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公認会計士合格体験記「私の学習方法」浅野 佳奈さん

働きながら一発合格

はじめに

少しでも私の勉強法がお役に立てればいいなと思い体験記を書きました。公認会計士を目指したきっかけは、仕事の幅を広げたいと思ったのと、20代後半になり30歳になるまでに何かやり遂げたという証が欲しいと思ったからです。

クレアールを選んだ理由

まず、働きながらの学習だったため、通信教育を前提で調べていました。いくつか予備校に行って話を聞きましたが、クレアールは社会人でも合格できるということを謳っていて、実際にスタッフの方に相談した際にも私の仕事のスケジュールや内容を親身に聞いて勉強プランを提案してくださり、これなら私も出来るかもしれないと思い、クレアールで勉強をすることに決めました。また、質問を電話でもメールでも受け付けているところも魅力でした。

学習方法

2019.1~2019.12

私の勉強期間は2年弱でしたが、はじめの1年間はとにかく講義を受けるのと答練をスケジュール通り進めるので必死でした。次の講義が公開されるまでに、次の答練が届くまでにすべて終わらせるというのを目標に学習を進めていたので、テキストを回すということはほとんどできていませんでした。正直この時期はあまり手ごたえがなく、テキストも他の予備校と比べても少ないクレアールの量でさえこなせない私にはこの試験に合格する能力がないのでは、という不安でいっぱいでした。

答練は100点満点中10点、20点などと到底合格には届かない得点ばかりだったのですが、2019年12月の短答式試験は受けてみました。結果は案の定不合格でしたが、過去問もそれまで解いたこともなければ見たこともなかったので、短答式試験を受けてみてやっと試験の傾向や、自分に何が足りないのかがわかりましたし、何より悔しさで次は絶対に合格するといったその後のやる気につながったのでとてもいい機会でした。

2020.1~2020.11

1回目の短答式試験を受けた直後から論文式の問題を見据えて勉強を始めました。1年目は週に15時間程度だった勉強時間を2年目からは倍の30時間に増やし、テキストと問題集をとにかく回す、答練でできなかった箇所を繰り返し解くということを重点的に行いました。また、答練を試験と同じ順番で解く日を月に2日設けていました。

●会計学

計算は色々な問題に手を出すのではなく、間違えた問題を完璧に理解してできるようになるまで何度も解くことを念頭に置いて学習していました。財務会計・管理会計いずれもテキストの例題と問題集、答練の間違えた問題に付箋を貼り、3~4日後にもう一度解き、また3~4日後にもう一度解き、2回連続で正解できたら付箋を剥がす、付箋がなくなるまで続けるということをやっていました。初めは付箋だらけで実力不足を実感し、徐々に付箋の数が少なくなっていくとともに自身の力がついてきているのが視覚的に把握できるので、モチベーション維持にも効果がありました。

また、直前期は、テキストや問題集の計算問題はほとんど答えを覚えてしまっている状態だったので、適用指針に載っている例題を確認していました。適用指針に載っている例題はかなり応用的なものが多かったので実際に解くというよりは流し見程度ですが、たまたま短答式試験の前日にみていた子会社間取引の連結の問題が出たのはラッキーでした。

管理会計は1年目の時はすごく苦手意識があったのですが、計算は問題文を隅々まで読んで問題の指示通り忠実に解くということを心がけると、スムーズに解けるようになり、最後には一番の得意科目になっていました。理論問題は原価計算基準をほとんど丸暗記しました。理論対策ではありましたが、原価計算の考え方を理解することが出来、計算問題にもかなり役に立ちました。

財務会計の理論は、財務諸表論 論文対策講義テキストブックを5回転させ、広い範囲を網羅した後に、会計基準や適用指針をひとつずつ読んで細かい知識を補足していました。テキストで大体の内容を把握しているので、会計基準や適用指針はすっと頭に入ってきました。

●監査論

正確には把握していませんが、テキストを7~8回転はさせたと思います。会計学とは違って問題を解くよりもテキストを読むことに多くの時間を割きました。何度も繰り返し読むことで、細切れだった知識が、徐々に全体像が見えてきて監査の流れを把握することが出来ました。短答式の対策はもちろん、テキストの言い回しを何度も確認することで、そのまま論文式試験の解答でも使えることが多くとても為になったと思います。

●企業法

山本先生が講義で何度も「必ず条文を読んでくださいね。」とおっしゃっていたので、条文を読むことを重点的に意識していました。また、条文のマーカーの引き方についても講義でおっしゃっていて、“ただし”“場合は”などのワードが出てきたら青色、定義はオレンジ、といった方法も実践して条文の理解を深めることが出来ました。また、集中力が切れたときには、佐藤先生の会社法の条文読みをBGMにして散歩をしたりしていました。

論文対策では、佐藤先生の論文対策講義がとても参考になりました。判例などは山本先生の講義を通して頭で理解はしていましたが、それを実際に記述する際の言い回しを習得することが出来ました。また、山本先生が答練解説で句読点の位置、条文の書き方など細かな部分まで解説されていたのも参考になりました。

●経営学

他の科目に比べると圧倒的に勉強時間が少ない科目でした。2回目の短答式試験が終わった後に2週間程度で一気に講義をみて、その後もテキストを数回と、過去問も3年分くらいしか解けませんでした。あまりいい勉強法ではないかもしれませんが、理解するというよりはひたすら計算式を暗記して試験に挑みました。

●租税法

2019年11月の短答式試験が終わった直後から勉強を始めました。はじめて講義を受けたときはさっぱりわからない、特に所得税は全く意味がわからないという状態でしたが、他の科目と同様に何度もテキストを読み、例題を解くことで少しずつ理解することが出来ました。条文は企業法とは違ってとても読みにくかったので、租税法はテキストを中心に勉強をしました。川北先生がガイダンスのときに、「理解するというよりは法律で決まっているものなのでこういうものとして覚えるしかない部分もあります。」とおっしゃっていたので、わからなくてもとりあえず覚えていました。また、ガイダンスでもあったように租税法は部分点で稼ごうと思い、難しそうなところは諦めて、講義で重要論点と言われた章を中心に勉強していました。

最後に

はじめの頃は本当にこれでいいのだろうかと思うこともあるかと思いますが、クレアールの先生方を信じて勉強を進めていれば必ずどこかでぐっと実力が伸びたのを感じる瞬間があります。合格まで導いてくださったクレアールの講師の方々、スタッフのみなさまに感謝いたします。

私は何度も同じ問題を間違えたり、答練の点数がなかなか伸びなかったり、昨日やったことも忘れてしまう自分に苛立ったり、苦しい時期が続きましたが、夏の短答式試験の1ヵ月前頃にやっと70点以上を取れるようになり、その時に今までやってきたことは無駄ではなかったと思うことができました。最後になりますが、耐えて続けていれば必ず実力はついてきますので、皆さんも頑張ってください。応援しています。

 

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