本人エース区間となり、箱根駅伝同様、ニューイヤー駅伝でも花の2区となります。最長区間が4区から2区になったことで、より秒差がない状況でエースに襷が渡ります。今までの4区ではマラソン向きな選手、自分のペースを作れる選手が配置されていましたが、より勝負強さが求められる区間となりました。日本のトップクラスの走りに注目です!
3区と4区は緩やかな下り基調の区間のため、とてもスピードを出しやすいという特徴があります!特に、インターナショナル区間である4区は外国人ランナーがひしめき合う区間ですので、世界トップレベルの走りを体感できます!
そして、5区から7区は強烈な向かい風が吹いている区間です!
前述の通り、これか終盤まで接戦になる要因になります!
向かい風が吹いている中で集団の前を走ると、後ろの選手は前の選手を風よけにすることができ、体力を温存することができます。そのため、選手の心理としては、できる限りラストまで体力を温存して走りたいわけです。また、後半区間では段々とタイムよりも順位を意識する走りが求められるため、その心理はより一層強くなります。
そのため、集団で走る場合、無理にペースを上げて前を走る選手はおらず、自然と膠着状態な形でレースが進み、結果的に大接戦になるわけです!
いかがでしたでしょうか。個人的にニューイヤー駅伝は箱根駅伝にも勝る面白さが詰まっている駅伝だと思っています!新年早起きすることができたら、ぜひテレビをつけて駅伝を楽しんでください!