【公認会計士試験合格体験記 働きながら一発合格!】「余計なものには手を出さず、これと決めたテキスト・問題集を繰り返し解く」 小川 翔平さん

小川 翔平さん

  • 働きながら一発合格
目次

公認会計士を志した動機

きっかけは素材メーカーの経理として4年目を迎えた頃です。ちょうど大きなプロジェクトがひと段落し、自分の将来について考える余裕を持てた時、会社に縛られずどこでも生きていけるようになりたいと思うようになりました。仕事で監査対応をすることもあり、公認会計士という職業は身近な存在でしたし、自分が持っているスキルの延長線上にあったので、せっかく会計の世界に足を踏み入れたのなら、この道を極めたいとも思い公認会計士を志しました。

クレアールを選んだ理由

理由は大きく3つあります。1つ目は正直コストの低さに惹かれました。キャッシュバック制度が充実しており、自分の頑張り次第でさらに得が出来るという点も自分のやる気を引き出してくれそうで魅力的でした。2つ目はネット配信に特化していた点です。仕事と両立して勉強することにしていたので、自分の都合に合わせて授業を受けられる環境が必要不可欠でした。他校でもネット配信はありましたが、通学が原則でネットはあくまで補助的な意味合いなケースもありました。3つ目は3年間安心して受験に専念できるトータルセーフティコースがあった点です。初めての会計士試験で、どの程度の勉強量が必要なのか、仕事との兼ね合いで現実的にいつを合格目標に据えるのかなど、勉強を始める段階ではわからないことが沢山ありましたが、3年間という大枠の中でスケジュールを組むことが出来る仕組みが自分には非常に心強かったです。

学習時間の確保

学生や受験に専念されている方に比べれば時間に限りがあったので、まずは安定的に学習時間を確保するよう努めました。平日はなるべく定時で上がって2~3時間、土日は8~10時間(最低5時間以上)を勉強時間として設定しました。

また勉強しない日が出来ないよう少しずつでもいいので毎日勉強する癖をつけるようにしました。

科目別学習法

財務会計論(簿記)

とにかく基礎を固めることを意識していました。やみくもに難しい問題に手を出さずに基本的な例題をとにかく繰り返し説いていました。

財務会計論(理論)

正直あまり好きな科目ではありませんでしたが、論点ごとの基準の変遷をストーリーとして捉えられるようになると理解が深まったように思います。大体の流れを理解することを優先し細かな暗記などは後から覚えていくという方法でした。

管理会計論

管理会計論の計算の出来次第で合否が分かれるような気がしていました(短答でも論文でも前半に出てくるので、ここで出来れば精神的にも余裕が出来るなと)。これも簿記と同じで基礎的な問題を何度も説いていました。またこの科目が一番時間に余裕がないと思ったので、難問に当たった時にすぐに飛ばせるような訓練を答練や模試で行っていました。

監査論

とにかくテキストを何回も読んで大枠を理解することに努めました。全科目の中で一番インプットを重視した科目だったと思います。インプット方法はとにかくテキストを読み、講義を聞き、章ごとに要約をノートにまとめるようにしました。するとテキストよりもさらに薄い自分だけのテキストが出来上がったので、試験前はそれを繰り返し読んでいました。

企業法

法学部出身だったこともあり、一番得意な科目でした。答案構成にはお決まりの型があるので、それに問題文の事象をあてはめ、条文を適用していくだけで、それなりの点数がくると思いますので、このお決まりの型通りに答案を書けるように練習するのが一番重要かと思います。また法律は条文が全てだと思うので、条文を逐一引く癖をつけるといいと思います。

租税法

私は時間も限られていたので、短答試験後にイチから学習を始めました。これも条文を使いこなせるようになることが最重要だと思います。あとはテキストの問題をひたすら繰り返し問いていました。また管理会計と同じく時間が厳しいので難しい問題は飛ばす練習をしていました。

経営学

租税法と同じで短答試験後にイチから学習を始めました。正直一番学習方法を掴むのが難しく、最後はとにかく暗記するようにしていました。それでもそれなりの点数が来たので、ある程度割り切って勉強することも重要かもしれません。

クレアールで良かった点

クレアールを選んだ理由で記載した入学前に感じていたメリットはそのまま当てはまりました。意外と役に立ったのが、お試し受験でも受験料を負担して頂けたので、短答試験の本番をお試しで経験することが出来、雰囲気や当日の流れを実感できた事です。

先生で言えば、簿記の山田先生、企業法の佐藤先生の授業は非常にわかりやすく大変参考になりました。特に佐藤先生の合理的な指導は、やるべきことが明確になりもともと得意だった企業法への自信が更に深まりました。条文読みの講座も非常に役立ちました。

おすすめ勉強法

・試験対策ノートを作る

試験前にはテキストや答練などでよく間違える問題や覚えにくい問題とその答えを一問一答形式でノートにまとめていました。これを繰り返していくと、自分の苦手な分野を網羅的に学習出来る自分専用の最強テキストが出来上がります。直前期は本当にこのノートばかり読んでいました。

限られた学習時間をいかに自分が出来ない、苦手な問題に割くかが非常に重要になります。全員にお勧めしたい勉強法です。

・同じ問題を繰り返し解く

石井先生もおっしゃっていて、その通りだと思ったのですが、とにかく同じ問題を数多く解くようにしていました。基礎を固めるためには、知らない問題を半分正解するより、知っている問題を全正解出来るようになる方が近道です。とにかく余計なものには手を出さず、これと決めたテキスト・問題集を繰り返し解きましょう。

・毎日勉強する

既に書きましたが、少しずつでも毎日必ず勉強するように意識していました。丸一日休んで翌日10時間勉強するよりも、2日連続4時間ずつ勉強する方が長い目で見れば、自然と勉強時間は長くなると思います。休み癖を自分に付けないことが肝心です。

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