人生は習慣で変わる Part1

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習慣には人生を変える力がある

皆様の中には、現状を打破したい、変わらない日々から脱却したいという思いで、公認会計士試験の受験を目指された方も少なくないのではないでしょうか。かくいう私も、自分自身の日々の生活や不安をより良いものにしたいという思いで一念発起し、公認会計士試験の受験を目指しました。

公認会計士試験の合格を目指すためにはまとまった学習時間を継続的に確保する必要があるため、多くの人はこれまでの習慣を見直し、学習に専念するための習慣へと自分自身をアップデートする必要があります。このような習慣の変化には、行動の変化と併せて考え方(マインドセット)の変化も必要となります。

古代ギリシャの哲学者アリストテレスが「優れた結果は、一時的な行動ではなく、習慣から生まれる」という言葉を残した通り、習慣には人生を変える力があります。ただし、これまでの習慣はそう簡単に変えることができない人も多いと思います。

習慣化できないのは脳のせい

習慣化が難しい原因は、脳の仕組みにあると言われています。人間の脳では、使用頻度の高い脳の回路は太くなる一方、使用頻度の低い脳の回路はやがて細くなっていき、そのうち切れると言われています。新しい習慣を取り入れるには、使用頻度の低い脳の回路を活用することが往々にして求められるものの、脳には「新しい回路よりも使い慣れた回路を使いたい」という摂理があるようで、これがいわゆる習慣のアップデートを阻む一つの要因だと言われています。

また、脳には「苦痛よりも快楽のある回路を使いたい」という摂理もあります。ゲームや甘いもの等、どうしてもやめることができない習慣には、脳内に快楽物質のドーパミンをもたらす効果があるため、これらの行動を快楽として記憶し繰り返し求めるようになるそうです。

逆に言えば、これらの脳の特性を理解して利用することができれば、習慣のアップデートは容易となります。つまり、「脳に新しい習慣と認識させない」、または「快楽に相当するものを用意する」ことで習慣化がしやすくなります。

次からは、日々の習慣をアップデートするためのコツをいくつかご紹介したいと思います。

習慣化のコツ:まずは危機感を見つける

習慣化をするためには、まずは自分を追い込まざるを得ない状況に身を置くようにしましょう。このようにすれば、自然と人間は危機感を持つようになります。

私が公認会計士試験の受験勉強をしていたときには、毎月貯金を切り崩しながら学習を進めていたため、早期合格しなければお金が無くなって生活ができなくなってしまうという危機感を持っていました。具体的には、給料が決して高くない一方で、家賃が高めのマンションに住んでしまっていたため、毎月の収支が赤字となっていました。そのままでは2年以内に貯金が尽きる計算であったため、少なくとも2年以内には早期合格をしようと考えていました。

このような危機感を持つためのコツは、「自責思考」で現状を言語化することです。どうしようもないような状況で誰かに助けを求めるのは「他責思考」であり、自分自身で状況を改善しようとするのが「自責思考」です。

もし今危機感を特に感じることができていない場合は、まずは「理想の自分」と「最悪の自分」を言語化してみるようにしましょう。そして、最悪の自分が経験するであろう出来事を具体的に想像することができれば、そこから危機感を得ることもできるかもしれません。

習慣化のコツ:目的、目標、行動を設定する

危機感を持つことができたら、次は目的や目標を設定するようにしましょう。具体的には、目的→目標→行動の順番で考えるようにしましょう。

まず、目的とは、「何よりも優先して達成したい目的」のことです。試験勉強に勤しんでいる皆様であれば、「公認会計士試験の合格」というのが最終的な目的となるのではないでしょうか。もしくは、もう少し短期間の目的を設定するのであれば、「日商簿記1級の合格」、「短答式試験の合格」、「論文式試験の合格」にブレイクダウンして考えることもできるでしょう。

次に、目標とは、「目的を達成するための取り組み」のことです。例えば、「日商簿記1級の合格」という目的を達成するためには、「学習論点を理解する」、「本試験問題で十分に力を発揮できるような実践力を身に付ける」等の目標を設定することができるのではないでしょうか。

そして、行動とは、「具体的に実行するアクション」のことです。例えば、「日商簿記1級の合格」という目的達成のために上記のような目標を立てたのであれば、「オンライン講義の受講を1か月以内に完了する」、「本試験を想定した実践問題を3回解く」等といった行動を設定することができるのではないでしょうか。

行動を考えるときには、できる限り数値化して考えるようにしましょう。たとえば、「テキスト例題を完璧に解答できるようになる」という行動は、「テキスト例題100問を3か月で完璧に解答できるようにするため、毎日3問ずつ解くようにする」等のように、数値を用いることでさらに具体化することができます。

おわりに

今回は、日々の習慣を変えるための効果的な考え方や取り組みをいくつかご紹介しました。本記事の執筆にあたっては、「最強の習慣(ハック大学ぺそ著、ソシム出版)」を参考にしておりますので、もっと詳しく知りたい方はぜひ同書をチェックしてみてください。

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