池中 正司さん
はじめに
受験回数は、5回です。4回目の受験の際、選択式・択一式ともに自己採点で合格点に達していたことから、合格したと思っていたのですが、合格発表日に自身の受験番号がありませんでした。どうしても信じられなかったので、試験センターに情報開示請求をしました。その結果、選択式問題のマークミスであることが判明しました。見返しの時間も十分ある選択式でのマークミスは痛恨の極みでした。講義の中で斎藤先生がよくおっしゃる「本試験では何が起こるかわからない」ということを実感させられました。
社会保険労務士を志した動機
定年という年齢を意識するようになったとき、在職中に社会人大学院で取得したMBA(経営学修士)に加えて、人事・労務のスペシャリストとして生涯現役として自由に活躍したいとの思いから、社会保険労務士試験を受験しようと思いました。
クレアールを選んだ理由
「いくら知識があっても、問題が解けなければ試験には合格はできない。」このことはどのような試験でも当てはまることだと思います。1回の受験の時は他の通信講座を受講していたのですが自分には合わないと判断し、2回目からは問題演習が豊富なクレアールを選択しました。合格年度の受講コースは、20・21上級スタンダードコース(リフレッシュスタート)でした。
学習時間の確保及び学習ペース
勤務しながらの受験生活でしたので、禁欲生活では、長期間にわたる受験生活は乗り切れないという思いから、夜は、好きな晩酌を楽しみ、できるだけ早く寝て、朝3時30分には起きて平日は、3時間、休日は午前中4時間程度の学習時間を確保しました。
直前期である7月中旬からは、平日の学習時間はそのままで、休日のみ午後も含めて8時間程度の学習時間を確保しました。学習ペースは、クレアールのカリキュラムに沿っていきました。
直前期・超直前期の学習方法
5回の受験を振り返って、この時期の学習方法が試験の合否を決める最も大事な時期と思います。広範な試験範囲の復習や試験までの日数がだんだん少なくなるにつれて、焦りや、不安が押し寄せてきて、何をやったらいいのか正直パニック状態に陥る時期でもあります。
そこで、ある程度割り切って、あれもこれも手を付けず、コンプリーションノートによる確認と申し込み特典で付いてきた「超直前・総仕上げヤマ当て講座」を繰り返し確認するようにしました。
公開模試は、できるだけ多く受けたほうが良いとの思いから、クレアール公開模試、クレアールヤマ当て模試、他社の模試を6回受けました。公開模試を受ける中で、問題に取り組むための注意点を整理して、「合格戦略メモ」を作成し、本試験合格のための戦略とし、本試験の説明時間の直前に確認しました。
具体的には、選択試験対策として、
- ①すぐに選択肢を見ない、
- ②集中する。
- ③マークの確認をする。
択一試験対策として、
- ①時間配分に気を付け、マークの確認時間を確保する。
- ②短い問題文から読み、明らかに〇の肢、×の肢を見つける。
- ③難しい問題に深入りせず、後回しにするということです。
今年の試験を振り返って
試験前日には、今年もダメだったらという不安もよぎりましたが、開き直って、「試験を最大限楽しもう」という気持ちで臨みました。昨年は、「はじめに」でも述べたとおり、痛恨のマークミスがあったので、答案確認の時間も含めて「答案作成時間目安」を決めました。具体的には、選択式試験については、時間的余裕もあるので確実にマークの確認をすること。択一式試験は時間との戦いでもあるので、1科目25分での答案作成、トイレを5分、合わせて180分を目途としました。残り30分でペンディングとした問題やマークの確認を行うこととし、ほぼその通りに実践できました。択一式試験のマークの確認は2回も行うことができました。
その他、服装については、半袖の上に羽織るものを持参しクーラーによる冷え過ぎ対策としました。脳へのエネルギー補給策として、ブドウ糖入りのゼリー及びタブレットのブドウ糖を持参して、ブドウ糖入りゼリーは試験説明開始30分前、タブレットのブドウ糖は試験説明開始10分前に午前、午後とも摂取しました。
最後に
特に有益で活用した講座は、セーフティコースにパッケージされている「答練マスター講義」「ハイレベル答練」、「法改正対策講義」、「白書対策講義」と、申し込み特典で付いてきた「一般常識攻略講義」、「3時間で「安衛法」3点GETセミナー」、「超直前・総仕上げヤマ当て講座」です。優れた問題が結集している答練マスターや厳選された予想問題を本試験形式で実施するハイレベル答練の問題を解き、斎藤先生の講義を視聴するだけで、合格対策は十分だと思います。
また、コンプリーションノートは、内容がコンパクトにまとまっており、直前期・超直前期の学習には絶大な効果を発揮しました。