(一発合格者)神 亘さん
なぜ宅建士を目指したか
IT企業に勤務して36年、齢50歳を越えて、いつ自分に早期退職の勧奨が来るか分からないと思い、昨年リスキリングの一環で2級ファイナンシャルプランニング技能士を勉強し合格できた際、『不動産』をもっと深く学びたいと思ったのが始まりです。
また、今後のセカンドキャリアにも独占業務のある資格が有効だろうと考えて宅建士を目指しました。
なぜクレアールを選んだか
まずは独学を考えましたが、仕事の合間では計画通りに勉強が進められるとは思えず、ネットで様々な通信講座を比較しました。過年度の受講生合格率、テキストの評判、受講生のフォロー体制、講座価格、Web講義の量、スマホアプリの内容等々、悩みに悩みましたが、決め手は石川先生の『理解なくして合格なし』、『パラレル学習法』という学習コンセプトに共感してクレアールを選びました。
また、質問も無制限で法律知識がない私には良いサービスだと感じました。
クレアールで学習して良かった点
全ての講義が『丸暗記ではなく理解して覚える』という軸がぶれておらず、石川先生が必ず各単元の講義の前に『なぜこの法律が作られたか』『なぜこの規制が必要なのか』をお話いただくため、講義の内容がスムーズに理解でき、記憶の定着に非常に有効でした。
石川先生は「今の宅建士試験は丸暗記では通用しない」とおっしゃるものの、どうしても暗記が必要なところは独
自の語呂合わせをお教えいただき、本試験中も情報を頭から引き出すことにとても役立ちました。
学習を進めていくうえでのポイント、心構え
社会人として仕事をしながら勉強をすることが非常に難しかったですが、とにかく勉強を継続することが重要だと感じました。ただ、世間でいう『合格目安:○○時間必須』は人それぞれ。全くあてになりません。
私は毎日少しでも、過去問や一問一答をこなして、仕事以外の時間は頭を『宅建モード』にしておくように心がけました。試験が1年に一度しかなく長い勉強期間中、いかにモチベーションを持ち続けるかもとても大事になりますので、『自分は絶対に合格する』『来年も同じ勉強はしたくない』と自分に何度も言い聞かせて学習することで、モチベーションが維持できました。
学習スケジュールをどう立てて学習したか
基本的にクレアールからいただいた全体スケジュールに沿って進めましたが、平日はなかなかまとまった時間を取れないので、通勤や空いた時間でスマホアプリのCROSS STUDYで問題を片っ端から解いて、自身の弱点を洗い出し、土日祝は図書館に籠って、石川先生の動画を再視聴して復習し腹落ちした後、次の新規項目を学習する、というルーティーンを繰り返しました。
効果的な学習法
初めてテキストを進める時は石川先生が提唱されるパラレル学習法を行なって、まずは確実に各単元の基本的な知識を習得することに徹し、テキストを一巡した後、改めて徹底的に過去問や模擬試験などを解いて、独特な問題の言い回しにも慣れながら、更に広く深く知識を習得していくことが肝要です。
ただし、ただ問題を解いて正解・不正解だけを確認するのではなく、『なぜこの肢が正しいのか(誤っているのか)』を自身の言葉で説明できるようになるまで、問いの解説文とテキストを何度も往復して、知識を頭にすり込む学習が効果的でした。
実際私は50問の過去問を解いた後、1日かけて一問一肢を読み返し周辺知識を確認し続けたことで、他の初見問題を読んでいる途中に『この問いで何が聞かれるか』の様々なパターンが頭の中から湧いてくる感覚になりました。ちなみにテキストをノートに書き写して覚える手法も行いましたが、全く頭に入っておらず時間の無駄でした。その時間は講義視聴と過去問を解く時間に割いた方が効率的でした。
仕事・家事・育児との両立をどう行ったか
私は単身赴任という、ある意味勉強するには恵まれた環境でしたので、家庭の方は帰省した時にしっかりとケアするようにしました。
仕事面では平日は残業や付き合いもあるので、そこは割り切って机に座って勉強することを諦め、スマホのCROSS STUDYで徹底的に問題を解くことに専念し、休日にまとまった時間を取って学習を進めるという流れで対応しました。
来年度合格を目指す方へのアドバイス
長年他業種で仕事をして、不動産ド素人な五十路のおじさんでも、一発合格できたのですから、石川先生のご指導に沿って、ご自身の合格への強い想いで日々学習を継続すれば、必ず合格できます。
途中、理解が進まず心が折れそうになることがあるかもしれませんが、他の受験生も同じ想いを抱えて学習していますので、自分を信じ自信を持って試験に臨んで下さい。合格をお祈り申し上げます。