泉 剛仁さん
受験回数:2回(内、お試し受験1回)
受講コース名:一発合格ストレート15カ月セーフティBコース
なぜ社会保険労務士資格を目指したか
人事・労務の仕事に関心があったこと、関心を深めるにあたりせっかくなら目標があった方がいいなと思い、資格取得を目指しました。
なぜクレアールを選んだか
1回目の試験はほとんど勉強せずに受験したのですが、その際に正誤判定を短時間で処理する訓練をこなさないと合格は難しいと感じ、問題演習を中心に学習したいと考えました。各予備校のカリキュラムを比較する中で、過去20年分の問題が掲載された過去問題集は魅力的と思い、クレアールを選びました。また、他社に比べて(オプション講座も含めて)価格が良心的だったことも理由でした。
クレアールで学習して良かった点
教材
過去問題集は20年分を収録してあるので分厚いですが、内容ごとにまとめて掲載されているのと、一問一答形式だったので、知識定着の確認には適していました。また優先して取り組むべき問題とそうでない問題が分けられていたので、まずは優先度の高い問題のみを1回転させる等、メリハリをつけて取り組むことができました。なお、選択式の過去問は一切やりませんでした。
講義
オプションで受講した一般常識対策講座と労働経済攻略講義がとても良かったです。広く浅く、を重視した講義内容だったので、基本テキストや過去問を使うよりも効率的に勉強できると思います。正直、あまり講義を聞いて勉強するのは得意ではないのですが、上記講座だけは音声ダウンロードして、通勤時間なども繰り返し聞くようにしていました。
学習を進める上でのポイント
学習法は人それぞれだと思うので、まずは自分で勉強の進め方を考え、実践することが大切だと思います。他人の学習法を取り入れたり参考にするのは、自分で決めたやり方が上手くいかず、行き詰まってからでいいと思います。
学習スケジュール
9月~翌年3月
カリキュラムに沿って講義を聞き、該当箇所の過去問を解いていました(一般常識を除く)。あわせて、昨年度用の健保・厚年・国年のテキストと過去問が教材についていたので、労働科目と並行して少しずつ取り組んでいました。
4月~5月
学習を一通り終えると、その後どのように勉強すればいいのか全く分からなくなり焦りましたが、答練であまり得点がとれず問題演習だけでは合格は難しいと感じ、テキストの読込みを始めました。
6月~試験当日
一般常識攻略講義が始まったので、まったく手を付けていなかった一般常識対策を毎日のスキマ時間学習に取り入れました。本番当日までは、過去問にはあまり手を付けず、テキスト読込みと市販の予想問題集、クレアールのWebテストや答練の復習を繰り返しました。
効果的な学習方法
当初は問題演習を中心に、と考えていましたが、テキスト読込みを始めてから予想問題集や模試で得点が取れるようになったので、やはりテキストの読込みは合格には必要なのだと思います。ただ、知識が定着していない状態でテキストを読むのは非常に辛いので、まずは過去問で知識のベースを作ることが必要かと思います。また、過去問の解説で重要だと思った事項は都度テキストに書き込んでいたので、テキスト読みの時に周辺知識もあわせて押さえることができました。
一般常識科目について
一般常識科目だけは過去問演習がやりづらかったので、前述の一般常識攻略講義のテキストをひたすら読み込んでいました。講義の中で取り組む法律の優先順位や重要箇所について触れていたので、それを信じてテキスト読みにはメリハリをつけるようにしました。問題演習は答練と予想問題集くらいでしたが、広く浅く取り組むには十分だったと思います。
選択式対策について
結果的にはテキスト読込みが対策になったかと思います。本番の選択式試験では、テキスト読みの感覚そのままに解答することができました。選択式はどこが空欄で出題されるのか考えすぎて不安になりますが、テキスト読みを繰り返していればどこかで必ず引っかかるだろう、と割り切って勉強できていたのも、うまくいった要因だったかもしれません。
最後に
社労士試験は覚える範囲が多いですが、自分や家族の生活に役立つ知識を習得できますし、仕事にすれば非常にやりがいがあると思います。社労士という資格に対する興味・関心を持ち続けることも、モチベーションを維持するうえで大切なことだと思います。