(一発合格)M.Tさん
宅建士を目指した理由
私が宅建士資格を取得しようと思った理由は、主に2つあります。まず1つは、一般的な知識として持っておいて損はないと思ったこと、そして2つ目は現在の仕事において、前提知識として度々登場する分野だったからです。
クレアールを選んだ理由
また、元々別の資格でクレアールにお世話になったこともあり、今回の宅建士の講座もクレアールで、と決めておりました。
クレアールの教材(テキスト)は色も2色とシンプルであり、かつ、内容もわかりやすく読みやすかったです。アウトプットの問題の量も適量だったと思います。後半においては、定期的に配信される模試や答練は、すべての問題において切り口を変えた出題の仕方で、直前期の力試しには非常に有意義な内容でした。
私流の勉強の取り組み方
①スケジュールの立て方について
クレアールでは学習のスケジュール表(講義の配信予定表)が配られるので、その配信予定に沿って自分なりに試験日までのスケジュールを立てました(勉強期間は半年でした)。当然、予定通りにはいかないので、週ごとに微調整をし、その時の自分の状況に応じて都度計画の見直しを行いました。仕事が詰まってなかなか勉強に時間を取れない場合は、休日には必ず学習時間を確保し、平日の勉強配分を無理のない内容に変更しました。休日にはまとまった時間を確保できていたので、朝から晩まで勉強しました。計画を立てる上で常に意識していたことは、「計画通りにいくことはない」ということです。このことを念頭に置き、計画に縛られすぎないようにしました。
そして、微調整をこまめに行うことで、計画通りにいかない場合でも大幅にズレないように心掛けました。フルタイムでの仕事との両立は、正直しんどいものがありましたが、昼休憩をうまく利用し、昼休憩に講義を聞いたり、一問一答形式のCROSSSTUDY(クロススタデイ)を利用しました。
②勉強方法について
宅建士の試験は他の法律系資格のような六法全書を隣において、条文をひたすら理解し覚えるというよりは、過去問をひたすら繰り返すことで十分合格点は取れる試験だと思います。相対評価で合格点が変わるこの試験特有の難しさはありますが、基本的な問題を取りこぼさず、取れる問題を確実に積み上げていく事で合格できると思います。
他の教材を併用する方がたまにいらっしゃいますが、クレアールの教材を徹底的に取り組むことで問題の量としては十分だと思います。実際、カリキュラムを徹底的に取り組むと他の教材まで取り組む余裕はありませんでした。
分野別の勉強は、
(イ) 宅建業法はとにもかくにも暗記すること。(繰り返し過去問を解く)数字の入れ違いなどのひっかけ問題が多発する分野なので、きちんと数字を覚えること。
(ロ) 権利関係は、元々別の資格で勉強した経験があり、多少のアドバンテージがありましたが、借地借家法といった定番問題は確実に取れるように過去問を徹底的に取り組みました。
(ハ) 法令上の制限は、正直一番イメージがわかず、苦手としていた分野でした。しかし、この分野も宅建業法と同じように数字がよく出てくるので、きっちり覚えて、頻出テーマは取りこぼさないようにしました。あまり深入りせずに、広く浅く、取り組むことがポイントだと思います。
私生活と勉強の両立について
平日は朝から晩まで仕事がありましたので、無理のない範囲で勉強時間を確保しました。調子がいいときは、朝1時間早く起きて、法令上の制限の1テーマを取り組み、休憩時間の1時間は朝取り組んだテーマのアウトプットを行ったり、よく理解できなかった部分の講義を再度聞きました。
帰宅後は、1時間ほど暗記重視の宅建業法に取り組みました。どんなに忙しくても必ず1問でもいいから問題を解くことで、「勉強離れ」をしないように意識しました。平日に取り組めなかった部分は休日でカバーし、1週間のトータルでスケジュールを考え、うまく調整するように取り組みました。
最後に
諦めたらそこで終わります。また、人間ですので、すぐに忘れます。忘れることを悪と思わず、忘れるものとして、何度も繰り返し取り組むことが大事だと思います。最初は点でも、続けていくうちにやがて線になる時が来ますので、諦めずに取り組み合格をつかんでほしいです。頑張ってください。