伊藤 彰浩さん
宅建士を目指した理由
宅地建物取引士の取得を目指した理由としては、他の業界への転職を検討しているからです。現在、転勤のある仕事に就いておりますが、今後は両親の介護もあることから、ゆくゆくは地元に戻りたいと考えています。そこで、今後のために何か資格を取得しておくことで、有利に転職活動ができると考えました。
今後もさらなるステップアップとして、より難しい資格取得のために、宅建試験合格後、行政書士をクレアールで申し込みました。私はクレアールの講師の方々を信頼しています。
クレアールを選んだ理由
最初は独学で宅建を受験しようと考え書店でテキストを購入したのですが、まったく理解することができなかったこと、どうせ受験するなら1発合格したいとの理由から通信教育を受けることを決意しました。通信教育はたくさんあったのですが、費用が安かった上、合格お祝い金制度があったこと、テキストが2色刷りで見やすかった(重要点が一目でわからないのでフルカラーは苦手)ことからクレアールにしました。
通学スタイルは仕事をしていること、子供がいることから選択肢にはありませんでした。通う時間ももったないと思いますし、Web講義やDVD講義であれば繰り返し視聴できることもメリットだと思っていたからです。
クレアールで学習して
実際に勉強を始めてみると、講義はテンポがよく、語呂合わせもたくさんあって面白く、テキストも見やすかったこと、模試も5回もついており(模試の問題が本試験で複数問出題されていました。)、それらの点がクレアールを選んでよかった点です。
私は3月上旬から勉強を開始しました。まず最初に学習計画を立てましたが、試験日までの日数を講義の回数で割って1回の勉強でどこまでの講義を受ける必要があるのか、過去問題については受講した講義に該当する問題数を1回あたりの勉強のノルマとしました。
子供が生まれたばかりであったこと、仕事もしており、時間が無いなかでしたが、1日2時間弱勉強に充てていました。机に向かえない時間も、家事をしながらや寝室で布団に入ってからなど、とにかく講義の音声を聴いていました。また、朝は15分ほど早く起きて、昨晩に学習した内容を思い出して記憶の定着も心掛けていました。耳から聞く学習は非常に効果があり、電車、車通勤の方であれば、通勤時間に聞くことをお勧めします。
科目別の学習法
宅建業法は比較的簡単に学習を進めることができましたが、権利関係(民法、借地借家法、区分所有法、不動産登記法)、法令上の制限は難しく、正直なところ「挫折しそう」になりました。しかし、とりあえず最後まで講義を聞き、最初からテキストを読み自分なりにノートをまとめたところ、徐々にですが、理解できるようになり、模試でも本試験でも安定して得点することができました。ですので、宅建業法はひたすら問題を解くことが大切と思いますが、権利関係、法令上の制限はノートまとめをし、そのうえで過去問を繰り返し解くのがよい方法かもしれません。
最後に
宅建試験を受験してみて、合格のためにはライバルよりも頭一つ抜きんでる必要があります。ライバルたちも過去問は徹底的に学習してきますので、差をつけるためにも教科書の熟読も大切だと思います。