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公認会計士合格体験記「やるべきことを一つずつこなせば合格は見えてきます」高崎 智哉さん

一発合格

公認会計士を志した動機

大学4年の頃、一般事業会社への就職を控えておりましたが、何らか一つ「軸」となる専門性を身につけたいと漠然と考えていました。その折、大学で会計学を学習する機会があり興味を持ったこと、就職活動を終え時間にある程度の余裕があったことをきっかけに、公認会計士を目指してみようと考えました。

クレアールを選んだ理由

短答式試験は市販の参考書を活用して突破したものの、論文式試験は市販の参考書が極端に少なく、かつ論述形式の答案についてはプロからのフィードバックを受けることが不可欠であると考えたため、予備校に通うことを検討しました。いくつかの予備校を比較検討した中、下に掲げる3点から、クレアールを選択しました。

一番気に入ったのは「値段」です。私は論文式試験対策の1.5年コースを選択しましたが、すべて込みで20万円を切り、かつ一発合格すればキャッシュバックにより実質無料かそれ以上になるという点は魅力的でした。このキャッシュバックの存在は学習のモチベーションを維持できた要因の一つになりました。

二点目に、「融通がきく」点も考慮しました。ご担当者の方の厚意で、「(本来カリキュラムには含まれない)短答式試験の科目のテキストが見たい」「短答式試験の科目の講義を視聴したい」「配信開始前に過年度分の教材で先取り学習がしたい」「モチベーション維持のため合格者の方と面談したい」といった無理難題を聞き入れていただけました。あくまでご厚意として対応いただいたものですが、大変ありがたく、合格に直結するものでした。

最後に、サポート体制が存在することもメリットです。(フルタイムの社会人にはかけられない時間設定の日があるものの、)毎日電話またはSkypeで講師に相談できる点は良かったです。特に、山田先生には要領を得ない質問や学習法に関する質問にも親身に回答いただき、大変助かりました。ありがとうございました。

具体的な学習方法

1.採用した学習の指針

論文式試験は偏差値52を目安に合否が決定される相対試験である以上、周りの受験生よりちょっと出来れば合格できる試験です。また、傾斜配点がされているため、周りの受験生が当然出来る問題が解ければそれなりの得点が取れると考えられています。したがって、学習の主眼はいかに平易~標準的な問題をミスなく正確に解けるようになるかにあります。そこで、平易~標準的な問題(=みんなが解ける問題)が何を指すかというと、それは「テキスト、問題集、答練等に載っている問題」です。手を広げすぎることなく同じものを複数回繰り返すことで、これら問題を解けるようにすることを目標としました。

2.科目別学習法

●財務会計論

主に使用した教材:テキスト(連結系3冊・論文対策講義)・答練(以下、模試を含む)・論文対策問題集(計算/理論:通販)

簿記は、根幹となる理解は短答式試験対策の中で習得できたと考えていたため、答練を中心に計算力を維持することを目指しました。ただし、連結及び企業結合については短答式と比べ要求水準が上がるため、講義を見直し例題を解きなおすことで理解の強化を図りました。

財務諸表論は講師の山田先生に相談し、原文(結論の背景)を繰り返し熟読する学習法を教えていただき切り替えたところ、解答の見当がつけられるようになっただけでなく、記述の精度も高まりました。さらに、論文対策テキストを用いて頻出の問題は正確に記述できるようにしました。特に財務諸表論(と監査論)は記述に文言レベルの正確性が求められると考えられたため、スマートフォンを用いて通勤中に繰り返し読むことで暗記を強化しました。

●管理会計論

主に使用した教材:答練・論文対策問題集

論文式試験の問題自体の難易度はそれほど高くなく、時間設定が厳しい点に特徴があると考えています。そのため、対策としては①問題の形式に慣れる ②理論の典型パターンを知る の2点に集約され、いずれも答練を解く中で自然に習得できたものです。

●監査論

主に使用した教材:答練・論文対策集(通販)

●企業法

主に使用した教材:テキスト(論文対策講義)・答練

企業法は、クレアールの論文対策講義および答練で万全の対策が取れたと考えています。講義で論文の「型」や重要性の高い論証例を習得でき、企業法の答練の採点では改善点を的確かつ詳細に指摘していただけたため、合格レベルの答案が書けるようになる助けになりました。また、司法試験受験生である友人と隔週で勉強会を行っていました。司法試験過去問の解答を作成し、互いに内容を説明し添削しあうものでしたが、より実力が養成できたと思います。

●租税法

主に使用した教材:テキスト・答練

租税法はほぼ初学であったため、講義を一から丁寧に視聴し、内容理解及び暗記につとめました。暗記は当然に必須であるものの、ある制度が設けられている理由・主旨(例えば、「租税回避の防止」「二重課税の回避」「公平性の観点」など)を理解することで、忘れにくい知識となります。また、講義の中で条文を丁寧に読み解く練習ができ、理論問題への対応力を養えました。加えて、租税法は答練の問題を繰り返し解くことの比重を高めました。「論文マスター答練」は基礎~標準レベルの良質な問題で構成されており、網羅性も高いと思うので、これを自力で素早く完答できるようにすることで本試験も余裕を持って解答できました。クレアールではテキスト・答練をPDF形式でも貰えるので、都度印刷して繰り返せる点にメリットがあります。

3.学習法の検討にあたって

2.の通り各科目の学習方法をやや具体的に記載しましたが、これから受験される方にあっては次の2点に留意いただきたく思います。当然のことと思われるかもしれませんが、ややもすると失念してしまうことがある点です。

①ある合格者の学習法はその合格者が合格するのに効果的だったにすぎないこと

②各受験生に妥当する学習法は個人によって異なること

したがって、ある合格者の学習法を真似したからといって成果が出るとは限りません。トライアンドエラーを繰り返して自分に合った方法を見つける他ないと考えています。そのために、例えば次のようなことが有益です。

  • 多くの合格者の学習法を調べ、共通点、相違点を検討する。
  • 合格者や成績優秀な受験生に質問する。
  • 講師と相談する。

最後に

公認会計士試験は難関試験と言われますが、これは先天的な才能やセンスが求められるという意味ではなく、何が必要なのかを十分に分析したうえで地道な学習をいかに続けられるかが重要となるという意味と考えています。

この意味でチャンスは広く開かれているので、志ある方にはぜひともチャレンジしていただければと思います。

 

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