私が実践した非常識合格法 – 2010年度公認会計士試験 合格者座談会

目次

私が実践した非常識合格法

石井
次に「非常識合格法」の実践方法を土橋さんからお話し頂きたいと思います。
土橋
まず、石井先生や五十嵐先生の書籍で「非常識合格法」が自分で納得できる勉強スタイルなのかどうかを吟味しました。それが確認できたので、受験勉強では書籍に書いてあることを忠実に実行しました。合格必要得点配点範囲の図をイメージしながら、特に、スピーチの重要性を自分で強く認識するようにしました。そして、計算科目の答練やテキストの練習問題を繰り返して解き、理論科目に関してはテキストを読んで覚えました。また、通学時間が長いため、通学途中でも勉強できるようにかなり工夫しましたが、気分的に勉強に前向きになれない時は、あまり勉強せずに寝ました。しかし、それが逆に講義や自習等での効率の良い学習につながったと思います。
石井
クレアールのスピーチ集は利用しましたか?
土橋
利用しました。スピーチ集は、携帯し易いので常に持っていました。
石井
次に吉田さんお願いします。
吉田
クレアールのテキストと答練だけを利用して勉強しました。最初にテキストを3回位繰り返し、次に答練を繰り返し解きました。理論でも計算でも答えを覚えてしまうまで繰り返しやりました。ただし、できるようになったところや3回連続でできたところはその後やらず、できなかったところに印を付け、そこだけ繰り返しました。すると、回転の速度が次第に速くなっていき、最後はできない問題がなくなりました。全部クリアすれば合格できるというのが「非常識合格法」だと信じて繰り返し解きました。
石井
まさに、「非常識合格法」に完全に合致した勉強方法ですね。続いて渡邉さん、お願いします。
石井
私も自分なりに工夫して勉強はしましたが、計算科目から理論科目へという流れは変えませんでした。私は2009年5月の短答式試験に合格したのですが、基本期から応用期まで通学した時の4人の受験仲間の内、私だけが最後まで計算科目にこだわって勉強に取り組みました。計算科目は短答式試験でも比重が大きいので、とにかく計算に集中したわけです。すると5月の短答式試験では、計算科目のアドバンテージがとても大きかったため合格することができました。私はクレアールを信じ、クレアールの講義だけを聞いて、「非常識合格法」にしたがって最後まで勉強すれば絶対合格できるという確信があったので、クレアールの講義や答練だけを利用しました。
私が工夫した点は、テキストをばらしてルーズリーフやバインダーに全部まとめた点です。また、科目ごとに色分けしたファイルを使用し、例えば、財表は赤のファイルにして、赤のファイルを開けば財表のテキストや答練が全部入っているようにするなどの工夫をしました。このようにまとめることで、時間の短縮などを図れたと思います。それから、石井先生も推奨されているように、テキストへの全ての情報の一元化を徹底しました。あわせて週1日は必ず休みを入れて勉強のペースを作り、最後までそのペースを守りました。2年間変わらず週1日休み、週6日を勉強に集中することを習慣にしました。
石井
続いて小杉さんお願いします。
小杉
私も基本的には石井先生の書籍に書かれている「非常識合格法」を実践しました。計算科目は昨年の論文式試験で企業結合等の最新論点に比重を置いて勉強して失敗した経緯があったため、テキストの例題レベルの問題をしっかり解きました。このように原点に返り、基本を重点的に勉強したことが合格につながったのではないかと思います。理論科目については、基本的にはスピーチを行いましたが、重要と思われるキーワードをしっかり覚え、その流れでそのまま文章を覚えるようにしました。私の場合、長い文章をそのまま覚えきれないことが多かったので、覚えた文章の内容に肉付けしたり要約したりすることで、できるだけコンパクトにして文章自体を覚えて理解しました。
また、全体を通して重要なのは、バランスよく勉強することだと思います。勿論、簿記の比重を高くすることを始めとして、それぞれの科目ごとに比重はありますが、時間がない時でも、1日1科目15分ずつは必ず復習するといった形で、全科目をバランスよく勉強して苦手科目をつくらないことを意識しました。それから、勉強をやる環境の確保やモチベーションの維持のために私はよくクレアールの自習室で勉強させていただきました。クレアールの事務局の方々は受講生との距離が近く、お願いすれば柔軟に対応していただけるところは非常に助かりました。また、モチベーションの維持という点では、石井先生の書籍でも述べられていたように、中間目標を作って学習を進めるようにしました。まずは、答練で成績上位を目指してしっかり準備をする。終わったら一休みし、また次の答練に向けて準備するという繰り返しで、常に緊張感を維持しながら勉強を続けるようにしました。
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