公認会計士合格体験記「試験を振り返って」呉我 春彦さん

呉我 春彦さん

  • 信州大学 経済学部 卒
目次

クレアール会計士アカデミーに入学した理由

私は大学2年の時に公認会計士を志望し、クレアールの松本校が大学に通いながら通学できることから入学を決めました。当時は受講料の安さや非常識合格法について意識することはなかったのですが、後から知って良い学校に入れたなと思いました。

簿記の基礎を徹底的に固めるカリキュラム

私は簿記2級まで独学で勉強していたため、1級から講座を受講しました。クレアールでは、簿記検定の講座と公認会計士の講座がリンクしており、簿記3級、2級、1級と進んだ後に公認会計士講座を受講する形態になっていました。この学習の進め方は、簿記検定の存在が学習初期段階の進度確認とモチベーションの維持に役立つため、非常に効果的なカリキュラムだと思います。特に初期段階で徹底して簿記をやるため、会計士試験で最も必要とされる簿記の知識を基礎からしっかりと身につけることができる仕組みとなっていたと思います。私自身もせっかく1級の勉強をしたのだからと1級の検定に向けて必死になって簿記の勉強をしました。結果的にそれが計算力の基礎固めになったと思います。

予備校で簿記の基礎から学習するメリット

上記のとおり私は、簿記2級までは独学で勉強したのですが、後から振り返っていれば3級の段階からクレアールで勉強していれば良かったと思いました。独学には限界があり、検定試験に受かったとしても3、2級で身につけておくべき知識を網羅的に習得できるとは限らないからです。
会計士講座開始の前に2級には合格しており、簿記の初歩はできていると思ってクレアールの講座の受講を始めたのですが、簿記の講師の平山先生が要求する簿記3、2級のレベルの高さに驚きました。市販のテキストを一人で読んでいては気づかないような部分まで当然の知識として要求されていたので、基礎をしっかり身につけるには最初から予備校で学ぶ必要があったことを痛感しました。

「非常識合格法」のメリットとその実践方法

非常識合格法は少ない学習時間の中で効率良く勉強して短期で合格するためには最適の勉強法だと思います。それは試験で出題が予想される本当に重要な論点しか学習しないため、学習に要する時間を圧縮することができるからです。実際に自分もこの考えに沿って薄いテキストを何度も何度も繰り返してテキストに載っている部分は絶対に答えられるようにしました。逆にこのことによって本試験前に枝葉の部分といわれる細かい論点を覚えようとした時もすんなりと頭に入ってきました。幹の部分となる重要論点を何度も読み込みしっかりと理解していたからこそ細かい論点もすぐに結びつけて定着させることができたと思います。
また、非常識合格法に基づいたテキストと講義は早く全体を掴むことができるため、理論の全体を把握した体系的な理解や各論点の繋がりがすんなりと頭に入ってくるため、この点でも効果的だと思いました。

合格に必要だと感じたこと

(1)受験勉強を楽しむ

社会人や元社会人の方は一大決心し受験されているためモチベーションの高い方が多いなと感じました。逆に、学生は遊んでしまう誘惑や、進路の選択肢が多すぎる等、会計士の仕事が具体的にイメージできない等の理由でモチベーションを維持することが難しいと感じました。私も、会計士になりたいとは思っていましたが、2年間毎日そう思い続けるほどの気力はありませんでした。そこで私は受験勉強自体を楽しむことにしました。「楽しい楽しいと思いながらやってごらん。」と原価計算の川本先生が仰っていたと思いますが、それに習い若干無理にでも楽しいと思い込みました。講師の言ったことが理解できて嬉しい、問題が解けたら面白い、受験仲間と議論できて楽しい、といった具合です。くだらないけど、合格のためと思いながら勉強するよりも、楽しみながらやった方が、何倍も勉強するためのやる気が出て持続できると思います。

(2)不得意科目をつくらない

偏差値40以下で足きりの制度がある限り不得意科目を作らないようにすることは受験勉強の鉄則であると思います。また、この制度を除いて考えても、予備校間で教えている内容そのものに大差がないために、得意科目の偏差値が伸び難く、不得意科目で失敗すると取り返しがつかない以上、得意科目の更なる得点向上よりも不得意科目の克服に時間を回すべきだと思います。特に、短期合格を考えている方にとっては、得意科目の得点向上に時間がかかることを考えた上で常に現段階での不得意科目を意識して、その得点向上を図ることが何よりも大事なことだと感じます。

(3)受験仲間をつくる

私は当初、他の受験生と交流せずに通学しながらも一人で勉強していました。答練開始後の受験仲間ができてからは、遅く行くと恥ずかしいとの思いから以前よりも早く行くようになったり、談笑して気を紛らわせたりすることができました。那覇校に移った後もすぐに受験仲間ができ、分からないところも教えあうことができました。一人で勉強していたらペースは崩されませんが、持続してやることは難しいです。一方、良い受験仲間を作れば、勉強面でも、精神面でもかなり支えられ、デメリットは少なくなり、逆に大きなメリットが得られます。是非、受験仲間を作って勉強することをお奨めします。

最後に

受験勉強にあたっては勉強の内容と同じくらい精神力が大事になってくると思います。モチベーションの維持、スランプ時の対処方法、本試験でのプレッシャー対策等、学習期間を通じて、日々の勉強と同時にメンタルケアにも心がけていく必要があると切に感じました。

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