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「生涯現役を目指して」 墳崎 克一さん

社会保険労務士合格体験記

墳崎 克一さん

受験回数:4回

社会保険労務士を志した動機

定年になり第二の仕事として社会保険労務士を目指すことにしました。自分の健康が許す以上生涯現役で活動し、この世に何らかの形で役立ちたいという思いから社会保険労務士という職を選びました。「二度とない人生」ですから、好きなように生きようと。

でも、同時に年金事務所に就職したため、開始1年目は仕事を覚えるのが精一杯で、本格的に始めたのは2年目頃からです。ただ、年金実務に携わりながら学習できたことは仕事、学習双方に相乗効果がありました。
遠回りをして通信講座のクレアールにたどりつきました

クレアール前の独学学習

3回目の受験までは市販のテキストとネット上の「過去問ランド」などを利用し独学。以前、宅建や管理業務主任者に一回で合格していた経験から、当初社労士試験を甘く見ていました。おおむね1,2年頑張れば合格するだろうという見通しは、膨大な学習範囲、選択式の存在を前に崩れ去りました。

3回の受験を経て、このままではいけないという不安感と学習方法についてのマンネリ化感を感じて、同じことを続けても永遠に受からないのではないかという思いを抱きました。選択式、択一式全教科の基準点確保には「ムラなく」「無駄なく」「無理なく」学習することが大切。そこで、学習方法の見直しとして、負担となっていた「スケジュール管理」や「学習内容、範囲の選択」等々すべてを専門家=学校にお任せし、自分は学習にのみ集中できる環境を作ろうという方針をとりました。そう考えると学習に集中できるようになり精神的にもずいぶん楽になりました。

クレアール通信講座を開始

学校選択では、資料、DVD、ユーチューブの視聴等比較検討し、クレアール通信講座を選びました。第一の理由は「安い」。第二の理由は、斎藤先生の穏やかな誠実さのにじみ出た語り口。年齢もやや自分近いせいか(失礼)親近感を感じ心地よく講義を聴くことができました。

「安い」は逆に不安でしたが、受講してみてテキスト、問題集、講義内容いずれも充実した内容で本当に「安い」と感じました。また、教育訓練給付金も受給できる講座でしたので20%が戻ってくるというオマケ付きで大助かりです。

具体的な学習方法

勉強方法について

「送られてくる教材をひたすらこなしていく」、これで必要十分だと思います。私の場合、夜は妻と食事に晩酌が一日の楽しみですので夜は学習時間が取れません。そこで、できるだけ早く寝て、3時頃には起きて朝2時間と土日祝日が学習時間でした。朝学習は脳科学的にも非常に有効なようでお勧めです。特に仕事を持つ受験生は、仕事で疲れた夜よりも、スッキリした朝のほうが効果的でしょう。昼休みの過ごし方も大事です。職場の上の階に図書館があったのでそちらを利用しました。実際は居眠りしていた時間もありましたが、それはそれで疲労回復の時間と割り切っていました。

具体的学習方法は皆さんと変わりないと思います。テキストはわからないとき確認のために調べる程度で、問題中心の学習です。「なぜ?」という問題意識が大事だと思います。まず自力で問題を解き、間違えた問題、たまたま合った問題などを分類チェックし、次回以降にメリハリをつけるように印をつけて付箋を貼ったりしました。講義webは不得意な部分、ストンと頭に入らない部分は何回も何回も繰り返し視聴し、ウォークマンには講義音声の1.5倍速を録音し、毎日の通勤途中はもちろんのこと、ほぼどこへ行くにも持ち歩いていました。「何聴いてんの?」と聞かれたときには、「試験勉強」というのも恥ずかしいので「クラシックだよ」と答えていましたが。

選択式試験対策について

毎回、選択式の労一・社一には悩まされました。出題者の「常識」を疑ってしまうような「非」常識試験だと思いますが、現実にそのような試験である以上受験生としてはともかく通過しなければならない関門です。でもやはり普通に頑張った人が取れる問題にしてほしいものです。

さて、独学の時期は、限られた時間を労一・社一の膨大な試験範囲に時間を割くこともできず、また、どう手を付けてよいかわからないまま、とりあえず過去問と直前対策の本を購入して最低限の準備をしました。でも、準備できたという感触のないまま受験し、案の定、3回とも労一・社一のどちらか一つは基準点に達しませんでした。特に統計問題への対策などはどうすればいいかわからず、私にとって「運」次第のつかみどころのない、いやーな試験。このままいくら頑張っても労一・社一がある以上合格はないのではないかという不安感ばかりが頭をよぎりました。

そこで、4回目に向けては方針転換。択一式同様選択式も、当初から「今年度は通信講座にすべてを任せて、それ以外から出題されたら運を天に任す。」を基本方針としました。つまり、労一・社一についてもweb講義で出された範囲内で勝負をすることと割り切ったため、迷いもなくなり淡々と学習をすすめることができました。「割り切り」が重要だと思います。また、講義のなかで斎藤先生がフッと時々漏らす微妙な「出そうもない」「法改正は最近すぐには出題されない」「ここまでつかんでおけば」などの言葉に微妙に反応し、メリハリをつけた準備ができたことが選択式の克服につながったと思います。

さらに、基本事項の暗記のためカードを活用しました。「わかっていたようで曖昧」「暗記しているようでも不正確」な項目を減らすために、受験雑誌に付属している暗記カードを教科別にリングでまとめ、常に持ち歩き、所かまわず繰返し見ていました。直前期には(お勧めはできませんが)歩きながらも見たりしていました。

択一式試験対策について

今年の択一式は62ページとかなり分量が多く、まともにすべてを読んでいては時間が足りなかったのではないでしょうか。しかし、詳細な分析はしていませんので、あくまで直感ですが、答えとなるべき肢は比較的わかりやすく、難しい長文や怪しい肢に固執さえしなければ答えは得やすかったような問題がいくつかあったような気がします。つまり、自分の土俵というような、自分の基礎知識を信じて解答すれば合格点は確保できたのではないかと。つい、わからない肢に「そうなのかな」と釣られてしまうことがありますが、やはり勝負は基本、自分と講義を信じることだと思います。

模擬試験は受けるべき

会場模擬試験は絶対に受けるべきです。実は、私は去年までは、直前の時間がもったいないと思い受けませんでした。いきなり本番の去年までは、少なからず凡ミス(正答の数を選ぶべきところ誤答の数を選んだり、選んだ肢と違う番号に〇したり、など)もありました。今年は斎藤先生のアドバイスに従い、7月に3回、クレアールのほか2回の会場模擬試験を受けました。そのせいか、本試験は4回目の模擬試験のような感じで落ち着いて緊張感なく受けることができました。凡ミスも少なく時間的に余裕をもって見直す時間も確保できました。会場模擬試験は複数回の受験をおすすめします。

最後に

社労士は試験に受かってからがスタートですから、試験は早く受かるに越したことはないですが、遠回りした時間は決して無駄にはならないと思います。余分にかかった時間は学習をより深めた時間ですし、いつかどこかで生きてくる貴重な人生経験となるはずです。自分を信じて決してあきらめないで来年度の合格を勝ち取ってください。

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