Y.Yさん
受験回数：6回(内お試し1回)
受講コース：上級スタンダードセーフティコース
なぜ社会保険労務士を目指したか
思い出すこと22歳の春のこと。医療機関の事務員として社会人デビューをしました。入職早々に役員の一人と食事をする機会があり、その際にこう言われました。「資格が有ると無しでは人の扱いは大きく変わる。君も何か国家資格を目指しなさい」と。その時はその一言を大して気にも留めませんでした。しばらく働くうちに分かることがあります。医師・看護師などの国家資格保持者とそうでない者との差は顕著であるということです。例をあげるならば給与・待遇面、発言権、もちろん独占業務がある資格ですのでやれることにも大きく差がでます。学業において手を抜いてきたわけではないにも関わらず、資格があるだけでこうも扱いが変わるものなのかと。まるで自分を否定されている気さえしました。居た堪れない気持ちを抱えたときに、ふと入職当時の役員の言葉を思い出し、相談にいきました。その際に教えてもらえたのが社会保険労務士の資格でした。ひとつの目標が決まりました。
予備校選びのポイントとなぜクレアールに決めたのか
重視したのは2点です。
１．費用
出来る限り費用を抑えたかったので受講料が安価なものを探していました。私の受講したコースは受講料の価格の魅力だけでなく受験費用を立て替えてくれたり、合格後の返金処置があったりした点です。
2．実績
実績がない予備校で学ぶのであれば時間の喪失が大きいと考えていました。クレアールは多くの合格者を出している実績や他の国家資格の対策でもサービスを提供しているため間違いのない商品を提供してくるだろうと感じた点です。
学習して良かった点
１．教材について
一切他の参考書に浮気する必要はありません。クレアールから送られてくる過去問集や問題集を解けるようになれば十分に合格ラインに届きます。その問題を解くために必要な知識は、講義を聞いて、論点整理をテキストで行えばしっかり養えます。
２．講師について
斎藤先生、私は当初あなたが苦手でした。画面越しに聞いたこともない難しい話をするので何度テキストをぶん投げたかわかりません。ですが、講義を聞くほどにどんどんと理解が深まっていくのを感じました。気づいたら用語の意味も分からず、まともに読めなかった過去問が解けるようになっていました。今では私の恩師です。斎藤先生、本当にグレートです。先生無くして社労士としての私はいなかったでしょう。この場を借りて、感謝を申し上げます。大変お世話になりました。
効果的な学習方法(科目別の学習方法・選択式の工夫など)
講義を聴き終えた後は、分野別完全過去問題集やハイレベル答練等の問題集をひたすら解いていました。正否よりもその問題の解説文をしっかりと読み込むことで論点の整理と理解をしました。また問題によっては別の事例にも触れて解説してることもあるので1つの問題で複数の知識を吸収することを意識しながら取り組みました
通信教育の有効な活用方法
「授業とは対面であるべき」という考えがありましたので最初は良い印象がありませんでした。ただ、今後も資格勉強をするなら間違いなく通信教育を選びます。寒い時期に無理して布団から出なくて良いのは本当に助かりました。寝落ちしても同じ授業を受け直せるから焦る心配もありません。時間・場所に縛られないというのは継続して学ぶ上で重要だと気付かされました。
資格の取得と他の両立について思うこと
資格の取得を目指した時、仕事の質やプライベートの時間、家族の団らん等の何かしらを犠牲にする必要はない考えます。というのも、私の場合は犠牲になったというよりも、無駄が無くなったと実感したからです。例えば、惰眠を貪る無駄、大して面白くもないテレビ番組を見る無駄、同僚との当たり障りのない会話の無駄などです。勉強をする時間がないということで挑戦を迷っている方、「無駄無駄無駄」に打ち勝つことで両立を実現してみませんか？
最後に
冒頭書いたように私は本試験に5回挑戦しました。理由は選択労一の足切り地獄から抜け出せなかったからです。5回目の今年も例外ではなく、私の力ではとても敵いませんでした。ただ、2021年の試験は神回でした。何故か。労一選択に2点補正が入り、1点でも取れれば足切りを免れることが出来たからです。私の労一の得点は1点。まさに『蜘蛛の糸』でした。これを“運“や”まぐれ“という言葉で表現する方もいますが、合格に間違いないので「勝てばよかろうなのだァァァァッ！！」と私は思うようにしています。
何度も挑戦してくじけそうになっている方もたくさんいると思います。胸を張れなくても、弱くても、不甲斐なくても、歯を食いしばって前を向いてください。心を燃やして足を止めなければきっと報われます。私のように。
