社会保険労務士資格を目指した理由
学生時代から人事労務という仕事に興味がありました。そして、新卒で入社した会社の労働環境に耐えられないと感じたことがいくつかあり、法律を知って労働者の権利を学ぼう、自分を守れるのは自分しかいないんだ、と思ったことがきっかけで、社会保険労務士という資格を知りました。調べれば調べるほど、社会的に立場の弱い労働者を守れる仕事は他にないんじゃないかと思い、自分のように法律を知らない労働者が苦しみ、損をしないような社会(会社)を作っていきたいという想いを胸に、勉強を始めました。
予備校選びのポイント
費用、講師の話し方、テキストの見やすさを重視しました。実は、初年度は費用を一番重視して他校を選んだのですが、講師のトーク力に自分の理解が追いつかず、また、カラフルなテキストもどこが重要か分からず、年金科目が十分理解できないまま1年目の受験を迎えました。その後、2年目以降は、各予備校の講義のサンプル動画やテキストの体裁を見たり、アウトプットに特化しているかどうかを重要視して検討し、お得なセーフティコースがあるクレアールに決めました。
講座の満足ポイント
答練の量が多かったことと、斎藤先生の講義です。
他校で学んだ初年度はアウトプットが不十分だった為、択一が20点台というボロボロの知識量だったのですが、クレアールに変えた2年目、3年目は、過去問、答練マスター講義、ハイレベル答練、CROSS STUDYなど、とにかくアウトプットをすることで、単に暗記した知識ではなく、理解をして蓄えた知識が増えました。
また、過去問以外の答練は、必ず斎藤先生の解説講義がついていたので、テキストや解説を読んでも理解できない部分に対して、斎藤先生の動画でのフォロー(受験生が間違えるポイントや、理由を熟知されている!)があり、先生の駄洒落、クスッと笑えるトークがあり、面白いからこそ記憶に残る講義のおかげで、2年目の択一は40点台にのることができました。斎藤先生に出会っていなければ、絶対に合格できなかったと思います。
印象的なカリキュラム・教材
2つあり、1つは答練マスター講義です。クレアール受講1年目、2年目共に、試験直前期まで一番解きまくったのが答練マスターでした。 自宅では紙ベースで、外出時はCROSS STUDYで解くことができましたし、何度も何度も間違える問題は、齋藤先生の解説動画や、テキストに戻るようにしていました。紙ベースで解ける時は、正誤判断の理由、間違った問題に対してなぜ間違えたのか(覚えていなかっただけか、早とちりか、問題文の読み飛ばしか)なども含めて、答えるようにしていました。 また、何度も繰り返すことで答えを覚えてしまうというデメリットが出てくる為、一枝一枝を丁寧に、選択式を意識して(齋藤先生が何度もおっしゃっていることですが)、どこが論点なのかを常に探しながら解くことを大事にしていました。もう1つはコンプリーションノートです。2回目の受験の際、選択式の基準点割れで不合格となり、2度とこんな悔しい思いはしたくないと思った時に、クレアールで合格した先輩から、【コンプリーションノートをボロボロになるまで丸暗記した】とアドバイスをいただきました。そして、3回目の受験(合格年)直前期は、テキストの情報をコンプリーションノートに書き込みしていき、コンプリーションノートを育て、選択式対策として、目的条文や、重要な数字などはコンプリーションノートで暗記していきました。
苦労を乗り越えたエピソード(仕事との両立など)
社労士の受験を決めてから、家族の介護で精神的に辛いことが多く、まとまった勉強時間を確保することが難しく、また、社労士事務所に勤務している為、職場の繁忙期と試験直前期が重なり、勉強、仕事、体調管理、メンタル維持が大変でした。置かれた状況を大きく変えることはできないので、勉強のルーティーンを決めてしまうことで、しんどい、やりたくないと思う前に、手を動かすようにして最後まで乗り越えられたと思います。勉強については、平日は、朝起きて勉強(机上でしかできないテキスト読み、紙ベースでの答練、過去問)、通勤時間での勉強(目的条文聞き流し、CROSS STUDYでの答練、斎藤先生の解説講義を見る)、土日はクレ勝道場の講義、最短最速勉強会に参加、そして1週間で消化できなかった予定をまとめて終えるようにしていました。ちなみに平日の夜、仕事から帰宅してからは疲労もあり、一切勉強はしませんでした。クレアールの場合は、教材の配送スケジュールが決まっているので、それに遅れないように進めて行かなければ自分が苦しむことになり、とにかく決められたスケジュールを消化することを守ってやっていました。また、北村先生がおっしゃるように、間違えた問題を翌日に解く、週末に解く、1週間で間違えた問題を3回解くこともやっていました。休憩時間には、クレアールの先輩方の合格体験記もたくさん読みました。そして、プライベートでは、趣味や人に会うことも我慢して、snsアプリを削除して、あらゆる時間を勉強に当てました。(元々テレビは見ないのでそこは苦ではありませんでした) 息抜きをした方がいい、息抜き大事だよ、とおっしゃる方もおられますし、人それぞれに合う勉強スタイルがあるとは思います。私の場合は、フルタイムの仕事をし、介護もあり、それ以外の時間を全て勉強に捧げなければ受からない、そんな甘い試験ではない、と思っていたので、ルーティーン化した勉強と、そんな自分の生活スタイルを受け入れてくれた家族や友人のおかげで、乗り越えることができたと思います。それから、合格した年の直前期(お盆休み)には、斎藤先生が2回も夢に出てきてくださり、今年絶対に合格する、と約束をして握手をし、斎藤先生が笑顔で頷いてくださった、そんな夢も見ました。気持ちが一番不安定な直前期に、夢の中で斎藤先生が背中を押してくださったことも合格できた1つのエピソードだと思っています。
今後の展望
現職の社労士事務所でさらに実務を積みながら事務所に貢献させていただくと共に、年明けにまずは兼業という形で、開業登録をする予定です。ここから2~3年ほどかけて、完全独立を目指します。また、社会保険労務士という資格を知るきっかけとなった【長時間労働、ハラスメント、育児介護休業】などの労働問題に強い社会保険労務士を目標に、特定社労士やメンタルヘルスマネジメント検定などの取得を目指します。最後に、齋藤先生をはじめ、講義や勉強会でお世話になったクレアールの先生方、親身になってくださった事務局の皆様、合格体験記を残し、励ましてくださった先輩方、本当にありがとうございました。これからは私が、たくさんの企業、労働者の為になれるよう、恩返ししていきます。



