はじめに
論文式試験、大変お疲れ様でした。それぞれ出来不出来があると思いますが、論文式試験を受験した、というだけで凄いことです。私が論文式試験を受験した当時を振り返ると、3日間で体力も気力も使い切り、かなり疲弊して、その後何日かは何も手に付かなかったのを思い出します。そんな疲弊している中ではありますが、今回は8月の論文式試験が終わってからの過ごし方について執筆したいと思います。
まずはリフレッシュの前に採用活動を始めよう!
論文式試験が終わり、休みたい気持ちはとてもよくわかるのですが、その前に皆さんはやるべきことがあります。それは合格後のことを見据えた就職活動です。
毎年8月の論文式試験が終わると論文式試験受験者を対象に監査法人のリクルート活動が始まります。
大手の監査法人から中小の監査法人まで一斉に始まりますので、まだの方は興味のある監査法人の採用サイトにアクサスして、急いで登録をしましょう!登録が済むと様々な監査法人のイベントの案内が届くと思いますので、興味のあるイベントをチェックしてみると良いと思います。
BIG4と言われる大手の監査法人では、9/2(月)から9/7(土)までの6日間に渡って法人説明会などのイベントが開催されると思います。
イベントは法人によって様々だと思いますが、法人説明会というよりは、論文式試験受験生と監査法人スタッフとの交流会のような側面が強いかなと思います。交流できる監査法人スタッフの方々はみんな現役の会計士の方々です。
近年は対面だけでなく、リモートで開催される機会もあるので平日忙しい社会人の方でも参加しやすくなっています。
イベントでは、監査報告書にサインする、職階の高いパートナーと呼ばれる業務執行社員の方と交流できる機会もあるかもしれません。また、交流できる会計士の中には、海外出向経験のある方や監査業務だけでなく、税務やアドバイザリー業務経験のある方もいます。どんな人の話が聞きたいか、事前に話をしておくとより効果的な交流ができるかもしれません。様々なキャリアを持った現役の会計士の方々から話を聞くことができる良い機会ですので、是非積極的に参加してみてください!
実は、私は論文式試験直後に開催されるこのようなイベントには参加しませんでした。理由は、試験の手応えが全く無く、当時は落ちていると確信しており、参加しても意味がないと思っていたからです。ですが、今振り返ってみると参加しておけばよかったと思います。それは単に試験に合格していたからだけでなく、イベントに参加することで、自身の今後のキャリアを考える機会になったり、合格発表までの勉強のモチベーションに繋がっていただろうな、と思うからです。現役の会計士の方々と交流し、監査業務の実務や経験談の話に触れることで、今後のキャリアのイメージを膨らませることができます。このように、仮に試験の手応えがなかったとしても、参加することで今後のキャリアを考える上で大変参考になると思いますし、勉強のモチベーションにも繋がると思うので是非参加してみてください!
それでもやっぱりリフレッシュ!
長々と書いてしまいましたが、試験直後の皆さんに1番必要なのはやはり休養です!今まで突き詰めて勉強してきた分、しっかり休み、リフレッシュしましょう!
ちなみに、私は試験直後、ちょうど試験が終わったタイミングで大相撲巡業が住んでいたすぐ近くで開催されており、職場の友達と見に行きました。大ファンの朝乃山を間近で見ることができて感激したのを覚えています。また、巡業は力士との交流も活発で、色んな力士と写真撮影することができました。テレビで見ている姿とはスケールが桁違いで、こんなにも力士は大きいのか!と驚愕しました。タオルなどのグッズも買って一層相撲好きになりました。
皆さんも試験のことは忘れて、思いっきり羽根を伸ばしてください!休日に遠くへ旅行に行くのもよし、今まで貯め込んでいたドラマをイッキ見するもよし、各々今まで我慢してきたことを思いっきり楽しんでください!
ちなみに、最近私はNetflixで見れる「地面師たち」をイッキ見しました。全7話でイッキ見にはちょうどいい長さなのでおすすめです!こちらのドラマはピエール瀧さんの復帰作でもあります。渾身の演技は見所です!
勉強を継続するコツは、”ON”と”OFF”をはっきりさせることが大切だと思います。試験直後に気持ちをOFFにして、英気を養ってください!
おわりに
いかがでしたか?論文式試験が終わり、ひと息つくタイミングではあると思います。一方で、その後行われるイベントに参加することは今後のキャリアにとってとても参考になると思います。是非うまく時間を作り、有意義に過ごしてください!