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2020年合格体験記「クレアールだけで十分!」 上原 康明さん

上原 康明さん

受験回数:2回(うち、お試し受験1回)

 

なぜ社会保険労務士を目指したか

様々な状況の積み重ねではありますが、端的に言うなら「中年期の危機」かと思います。

私は、大学卒業後すぐに地方公務員として地元へUターン就職しました。以降20年以上に渡り安定的な身分保障の下に市民サービスの最前線に携わらせていただき、やりがいを十分に感じてはきたのですが…

いわゆる中間管理職の立場として様々なマネジメントを担う中で、人材育成やメンタルヘルス対策などの分野における役所の取り組みの遅さに問題意識が芽生えました。また、公務員という身分保障がゆえに、同僚達が給与や社会保障への意識が低いことに危機感を抱きます。そうした意識はその後、自らのキャリアを見つめなおすモチベーションとなり、自らの積み上げたキャリアの偏りが如何ともしがたいことにとてつもない不安感を覚えました。

そんな時に、開業社労士として活躍する友人の話を聞き、「これを目指す!」と決意しました。企業(組織)とそこで働く労働者を取り巻く制度環境を知ることが、当時の自分に必要だと感じたのだと思います。

予備校選びのポイント

社労士を目指すことを決意した時期が4月でした。そのため、その年の受験をお試しとして、翌年の受験で勝負する、という大まかなスケジュール感がありました。一方で、どうせ学ぶなら漏れなく学びたい!という私の性格上、独学よりは通信教育(当方、地方都市在住のため通学環境はありませんでした。)だろう、というイメージもありました。

そんな状況下、インターネットで社労士向け教材を検索していたところ、2回の受験に向け、ステップアップしながら対策できるWチャレンジコースを見つけました。1回目の受験に向けどの程度学べるかは未知数でしたが、翌年の受験に向け本気で取り組むにはこのコースしかない!と決意表明のように申し込んだ記憶があります。

(結局、1年目はテキストをさらっと見た程度で、ほとんどの教材が未履修でしたが…)

クレアールで学習して良かった点

先述のとおり、Wチャレンジコースを申し込みながらも、1年目がお試しとなってしまったことから、2年目の受験に向けた取り組みについて記載します。

「斎藤講師の動画のわかりやすさ」と「テキストの丁寧さ」、これに尽きます。

私の学習方法は「徹底的に繰り返す」学習法です。2回でダメなら3回、3回でダメなら4回。最終的にテキストは7回繰り返しました。(最初3回は過去問も単元ごとに実施)

1回目の学習は、斎藤講師の動画を基に、動画配信のスケジュールに合わせ各科目を順番に学習しました。どの科目も非常にわかりやすく解説いただいたのですが、斎藤講師が随所で制度設計の理由や具体的にあてはめられた状況を加えていただくことで、記憶の定着に非常に役立ったと思います。特に、安衛法の講義などは秀逸でした。受験会場でも斎藤講師の声が降りてきます。

また、2回目(一部は3回目)以降はテキストを繰り返し読みました。逆に言うと、クレアールのテキスト以外は一切読みませんでした。これは合格した今改めて確信しているのですが、クレアールのテキストで全く過不足はありませんでした。また、過去の出題傾向に基づき強調ポイントや解説が付され、色分けや記憶定着を役立てる図解も適量で、読み込むほどに良さが感じられました。

動画と本テキストの品質だけで十分受講料は回収できます。

また、アウトプットを助ける教材としての「答練」も有効でした。改正部分については当然ですが過去問がなく、予想される出題傾向を知る手がかりとなりました。加えて、過去問は繰り返すことでどうしても問題そのものを覚えてしまい、理解度の確認に不安があるのですが、答練により角度を変えた問題に触れることができ、自らの不足している点を補うきっかけとすることができました。

そして、最後の最後で助けられたのが「白書対策講義」です。令和2年度については労一(選択式)が鬼門だったのですが、個別の指標の解説だけでなく、出題傾向や各指標の位置づけにまで踏み込んで講義いただいていたおかげで、合格点を確保することができました。  

ちなみに、一般常識(択一式)においても白書関係問題がズバリ的中であったことも見過ごせないポイントです。

クレアールのカリキュラムで活用しやすかった点など

本テキストのわかりやすさと重要性については先ほど記載したとおりです。これだけで学習して受験に臨んだとしてもかなりの点数が獲得できると思います。

ただ、やはり文字だけのテキストではイメージが膨らみにくいところを助けてくれるのが動画での講義なのですが、私はほとんどの科目・単元で1回ずつしか視聴していません。それくらいわかりやすく印象に残りやすいものであったと言えるかもしれません。

あと、「法改正対策講義」については、やはり頻出項目となりがちの改正ポイントについて、細部まで網羅されたテキストと重点を押さえた講義により、受験の直前期にしっかり回収してくれました。本試験でもかなり役立った印象です。

一方、ハイレベル答練については問題数的にかなりの数量が用意されており、それぞれの学習スタイルに応じ活用可能ですが、私は「アドバンス編」にはあまり手を出さず、「ベーシック編」を繰り返し見直し、周辺論点を繰り返し固める手法を取りました。出題傾向を踏まえて作成されていることから、問題数を増やさなくても受験対策として十分であったと感じています。

その他

優秀な教材を活用したとしても、最後は「本人のやる気」と「記憶」です。

10月、11月はやる気にあふれていて、つい熱が入りがちです。私もそうで、2月頃に多少ガス欠気味になったのを覚えています。

数か月など超短期での合格を目指す方は別ですが、約1年の対策期間を設けて臨む場合は、受験までの全期間に応じた「力点分散計画」が必要かと思います。

また、社労士試験では「数字」を問う問題が多く出ますが、これは結局「覚えているかいないか」でしかありません。直前期は睡眠時間を削ってでも詰め込みに費やしました。

あとは、モチベーションが下がったとき、集中力が欠けた時には、初心の熱量を思い出すようにしていました。

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