(一発合格)品川 洋一さん
宅建士を目指した理由
30年勤めていた会社を退職したのをきっかけに、平日休みの仕事を探していたところ、知人から宅建を受けてみたらとアドバイスをもらい、宅建士の資格と過去の傾向を見てみると、不動産業界の仕事の方はもちろんですが学生や他業種の方も受けていて、試験内容も幅広い知識を要求されているため、人気のある国家試験であることを知り、チャレンジすることにしました。
クレアールを選んだ理由
しかしながら、まったくの素人のため独学は難しいと考え、学校選びからスタートしました。幸いなことに住まいが埼玉県であるため、通信コースでも通学コースでも選択肢はたくさんありました。通信コース4社、通学コース2社、通信通学の併用コース2社、計8社で検討しました。
検討内容は、
① 勉強方法(試験日から逆算してのスケジュールや克服する課題などの手順やアドバイス内容)
② 講師(先生との相性は大事だと思うので、話の上手な先生を選びたい)
③ 受験テクニック(試験直前勉強、引っ掛け問題対策、など試験対策が充実している)
④ 質問と回答(講義を聞いただけではわからないと思うし、悩んだらすぐ質問できる仕組みがあれば)
⑤ テキスト(テキストに自分でメモやラインを引きたいので、派手なカラーではなく白黒か3色ぐらい)
⑥ 講義時間(すぐ飽きるし、集中力が続かないので、一回の講義時間が60分以内)
⑦ 費用(やはり、お金は気になりますね。)
各コースの資料を取り寄せたところ、通学コースは校舎の見学もできるということで伺いました。通学コースの特徴は、学校に来て勉強できる環境を作る。強制的に勉強の時間を作る。ことが第一ということでした。また講義以外の時間も自習室の開放や欠席しても代講があったり、WEBで再講義を受けられたりといろいろな仕掛けが用意されていいました。
私は、自分の部屋もパソコンもありますし、コロナになってからWEBミーティングも増えてきていましたので、勉強する環境は確保できたので通学コースよりも通信コースを選ぶことにしました。お金的にも通学コースだと厳しかったのもあります。
次に通信コースの4社を、①―⑦の内容で比較して、勝手に点数をつけ、一番総合点の高かったクレアールの完全合格コースに決めました。
一番良かった点は講師の石川先生でした。お話が上手で、豊富な知識と長年の経験からくる講義は難しい内容も飽きずに勉強できました。また話し方が柔らかく聞きやすかったのも良かったです。あとはメールでの質問がいつでも出来、ほとんど数時間のうちに回答をいただけました。案内には確か2日以内と書いてあったと思います。
学習方法について
勉強方法ですが、最初に一日必ず2時間、確保するように決め、休みの日は4時間、計18時間/週×5か月(23週)=414時間を設定しました。
講義は順調に消化していくのですが、問題を解くとうまくいきませんでした。講義を聞いた後にすぐ演習問題をやるのですが、半分以上間違えます。講義ではわからないところは聞き直して理解したつもりでも問題をやると間違えてしまいます。7月の模擬試験では結構自信があったのに23点/50問でした。どうやら引っ掛け問題がダメなようでした。その後、過去の試験問題をいくつかトライしましたが、26点、28点と散々でした。ここから3週間ぐらいは全くやる気が出ず、毎日決めた時間は机に向かうのですが、宅建の勉強はしないで気になっていた権利関係、特に契約関係についての判例をネットで見たり、YouTubeで詐欺事件のニュースを見たり、していました。結局本試験で権利関係は6点/14問だったので、権利関係に深入りしちゃだめですという先生の言いつけは守ったほうがいいです。
まあこれが気分転換になったのか、さすがに焦ってきたのか、気を取り直して、8月からは、問題集一本に絞り勉強を再開しました。それでも9月に実施した一か月前の直前模試では35点で合格点には届かず、特に宅建業法の単純な間違いが多かったため、その日から3週間は宅建業法の過去問だけに特化しました。
問題見て、解答を見ての繰り返しで、引っ掛けのパターンも含めて覚えることにしました。その結果、宅建業法は19点/20問でした。引っ掛け問題をクリアするのがキーだと思います。
そのほかの法令や税その他に関しては講義を聞いて過去問を解いていけば、そんなに引っ掛け問題はなかったと思います。注意した点は、規格が以下か未満か(以上か超えるか)の違いをあいまいに覚えないことです。
最後に
これから受験される皆さんにとって、学校選びの時はモチベーションも高く楽しい時だと思います。その時の心意気を試験一か月前に思い出せれば、ラストスパートで集中していい結果に結び付けられるのではと思います。
乱文、乱筆でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。