はじめに
公認会計士ブログ記事「人生は習慣で変わる Part1」では、習慣化するためのコツとして「まずは危機感を見つける」、「目的、目標、行動を設定する」の2つをご紹介しました。今回は、前回のPart1に引き続き、習慣化のコツをご紹介していきたいと思います。
習慣化のコツ:行動のハードルを下げる
具体的な行動とやるべきことが決まったら、次に行動のハードルを下げられるだけ下げてみましょう。
モチベーションが高い最初のうちは、ハードルを高く設定したくなる気持ちがわくと思います。ただし、たとえば、筋骨隆々な体となることを目指して「毎日ジムで1時間筋トレをする」という高いハードルの行動を立てたとしても、仕事の繁忙等によりジムに行けない日が生じることもあるでしょう。このような事態に備え、たとえば「最低でも週一回はジムに足を運んび筋トレをする」というようにすれば、行動のハードルをかなり下げることができます。
人間はロボットではありませんので、今日できたことが明日もできるとは限りません。少し余裕を持たせた行動を設定することこそ、行動を長続きさせるためのコツです。
習慣化のコツ:やる気になるための「メリット」を用意する
「辛い」、「やる気が出ない」等の負の感情が生じたとしても、それを上回る何かがあれば、一度決めた習慣を続けることができるはずです。その何かは危機感であることが多いと思いますが、長期間に渡る試験学習ではその効果が薄くなることも多いのではないでしょうか。そのような場合に備えて、やる気をになるための「メリット」を用意してみましょう。
「終わったらお菓子を食べる」といった即物的なメリットは、我慢を続けることによるストレスが行動のハードルを上げてしまうことにもつながるため、あまりおすすめできません。メリットには「嬉しい」「楽しい」「もっとやりたい」といったプラスの感情が起こる精神的な体験が最適です。
たとえば、朝早く起きて試験勉強をするのであれば、カフェで早朝割引が効いたモーニングを食べ、コーヒーを飲みながら勉強をするようにする、といったメリットを設定することができるかもしれません。
習慣化のコツ:長続きするしくみを作る
危機感、目的、メリットを適切に設定することができれば、習慣をアップデートできる可能性は高まりますが、これだけでは決して十分とは言えません。そこまでやったとしても、ときにはモチベーションの維持が難しいことや、脳が拒絶反応を示すことがあるかもしれません。そのようなときには、次の2つのテクニックで、長続きするしくみを作ってみましょう。
まず、テクニックの1つとして、「既存の習慣と紐づけること」が挙げられます。たとえば、通勤・通学の電車では監査論のテキストを開いて暗記をしたり、朝ご飯を食べるときには1回分の講義動画を視聴したりすること等が考えられるでしょう。このように、既に日常となった習慣を引き金として使えば、新しい習慣を定着させるハードルを下げることができるはずです。
私自身、最近は英語の学習に取り組んでいるのですが、通勤時の行きの電車では英語のニュース記事を一通り読んでリーディングを鍛え、帰りの電車では英語のYouTube動画を見てリスニングを鍛えるようにしています。このように、普段の通勤電車という習慣に英語学習を組み合わせることで、難なく新しい習慣を取り入れることに成功しました。
もう1つのテクニックとして、「第三者や環境を利用すること」が挙げられます。これは、誰かと一緒に挑戦したり、コミュニティに所属したりすれば、やらざるを得ない状況になるというものです。ここで、クレアールの公認会計士講座は完全通信教育であることから、受験生の仲間を作るのは簡単ではないかもしれませんが、たとえばご家族の誰かに「1か月後までにこのテキストの例題を1周解いてみるようにする!」等と宣言することで、自分以外の第三者も巻き込んで行動を起こすことができるでしょう。
習慣化のコツ:失敗から「自分の攻略本」を作る
これまでご紹介した「習慣化のコツ」を試したとしても、習慣化できないことがあるかもしれません。そんなときには自分自身を振り返り、「なぜ失敗したのか」という原因を探ってみるようにしましょう。
たとえば、朝早起きして早朝に学習をするという行動が長続きしなかったとしましょう。その原因が「朝眠くて起きることができない」だとすれば、「前日の夜にはできる限り早めに就寝する」、「睡眠の質を改善する寝具に一新する」といった改善策を導き出すことができるかもしれません。
失敗の原因を分析するときには、「自分の意思が弱かった」といった感情を理由に求めて終わらせないようにしましょう。このように、自分自身の感情を失敗の原因と捉えると、その改善のための具体的な行動が曖昧となってしまい、失敗を改善できないことが多いです。したがって、自分自身の過去の具体的な行動に焦点を当てて、失敗の原因を解明するように心がけてみましょう。
おわりに
今回は、日々の習慣を変えるための効果的な考え方や取り組みをいくつかご紹介しました。本記事の執筆にあたっては、「最強の習慣(ハック大学ぺそ著、ソシム出版)」を参考にしておりますので、もっと詳しく知りたい方は、ぜひ同書をチェックしてみてください。


