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「シニアの挑戦」 S.Mさん

社会保険労務士合格体験記

S.Mさん

受験回数:3回(内、お試し受験1回)

〇はじめに

高齢化が進むなかで、当事者の高齢者が年金・健康保険・税金(相続税を含む)についての理解が不足していると思われる(身近な人達から年金等について聞かれることが少なくない)ので、こういった高齢者のアドバイザーになることで高齢化社会に微力ながらも貢献したいと思い至りFP(AFP取得済)と社会保険労務士の資格を取得することを目標としました。

〇クレアールを選んだ理由

試験問題を読んでも殆ど理解できなかったお試し受験終了後に、実務経験もなく市販の教科書だけでの完全独学だと自分には合格は無理と判断し、WEB講義で評価の高かったクレアールを受講することにしました。

〇独自の勉強法

本格的に勉強を始めた1年目は、北村先生の「非常識合格法」と斎藤先生の講義、岩崎先生の東京勉強会のおかげで、ある程度のレベルに到達することはできました。「無勉層」からのチャレンジでしたが北村先生の著書から効率的な勉強のコツを教わるとともに、斎藤先生の非常にわかりやすい丁寧な講義と答練で短期間である程度のレベルにまで到達することができました。岩崎先生の東京勉強会は初めての本格的な受験勉強であり試行錯誤している中で絶好のペースメーカーとなり非常に有意義でした。特に、岩崎先生からインプット重視の勉強法を伺ったときには「目から鱗」の思いでした。

私の失敗はその時点(たしか7月中旬?)で勉強法を見直さなかったことで、即座にインプット重視に切り替えておけば結果は違ったものになっていたかもしれません。試験直前の2週間にコンプリーションノートの読み込みを行うこととし、当時は相変わらず過去問の回転数にこだわり続けました。そして、直前期に初めてコンプリーションノートの読み込みを実施したのですが、改めて体系的にテキストを読むと急速に理解が深まったのを記憶しています。直前の2週間でコンプリーションノートの読み込みを2回実施しました。

その結果は、僅差で不合格!

勿論、残念な結果ではありましたが、実務経験がないにもかかわらず実質1年目でよくぞオンライン一歩手前まできたものだと自信になりました。その時実感したのが、岩崎先生に教えていただいたインプットの大事さです。私のように基本が理解できていない者がただ過去問を繰り返しても効果はない。それよりも重要なことは基本テキストの読み込みで、それが合格への近道だと痛感しました。

そして、実質2年目に入ると、コンプリーションノートが届く春先までは講義(完全合格テキストも初めて読みました)と過去問、答練を中心にクレアールの予定表通りに取り組みました。その際、問題を解くときは回転数よりも丁寧に解くことに注力しました。エクセルに解答を打ち込みながら間違えると解説を追記し、その際に横断的に整理するものが出てくれば自分流に横断整理をしながら進めました。直前期にはこの書き込みを繰り返し確認しました。

ゴールデンウィーク頃には新しいコンプリーションノートが到着しましたので、それ以降はこれを使ってほぼインプットに専念していました。2年目に入る段階で「コンプリーションノートの読み込みに全てを賭ける」と決めていましたので、全く迷うことなく集中することができました。最終的に読み込みを7回は実施したと思います。勿論、それだけだと理解度が心配になってきますので、答練の2回転目を並行しながら取り組みました。

コンプリーションノートは私のような無勉層にとってもバイブルと呼ぶに相応しい珠玉の書だと思っています。何よりも重要事項の整理の仕方が秀逸だと思います。これがなければ私の合格はありませんでした。

〇独自の本試験解答法

試験が始まってしまえば、ただひたすら問題を解くだけなのですが、私はここでも自己流の方法で取り組みました。苦手な社会保険科目から始め、正誤問題は後の「枝」から逆に読んでいきました。功罪はあるかと思いますが、私には合ったやり方だったように思います。

(普段の勉強でもコンプリーションノートの最後の章から読むことも多々ありました。ついつい疎かになりがちなところこそ大事にしなければならないという思いからです)

また、試験当日の昼休憩は脳を休ませるため会場の大学の中庭でリラックスしていました。高齢者にとっては集中できる時間が限られているように思ったのですが、後述の択一対策と併せて昨年よりは余力をもって試験を終えることができました。

〇シニアの受験勉強

私は受験時には67歳になっていました。若い頃のように無理が利かないシニアにはシニアなりの勉強法があるように思います。

・勉強時間については、仕事をしながらの受験でしたので時間の確保が難しく、休日はとにかく数時間、可能な限り集中しました(といっても若い人に比べれば短いですけど)。体力的に無理が利かないので睡眠不足にならないよう注意するとともに、勉強時間の不足を少しでも補完するために通勤時やウォーキングの際に講義を繰り返し聴くようにしました。

・回転数や皿回しも大事ですけど、私は体力・気力・能力的に割り切らざるをえませんでした。それは2年トータルで勉強時間や回転数を考えればよく、要は基本を丁寧にインプットすることに尽きると自分自身に言い聞かせたのです。

・そのためには、あれこれ手を出さずに教材等を絞り込んで繰り返すことならシニアにもできるはずで愚直に実行しました。限られた時間をいかに効率的に使うかを考えたときの自分なりの解決法でした。

・悩ましかったのが択一式の試験時間「3時間半」です。私にとってはこれだけの時間集中力を維持することは至難の業だったのですが、諦めるわけにもいかず長時間休憩なしで答練を解き続ける訓練を実施しました。最初は短い時間から始めていき3時間越えが何回かできるようになると不思議と自信になりました。

〇最後に

最近社労士試験の傾向が変ってきたようにも思えますが、大事なことは基本がインプットされていれば何も怖くありません。

合格率が6.6%ということは、100人が受験して7人も合格しないということです。他人と同じことをしていては勝ち目はないのかもしれません。北村先生が提唱されている非常識な合格法をベースに自分(シニア)なりの必勝法?を考え楽しみながら挑戦するのも一つの方法だと思います。

繰り返しになりますが、私のような実務経験がなく働きながらの高齢者でも実質2年で合格することも可能です。シニアの皆さん、諦めずに頑張って是非栄冠を勝ち取って下さい。

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