お正月に開催される箱根駅伝には予選会があることをご存知でしょうか?
毎年、お正月の箱根駅伝で10位以内に入ったシード校と予選会を勝ち抜いた10チームが翌年の箱根駅伝の本選に出場することができます。
そして、今年はその箱根駅伝予選会が10/19(土)にあります!今回は箱根駅伝予選会の注目ポイント、注目大学や注目選手について熱く執筆したいと思います!
箱根駅伝予選会とは?
上述の通り、お正月に行われる箱根駅伝本選への出場権を争う大会です。ですが、競技方式は「駅伝」ではなく、ロードレース形式で競います。
具体的には、各大学からエントリーされた10人〜12人の選手が一斉にスタートし、ハーフマラソン(21.0975km)を走るロードレース形式で開催されます!そして、各大学の上位10名の合計タイムで競います。
そのため、個人のタイムはもちろん重視されますが、チーム全体の成績が最も重要と言えます!
開催場所は立川市が舞台となっており、箱根駅伝とはまったく異なる場所を走ることになります。立川市にある自衛隊の駐屯地をスタートし、その後、立川市街地を走り、後半は立川昭和記念公園内を走ります。前半の自衛隊駐屯地〜立川市街地は平坦な道が続きますが、立川昭和記念公園内は一転して坂道が多くなり、アップダウンの激しいコースを走ります。私は箱根駅伝予選会は4度走っていますが、10km以上走った後にアップダウンのある公園内を走るのは本当にきつかったです。自身はペースを上げたつもりで走っていても、実際は同じペース、若しくはペースが落ちてしまう、そんなきついコースで、ペースを落とすまいと踏ん張るのが本当に大変なコースです。
そのため、前半で力を使い過ぎてしまうと、後半の昭和記念公園内に入ったところで失速してしまい、大きくタイムを落としてしまいます。後半に向けて体力を温存しつつ、いかにリズム良くスピードに乗ることができるか、後半いかにペースを落とさず、ラストはペースを上げて走ることができるかが鍵となります!
各校の集団走にも注目!
箱根駅伝は20km以上の長い距離を1人で走らなければいけませんが、箱根駅伝予選会は一斉スタートのため違います。そのため、集団走といって、チームでまとまって走る戦略をとる大学が多いです!
まとまって走ることで、後ろにいる選手は向かい風の影響を受けることがなく、ペースも前を走る選手に任せて着いていけば良いだけなので、体力を温存することができます。力のある選手が集団を引っ張ることで、チーム全体のタイムを押し上げることができます。この集団走が成功するかどうかがチームの合計タイムを左右するといっても過言ではありません!特に、チーム内で8番目〜10番目の選手はこの集団走から溢れてしまいやすいです。そのため、いかにチームでまとまって走ることができるかが鍵となります!
今年の注目大学、注目選手!
昨年は記念すべき第100回の記念大会だったことから、箱根駅伝予選会からは上位13チームが本選へ進むことができました。ですが、今年は例年通り上位10チームに本選への出場権が与えられるため、熾烈な出場権争いが予想されます。
注目大学として、昨年の予選会では惜しくも3秒差という超僅差で14位となってしまい、箱根駅伝への出場を逃してしまった東京国際大学や大学として初出場を目指す麗澤大学が挙げられます!どちらも昨年のリベンジを果たすべく、1年間取り組んできていると思います。
ちなみに、東京国際大学は、私が在学していた創価大学が予選会を初めて突破した翌年に初出場を果たしている大学で、当時、お互いに意識し合っていた大学なのでとても馴染みがある大学です。
なお、レース中は途中経過として、5kmごとに各大学の合計タイムが表示されるので、選手個人の走りだけでなく、上位10チームを懸けた出場権争いにも注目してみてください!
また、注目選手として、中央学院大学でキャプテンを務める、吉田礼志選手をご紹介したいと思います!
彼は10kmの自己ベストが27分47秒というトップレベルのタイムを持っており、学生では最強クラスのランナーです!この10kmのタイムは外国人留学生ランナーとも遜色のないタイムで、当日もたくさんの外国人留学生ランナーと先頭争いを繰り広げることを期待しています!吉田選手は昨年の箱根駅伝予選会でも3年生ながら個人11位と好走しており、安定感もある選手なので期待大です!
中央学院大学のユニフォームは紫と黄色の特徴的なユニフォームなので、見つけやすいと思います!ぜひ注目してみてください!
終わりに
私は、箱根駅伝予選会の出場権争いをする、8位〜10位の争いは大変見応えがあると思っています!むしろ、箱根駅伝本選よりも面白いのではないか、と思ってしまうほどです!(笑)
地域によってはテレビ中継がされないところもあるかと思いますが、箱根駅伝と違い、1時間ちょっとで走り終わってしまいますから、是非勉強の合間の息抜きに見てみてください!