学生&社会人 一発合格者対談「クレアールの非常識合格法について」

大学3年在学中一発合格者と社会人一発合格者が、自らの受験経験をもとに学生、社会人から見た試験対策の共通点、違い等について語ります。公認会計士試験に合格するまでの2人の軌跡とともに、クレアールの非常識合格法を交えて、語り尽くします。

目次

計算と暗記の勉強配分がバランスよく考えられた『非常識合格法』

橋本 僕がクレアールで公認会計士試験の勉強をしようと思った理由は、一言で言うと、クレアールが行っている『非常識合格法』の勉強法が、大学入試時に僕がしていた勉強方法と全く同じだったからなんです。非常識合格法の存在を知ったのは、本屋で会計士試験の合格体験記を集めた本を読んだときです。クレアールで勉強して合格した人の体験記を読んでいると、『非常識合格法』のことが書いてありました。それが1年目は計算を重点的にやって、2年目から暗記やそれに伴う勉強をしていくという方法だったんですね。これはまさしくその通りだと思ったんです。他の大手予備校では、1年目から理論を学び、計算も1年目から同じようにやっていくといった、並行した勉強を行ってるんですよ。「えっ、それっておかしいでしょう」と思って、『非常識合格法』が正しい勉強だなというのを直感的に感じて、僕はクレアールを選んだのです。

橋本 浩史さん
大学3年生在学中一発合格。某監査法人に勤務

何がおかしいかというと、大学受験のときの勉強法を思い出してみてください。普通の人は、まず英語・国語・数学といった基本と言われる3科目を勉強して、高校2年生や3年生になってから社会や理科をやっていくスタイルが、ほとんどだと思うんですよね。なぜなら、記憶というのはなかなか長時間はもたないですから。高校1年生に暗記したからといって、3年生の大学受験のときまで記憶がもっているかといったら、持続できないことが普通なんですよ。だから、まずはじめに英語や国語、数学といった普段の基本的な練習によって差がつく科目は高1からじっくり時間をかけてやって、高2や高3になったら社会や理科といった暗記を必要とする科目に比重を置いて勉強し、理論を身につけていく、これが本来あるべき勉強方法だったわけです。大学受験を経験したほとんどの人たちはこの勉強法が正しいと思うんですよね。

それなのに、会計士試験になるといきなり勉強法が変わってしまうのはおかしいと思ったんです。会計士試験も、まず短答式という選択問題があって、そのあとに論文式という文章で書かせて答える試験があります。このスタイルは、大学受験と同じなわけですよ。大学受験並みに科目数も多いですし。ですから、まず初めに計算の勉強をして知識が身についてから、暗記の勉強へ移って理論を叩き込むといった流れで進める『非常識合格法』は、むしろ常識的な勉強法で、当たり前の勉強スタイルだと思ったのです。他の予備校のほとんどの人がこのような方法で勉強してないとしたら、このスタイルを実践して勉強していけば、最も難解と言われる国家三大資格の中の一つの公認会計士試験でも、一発で合格できるかもしれない。そう思ってクレアールを選びました。

社会人受験者にも対応した『非常識合格法』の勉強スタイル

佐瀬 永一さん
社会人一発合格。某大手企業経理部勤務。

佐瀬  私がクレアールを選んだ理由は、会社で働きながら資格取得を目指すので、時間が非常に少ない中でカリキュラムを全部こなすのは、ここしかなかったということがあります。今でこそ、社会人でも合格できるという予備校がだんだん増えてきましたが、私が会計士試験を受けようと決めた2年前はほとんどありませんでした。大手予備校の入学ガイダンスに出させていただいたときに相談してみたら、「働きながら合格を目指すのはとても無理ですよ」とまず言われるんです。当然といえば当然ですよね。その当時、働きながら受かる人なんて、1年に10人いるかいないかというレベルの話ですから、社会人にも対応した授業など用意されていませんでしたし、大手の予備校がそういうふうに言うのはごく自然の話だと思うんです。実際にカリキュラムを見たら、ものすごい量のテキストや答練があるので、あの量はとても社会人がこなせるわけがないんですよね。

私の場合は、働きながらというのが大前提でしたから、いろいろ学校の情報を調べていたときに、橋本さんと同じように本屋で見つけたんですよね、『非常識合格法』という本を。「本当に大丈夫なんだろうか」と疑問を抱きながらクレアールのガイダンスに出て話を聞いてみたら、先生の言っている『非常識合格法』のコンセプトが非常に理にかなっていたんですよ。それでスタッフの方に話を聞いてみたところ、働きながら目指している人が、ここには何人もいるということを伺って、それを素直に信じてクレアールに入学しようと決めたんです。

必要な知識が凝縮されたクレアールの薄いテキスト

橋本 テキストの面で言えば、他校の話をいろいろ聞いたところ、もともとのテキストが分厚いのにもかかわらず、さらに論文試験前になると、「論文総まとめ授業」とか「論文総まとめテキスト」というのをやるらしいんです。今までやってきたテキストにちゃんと書いてある内容をさらに抜粋したり加えたりした新たなテキストを、試験前ギリギリの時点でまた200ページ、300ページとやらされるんです。だったら、今までの授業は何だったんだ、というわけで…。テキストの数が増えれば増えるほど勉強した気持ちになったり、論文総まとめというのを喜ぶような受験生は、まずこの厳しくて範囲の広い会計士試験に合格することはないと思います。1冊のテキストに内容をコンパクトにまとめて、少ない量で応用を効かせた勉強をしていかないと、学者のようにいろんな知識を詰め込んで受験するなんていうのは極めて困難です。10年や15年、簡単にかかってしまうと思います。

1年や1年半で試験に合格したいと考えるのなら、いかに抜粋して必要最低限の勉強量に減らそうと考えるのが本来あるべき勉強方法ですよね。それなのに、テキストをどんどん増やしていって「これだけやれば万全ですよ」というようなことを言うのは筋違いかなと思います。クレアールのテキストというのは、他校の2分の1ぐらいの厚さしかないんです。どうしてそんなに薄いテキストなのかというと、『非常識合格法』は満点を目指すのではなく、受験生みんなが解ける問題は確実に得点を取れるような能力を養って、逆にみんなが解けないような問題は勇気を出して見送るんです。このように、ある程度リスクを予備校と受験生両方で背負いつつも、必要最低限の勉強に絞って、短期間で合格点をクリアしようというのが正しい勉強法なんですよ。

佐瀬  私も全く同じ意見です。厚いテキストをつくるというのは、安全策としてつくっていると思うんです。そこに忘れられている視点というのは、テキストをこなすことではなくて、内容を理解して自分のものにすること、言うなれば、それを答案にすることが大事なんですよ。

薄いテキストを完璧に頭に入れるそして応用力をつけるのが得点力を上げるコツ

佐瀬  正直、「クレアールの非常識合格法の薄いテキストで、本当に合格できるの?」とバカにされることもあります。それでは、その薄いテキストを全部暗記するのにどれだけの労力がかかると思いますか。1000ページのテキストを流し読みするのと、100ページのテキストを丸暗記するのとでは、どちらが重要で、どちらが得点力に結びつくのでしょうか。それは当然100ページの丸暗記のほうが大変ですけど、その方が点がとりやすいことは一目瞭然ですよね。1000ページ流し読みして試験に臨んだ場合、「ああ、あんなこと書いてあったな」と頭に浮かんだとしても、ちゃんと記憶に残っていて答案にできなければ全く意味がないわけです。大事なのはテキストをこなすことではなくて、内容を自分のものにしてきちんと理解し、得点力を上げることなんですよ。

橋本 その通りですよね。

佐瀬  1000ページすべてを暗記して答案にするというのが理想型ではあるけれど、そんなことのできる受験生は全体から考えても、ごくごく少数だと思うんですよね。とてもできないですよ、どうせ忘れてしまうんですから。それなら、どうしても押さえなければいけない知識を基本として、そこから応用的に答案をつくっていく方法をとるしかないんです。会計士の試験というのはそういうものだと思いますよ。

(『公認会計士試験 学生&社会人 一発合格者対談 』 より一部抜粋。)

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