片岡 美子さん
はじめに
「やっと終わった」これが合格を確認したときの正直な気持ちでした。不合格になること3回、4度目の正直での合格でした。
私は週5日のパート勤務ですが、不動産とは全く関係のない職場です。不動産関係の仕事をする予定も今のところありません。そんな私がなぜ宅建士試験を受験することになったのは、ほんの思い付きからでした。
5年前に夫が怪我で1年ほど休職し、自宅療養をしていました。夫が時間を持て余して「何か資格試験でも」ということになり、2か月後に試験がある宅建士試験を選びました。そのとき、興味本位で私も受けてみることにしたのです。
独学での学習方法
知識ゼロから2か月で受験とは、何も知らないからこそできたことですが、やはり二人とも不合格となりました。しかし、点数は運よく30点台だったので、もう少し勉強すれば合格できるだろうという甘い考えを持ってしまいました。
2年目は6月から前年と同じく市販の教材を使って勉強しました。それだけでは不安だったのでネットの動画なども参考に勉強しました。夫は要領の良い人で2回目の試験で合格したのですが、私はやはり不合格。点数は30点台で合格まであと3点でした。
こうなると悔しさが募り、翌年も受験することに。あと少しだけ点数を上乗せすればよいのだから、同じように勉強すれば合格できるだろうと思い、また参考書・問題集を買って独学で勉強しました。しかし結果はまたも不合格です。やはり合格点にわずかに届かない点数でした。
さすがにショックは大きく、自分は宅建の試験には不向きなのだからやめてしまおう、時間の無駄、と自分に言い聞かせ翌年は受験しませんでした。
そうして1年以上宅建から離れていましたが、どうにも「心のもやもや」が晴れません。試験を受けているうちに年齢も60代になり「受けるのなら今しかない」という気持ちに突き動かされて改めて挑戦することを決意しました。
クレアールを選んだ決め手
これまでと同じやり方ではきっとうまくいかないだろうと思い、独学をやめてスクールで勉強することにしました。コストと利便性を考えて通信講座にすることにしましたが、学校の数が多くてなかなか決められません。そんな中でクレアールを選んだ理由は、まず、以前簿記の通信講座を調べたときにクレアールの評判が大変良かったので名前を知っていたことです。
そして決め手になったのはクレアール独自のセーフティコースです。もし不合格でもリーズナブルな価格でもう1年受講できる、ここが私にとって一番の魅力でした。人によっては次で絶対に合格する、という背水の陣で臨む方が良いのかもしれません。でも私はこれまでの経験から「絶対」ということをもう信じられなくなっていたので、それよりも安心して勉強できるこのコースがぴったりだったのです。
クレアールで学習して良かった点
3月から受講を始めて、まず驚いたのは講義のわかりやすさです。今まで独学で何となくわかった気になっていたところやさっぱりわからなかったところが、講師の石川先生の説明で霧が晴れるように理解できるようになっていきました。
もうひとつ良かったのはスケジュール管理がしやすくなったことです。独学のときももちろんスケジュールは組んでいましたが、やはり自分だけではいい加減になる部分があり、そこもスクールの良かった点です。
合格のポイント、独学との違い
独学で合格できなかったのに、なぜ今回合格できたのか、私なりに考えてみました。やはりプロにお任せするのは楽だということ、言い換えると無駄がなく効率的だということがポイントだったと思います。毎日の仕事や家事がありますから、勉強の負担をできるだけ減らし短時間で集中することが大事です。クレアールの指示通りに勉強することで自分で迷ったり悩んだりするロスをなくすことができました。それが合格の一番の理由だったような気がします。
合格したおかげで自分に自信も持つこともでき、これからの人生を前向きに展望できるようになりました。クレアールを選んで本当に良かったと思っています。