都内はまだまだ残暑が厳しい日が続いていますが、少しずつ過ごしやすくなってきました。
秋といえばスポーツの秋!涼しくなってきたこともあり、私も週末だけでなく、仕事が早めに終わった日などはランニングする日が増えてきました。
そして、秋といえばいよいよ駅伝シーズンが始まります!今回は大学三大駅伝のうち、2つの駅伝についてご紹介したいと思います!それぞれの駅伝の特徴や見所を解説しますので、これを読むことでより一層駅伝に興味を持っていただけると嬉しいです!
大学三大駅伝とは?
大学三大駅伝とは、10月中旬の「スポーツの日」に行われる出雲駅伝、11月初旬に行われる全日本大学駅伝、お正月に行われる箱根駅伝のことを指します。ちなみに今年は、10月14日(月)に出雲駅伝、11月3日(日)に全日本大学駅伝が開催されます。箱根駅伝の開催日は言わずもがなですね。
それぞれ皆さんが1度は聞いたことがあるような、有名な神社と馴染みがあり、出雲駅伝は出雲大社、全日本大学駅伝は熱田神宮と伊勢神宮、箱根駅伝は箱根神社がスタートやゴールになっています。それでは、今回は出雲駅伝と全日本大学駅伝のそれぞれの特徴や見所を解説します!
出雲駅伝
全6区間、全長45.1kmのコースです。大学駅伝の中では最も区間が少なく、距離も短いのが特徴です。そのため、各大学の選りすぐりのスピード自慢がエントリーします。1区間ごとの距離が短いということは、それだけタイム差がつかないということなので、10秒〜20秒の差が明暗を分けてしまうこともあります。そのため、1区の出遅れはなんとしても避けなければなりません。また、選手自身も「絶対に出遅れてはいけない」ということを意識しますので、選手間で牽制が働いて、毎年スローペースになることが多いです。2区以降は、アンカー以外は5km〜8kmとかなり短いので、とにかく最初からハイペースで飛ばしていきます。当日は追い風になることも多く、とにかく後先考えずに全力でぶっ飛ばす選手がほとんどだと思います(笑)。最初から最後まで全力疾走をして、最後まで走りきれた人が区間賞、そんな高速レースです!颯爽と駆け抜ける選手たちのスピードに注目してください!
全日本大学駅伝
全8区間、全長106.8kmのコースです。出雲駅伝よりも2倍以上距離が長いですね。名古屋の熱田神宮から伊勢神宮まで、車でも運転が面倒な距離だと思いますが、それを半日で走ってしまうのですから、改めて驚きです。
全日本大学駅伝の見所はズバリ、スタートの1区とアンカーの8区です!
まず1区ですが、全区間の中で最も短い9.5kmですが、その特徴はコースのタフさです!何本も橋を渡らなければならず、何回も登り坂と下り坂を走ります。テレビで見ていてもわかるほどの急坂がありますから、実際に走ると「こんな坂を登るのか」と思ってしまうほどの坂が待ち構えています。コースがきつい、ということは、失速も激しくなりますから、1度集団から離れてしまうとあれよあれよと先頭と差が開いてしまいます。そのため、力のある選手が周りを蹴落としてやろう、と思い、後半から一気にペースが上がります。毎年、1区で好走した大学がそのまま上位に入ることが多い印象です。
またアンカーの8区は最長の19.7km!そのコースの長さは箱根駅伝にも劣りません。ここには言わずもがな各大学のエースや外国人選手がエントリーします。8区は長い闘いですから、ここで逆転も十分起こり得るわけです。
また、8区を走る選手の力量によって、後半区間のレース運びの戦略も変わります。例えば、8区に学生界でも屈指の力のある選手が控えている場合、8区で順位を上げられる若しくは順位を確実に維持できるため、後半区間の選手たちは「アンカーが何とかしてくれるだろう」という安心感が生まれ、集団の後ろに着いたり、他大学から離されなければいい、という守りの走りになります。一方で、8区に他大学よりも力が劣る選手が控えている場合、アンカーで抜かれてしまう可能性があるため、他大学よりも少しでもリードを奪う必要があり、攻めの走りになります。このように8区に控えるエースの強さで戦略が変わるのです。駅伝におけるエースの存在は、チームメイトの精神的支柱としての役割もあり、その存在はとても重要なのです!そんな各大学のレース中の駆け引きも全日本大学駅伝の注目ポイントです!
終わりに
今回は大学三大駅伝のうち、出雲駅伝と全日本大学駅伝について紹介しました。もう1つの箱根駅伝については、書きたいことが盛りだくさんですので、またお正月が近づいてきたタイミングで投稿したいと思います!楽しみにしていてください!