清水 崇将さん
受験回数:1回
社会保険労務士を志したきっかけ
約4年前になりますが、外部から出向で来た中小企業診断士の有資格者の上司に「なにか資格を取り、会社にとってかけがえのない存在になりなさい。」と社会保険労務士への挑戦を進められたのがきっかけです。しかし、勉強を始めてみたものの、長続きせず挫折し、その後仕事に忙殺されてしまい、しばらく受験からは遠ざかっていました。その後、一念発起し2020年の社労士試験を受験することを決めました。
クレアールを選んだ理由
決まった時間に通学するのが難しそうだと思い、自宅で学習ができる通信教育を選択しました。クレアールさんは他の資格学校に比べ、受講料が安いうえ、2年間で確実に取得できるようなコース設定がされており、資格の取得までを確実にサポートしてくれると考え、選択しました。
学習方法
2019年10月から2020年8月までの10か月間、平日は朝と夜2時間ずつ、休日は6時間から9時間ほど勉強し、合計では約1,000時間ほど勉強したと思います。
10月~3月
Web講義を聞き、チャプターが終わるごとに過去問題集を解くというサイクルで学習を進めました。過去問題集を進めるうえでは、間違った問題にチェックすると同時に、テキストに戻り、自分なりの理解の仕方や考え方などを記入しました。記入するより記憶に残りやすくしました。この時期に細かい論点をすべて理解することは難しいと考え、全体の仕組みを中心に理解するよう意識しました。
4月~7月
出題可能性の高い問題や自分が間違った問題を中心に全ての科目を4周以上解きました。ハイレベル答練は、本番を意識しながら取り組みました。一問一答形式ですべて正解できることに越したことはありませんが、択一式では五肢択一を意識することや相対的に正解を絞り込む練習になりました。どうしてもわからない論点は、単語帳に書き込み、覚えるまで繰り返しました。模擬試験については他の資格学校も含め5回受験しました。
8月
記憶勝負の社労士試験では、直前期でどれだけ詰め込めるかが勝負になると北村先生がおっしゃられていたので、8月に過去問題集を2回転しました。
自分自身の得意・不得意に応じて復習すべき項目をリストアップし、事前に学習すべき内容をスケジューリングしました。8月は本当に一日一日が勝負になります。
ある程度理解が進むと細かい論点が気になってきますが、最終的に本試験で問われるのは”確実な”知識だと考え、過去問題集やハイレベル答練を中心に基礎固めを行いました。
模擬試験について
模擬試験を受けるべき回数は人それぞれかもしれませんが、本試験の時間配分に慣れるという意味がひとつと、模擬試験と同じ論点が本試験で出題された場合、自分だけが分からず救済されない可能性があると考え、できるだけ受験するようにしました。本試験では基礎的な問題を落とすと命取りになるため、復習では正答率が高いのに自分が間違ってしまった問題中心に復習しました。
思うように正答できず落ち込んでしまっても「本番じゃなくてよかった」と考えることで勉強を進めていきました。
本試験を振り返って
本試験直前は漠然とした不安で押しつぶされそうになりますが、自分を信じ今までやってきたことを信じて最後まで努力し続けた人が最後に合格を掴みとれると思います。
本試験会場では自分が一番勉強したから受かるのは自分しかいないと言い聞かせ、メンタルを維持しました。 満腹感は眠気に繋がると考え、本試験の昼食についても、最小限の量を糖分中心に摂取しました。
私の社会保険労務士試験合格の裏には家族のたくさんの協力がありました。時には厳しく、時には優しく10ヶ月の勉強を支えてもらいました。ひとりではきっと挫折していたと思います。この場を借りて最上級の感謝を伝えたいと思います。