合格体験記「クレアールで徹底的な基礎力向上を目指すことが鍵」井筒 哲也さん

井筒 哲也さん

目次

なぜ、宅建士資格を目指したか

 60歳を過ぎた私にとって宅建士資格は受験資格に制限が無く、又もともと民法に興味があり、試験範囲でこの民法が3割程度占めていたので、国家資格として挑戦しがいがあると思ったからです。

なぜ、クレアールを選んだか

 宅建試験の出題範囲を確認したところ、「民法(権利関係)」「宅建業法」「法令上の制限」「税・その他」と相当に範囲が広く、独学では難しいと試験1年前に判断しました。そして働きながらの勉強になるので、まず通信講座に的を絞った中で、クレアールは他校と比べて10の国家資格に限定し、専門分野の先生が多数おられることを伺い、『完全合格パーフェクトコース』を選びました。又、民法には興味があったものの、以降一筋縄では行かないことは当初より承知しており、これを打開する為には専門の先生方のサポートが必ず必要と考えた訳です。これら1年前の調査、自身の判断は今となっては正解であったと感じております。

クレアールで学習して良かった点

 まずは石川先生によるWEBによる講座が大変分かりやすく、初心者に対して、どうしたら理解してもらえるかという先生の趣旨が伝わり、例えば無料のYouTube動画を見ても全く理解できないことが石川先生の説明により、自身の理解力が一歩一歩深まっていくことが実感できました。

 次に充実したテキストは私のバイブルです。民法(権利関係)のテキストは厚さが何と20mmです。幸い興味ある分野でしたが、テキストを受領した時、これを習得するのには最低1年は要することを悟りました。又出題分野の中でも一番重要といわれている宅建業法のテキストは10mm程の厚みでしたが、逆にこれを完全にマスターすれば合格は近いと感じました。他社事例では3ケ月で合格に導くとか、300時間で合格とか各種キャッチフレーズを目にしますが、体験して思うことは、確かに3ケ月でたまたま合格することはあるかとは思いますが、その事に余り意味が無いのではと考えます。私の場合勿論合格は目的の一つでしたが、この分野をまずはきちっと理解したいという主目的がありましので、勉強期間として1年間は費やそうと心に決めました。

 最後に質問/疑問点に対して、分かりやすく回答を頂ける仕組みは、クレアールの特徴です。コースにも拠ると思いますが、質問回数に制限が無い前述のコースを選んで本当に良かったと思っております。WEB講座、テキスト、模試、クロススタディ問題等クレアールに関わる全ての教材の疑問に対し真摯に回答を頂ける仕組みは合格への近道だと思います。私は特に玉村先生には大変お世話になりました。数多くの私の質問のうち、やはり民法分野が圧倒的に多かったように思います。民法は簡単ではありませんが、ひとつひとつ煉瓦を積み重ねるように理解を深めていけば、攻略できます。今年の試験で民法が難しかったと聞いておりますが、私はケアレスミス1問ありましたが12/14で特に難しかったという印象もありませんでした。1年かけてじっくり自分の頭で理解を深めると、全てに応用が効くようになります。この民法は独学では難しいと思いますし、更に怖いのは自身の勝手な法律の解釈です。この分野は物事に対して冷静に判断した際、解釈に矛盾が無いことが鍵になります。私の理解力不足で、玉村先生の回答に対し一度で理解できなく、重ねての質問が度々ありましたが、これらにも真摯に分かりやすく解説して下さり、これらの積み重ねで民法を制覇できたものと考えております。

CROSS STUDY(クロススタディ)について

スマホで一問一答の1000問題以上あるクレアール独自の仕組みですが、これが基礎力向上に大変役立ったと思います。とにかく、通勤、隙間時間にはこれを解く習慣をつけておりました。大事なことは自分の頭で理解できているかであり、正解かどうかでは無いと思います。これらの問題中にある疑問、質問も先の仕組みにより解決できたことは本当の基礎力向上に繋がったと思います。

総合模擬試験問題集、公開模擬試験について

8月から集中してこれらに取り組みましたが、この結果、10月の本試験では少し余裕を持ちながら2時間を費やすことができました。結果として民法12/14、法令上の制限5/8、税・その他3/3、宅建業法19/20、五問免除科目5/5で、自己採点44点でした。宅建攻略法として、難解な民法は置き、宅建業法と法令上の制限を確実に抑えることが重要と話す方々がおられますが、私はそうは思いません。宅建業法は満点を目指すことは否定しませんが、法令上の制限、税・その他で満点を取ることは至難の業と思います。これらは範囲が広いですし、知らないことが出題された時点でアウトとなります。来年以降益々、宅建試験は難しくなってくるでしょうし、この二つの分野も相当難しくなることが予想されます。私は『民法と友達になれ』で、民法から決して逃げないことを信条としました。先にも言いましたが、民法は基礎がしっかりしていれば、如何様にも応用が効くということです。法令上の制限を制覇するより、民法の制覇の方が確実で、安全と考えます。20mmテキスト制覇は自分を裏切りませんし、しっかりと自分のものとする事ができます。

学習を進めていくうえでのポイント、心構え

 1年後には絶対合格するという強い意志とその為には、日々の研鑽に一つひとつ意味があることに納得しながら進めることだと思います。そして1ケ月前、昨日の自分と比較し明らかに成長しているという成長実感を確かめながら勉強を続けるのが良いと思います。

学習スケジュールをどのように立てて、学習を進めたか

 8月から過去問題、模試に専念する為、7月末までには全ての領域を終了することとしました。その為には、前半6月末までに石川先生のWEB講義、CROSS STUDY(クロススタディ)問題4周を終了することとしました。7月の1ヶ月間はそれまでの弱点の補強としました。8月からの過去問、模試も試験当日まで2ヶ月半で3周できました。このように1年計画で行うと焦ることも無く、最終的にクレアールの最終模試では41点でランクAの判定となり、他社模試ではどれも合格圏内を確保しました。

効果的な学習方法

 民法はボリュームがあるので1年通じて取り組み、宅建業法は最初の2ケ月で1周、法令上の制限は3ケ月で1周、税・その他は1ケ月で1周としました。同時に、CROSS STUDY(クロススタディ)問題は最終的に5周行ったと思います。幸い民法は嫌いでなかったのですが、法令上の制限、税・その他は、最後まで苦手で、他人より数を熟せばなんとかなるだろうと取り組みました。法令上の制限では本番でやはり、3問落としましたが、民法でカバーできたと考えております。

仕事との両立をどのように行ったか

 仕事と宅建勉強は完全に切り離すようにしました。仕事中は仕事のことのみとし、切り替えを上手く行うことで、宅建勉強の際はこれに集中できたと考えます。

来年の合格を目指す方へのアドバイス

 今後益々難易度が上がると考えられる中で、私が考えるに、宅建業法は満点を目指し最低でも1、2点の失点で抑える。民法は直ぐにでもスタートし、これも最低10点以上を目指す。法令上の制限、税・その他は数をこなした上で更に知らないことが出題されてしまったら他人も出来ないと思って納得する。つまり、宅建業法は満点が当たり前とし、次に民法をどれだけ余裕を持って本番を迎えられるかが鍵だと思っております。民法に自信が無ければ、今後合格は難しいと思います。その為、独学ではやはり難しいと思っており、クレアールで徹底的な基礎力向上を目指すことが鍵と思っております。そして先に述べた先生方の適格なアドバイス、回答によって結果的に1年前と比べ驚く程の成長に繋がったと捉えております。

8月からの過去問、模試に自信を持って臨むため、実は前半の日々の基礎力向上がとても大切であったと考え、これに対する日々の先生方のご指導が大変役立ちました。

通信教育の有効な活用方法、モチベーションの維持の秘訣、気分転換の方法

 人生で1年間に渡り集中して勉強するという行為は、私は過去殆どありませんでした。自身が決め自身で邁進した経験は、今後の人生に於いて自信に繋がると思います。宅建試験はご存じのように決して易しい試験ではありませんが、日々の研鑽でどうにかなるものであることを実感しております。1年間という長さを思い返してみてください、思った程そんなに長い期間ではありませんし、その後宅建合格というおまけが付いてくれば、逆にこの挑戦は本当に良かったと思えるはずです。

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